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No.1509 『真夏の方程式』
No1509 『真夏の方程式』

2013年制作 邦
監督:西谷 弘

≪キャッチコピー≫
『解いてはいけない、
     愛が閉じ込めた謎。』

≪ストーリー≫
きれいな海に面した玻璃ヶ浦で計画されている、海底鉱物資源の開発。その説明会に招待された物理学者・湯川学(福山雅治)は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦(前田吟、風吹ジュン)のおい、恭平と知り合う。次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原の変死体が発見される。図らずも事件に直面した湯川は、旅館廃業を考えていたという川畑夫婦や、夫婦の娘で環境保護活動に奔走する成実(杏)らと塚原の思わぬ因縁を知る。

≪感想≫
先日観た福山雅治主演の劇場版「ガリレオ」シリーズ第二段。
前作のレビューでも書きましたが、原作は人気作・東野圭吾東野圭吾の同名シリーズ。
僕も何作かは読んだ記憶があります。
そしてテレビドラマシリーズがあって、この劇場版が全部で2作品。
テレビシリーズは未見。
実写は劇場版の前作だけの鑑賞。
「ガリレオ」弱者の私。

そんなこんなで本作。

良い映画だった気はするんだけど、何でしょうこの納得いかない感じ。

良かったところ。
ガリレオ博士こと湯川のキャラは良かった。
福山雅治さんがメチャクチャカッコ良いのは言わずもがなですが、ちょっと無機質な男が
少しだけ情を身につけていく過程とかは見ていてグッときたり。
少年との交流とかも見ていて微笑ましかったり。
ただ、湯川が学者の域を超えて刑事のように捜査を進めていくのは少し逸脱しすぎかなとも思ったり・・・。
湯川の魅力は無機質な感じでもあるんだよなぁとも思ったり・・・。
そこら辺は少し葛藤(苦笑)

ここからは納得いかない部分。
そもそものお話がちょっとなぁ・・・。
ここからは大きなネタバレをしつつ。

まず、事の発端である、とある女性の殺人事件。
この殺人事件の犯人が中学生の成美だったんですが、彼女がなんの罪も償わずに
エンディングを迎えてしまうのがまず納得いかない。
いくら衝動的とはいえ・・・。
殺人は殺人でしょうよ・・・。
もちろん、時折、映画とかでもいくら何でもこれはしょうがないよ・・・なんて思ってしまう殺人も
あるんですが、本作のそれはそこまでピンとこなくって。
まだ前作の「容疑者Xの献身」の殺人の方がピンと来たな。
あれは不慮の事故っぽかったですもん。
ちょっとその罪に対しての着地の仕方がちょっと納得いかなかったです。

あと、これが一番、納得いかない、何なら腹が立ったのは湯川と仲良くなる少年、
恭平の扱いについて。
本作で恭平はある意味、殺人の共犯者となってしまいます。
そして、その事を恭平は気づいてしまうのですが、それに対する周りの対応が
ちょっとお粗末すぎやしないかい??って。
まだまだ彼は子供なんだよ。

周りの大人がフォローしてあげないと。
ラストの湯川の対応にもちょっと納得いかないんだよなぁ。
良きお話っぽく見せているけど、なんかちょっと違うんじゃないかい??って。
恐らく、彼にとって今回の事件はトラウマになるぞ!!
わなわなと怒りすら覚えました。

演出についても少し不満が。
これはしょうがないと思うんですが、まずお話がトントン進んでいき過ぎ。
とか。
湯川の推理能力がハンパなさ過ぎ。
とか。
クライマックスの湯川と前田吟演じる夫との取調室での面会シーン。
あそこの別室で杏演じる娘が見ているのもいくらなんでもと思ったり。
ちょっと全体的にツッコミどころ満載でしたよ。

とにもかくにも。
見応えはあったんですが、やっぱりお話に納得いかない部分が強くって。

う〜〜〜ん・・・。
だけど湯川さんにまた会いたいので続編を希望っす!!

≪点数≫
  4点
                                           (18.08.04鑑賞)


こちら原作。
未読です。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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