2018-08-17 Fri

2015年制作 邦
監督:長井 龍雪
≪キャッチコピー≫
『ずっと、ずっと、
伝えたかった。』
≪ストーリー≫
活発な少女だったものの、ある事を話したことで家族がバラバラになった上に、玉子の妖精にしゃべることを封印された成瀬順。そのトラウマが心に突き刺さり、隠れるようにして生きていく。ある日、通っている高校の地域ふれあい交流会の実行委員会のメンバーになり、さらにそこで上演されるミュージカルの主役を務めることに。困惑する順だったが、メンバーの坂上拓実、田崎大樹、仁藤菜月と行動を共にするうち、自分の中の変化に気付きだす。
≪感想≫
アニメ作品。
私とアニメ。
僕的にアニメと言えば大好きピクサー作品とか、
そこまで楽しめていませんがジブリ作品があったり。
実は本作のようなアニメアニメした作品はあまり観たことがないかも。
そんなこんなで。
とある事をきっかけに失語症になってしまった女の子が、
同級生との交流をきっかけに言葉を取り戻していくというお話。
う〜〜〜〜〜ん・・・。
僕的にはちょっと嫌いよりの作品でした。
まず引っかかった部分。
これがもうめちゃくちゃ嫌だった部分なんですが、本作に出てくる
大人がとっても不快な奴らで・・・。
まず主人公成瀬 順の父親。
順が言葉を発せられなくなるのはこの父親の一言がきっかけで。
この一言がまぁ信じられないぐらいひどい一言で。
愛する我が子に発する言葉かね!!
見た目は気の良いお父さんっぽいのに、やっている事はとってもクズで。
100歩譲って浮気は置いておきましょう。
1000歩譲って離婚も置いておきましょう。
けど、我が子に対するあの仕打ちは本当にひどい!!!!
このシーンが冒頭にあったおかげで怒りがワナワナと・・・。
次に順の母親。
これまた順に対する仕打ちが・・・。
こいつらネグレクトかよって思うくらいひどい仕打ちで・・・。
100歩譲って自分が大変なのは分かります。
1000歩譲ってこのお母さんも被害者だというのも分かります。
けど、我が子に対するあの仕打ちはひどい。
う〜〜ん、なんでしょう。
この両親の子供に対する接し方っていくら何でも感があったんですよね。
言葉を発しなくなった我が子に対して、高校生になるまで放置しますかね。
放置だけでなくそれを疎ましく思いますかね。
娘との距離がめちゃくちゃ離れているような気がして。
しかも、それが当然のようで、縮めようともしない。
その感じがリアリティがなさすぎて、逆に腹が立ったんですよね。
この描き方はなんじゃい!!って。
最後に、順たちの担任であるしまっちょ先生。
こいつもなんでしょうかスカした3枚目的な人なんですが、僕からしてみれば
ただのデリカシーのないやつで。
あたかも全部わかっていて、かっこいい風に言っているんですが、結局のところ
問題を解決しているのは子供たちで先生は特になんのアドバイスもないし、
ただ、勝手にひっちゃかめっちゃか決めているだけ。
もう少し、子供達に対してフォローやアドバイスをして欲しかったなぁ。
この人に関しては、まず順に対する対応がこれまた酷いんですよねぇ・・・。
これまたいくら何でもな教師でした。
とまぁ、本作には上記三人の嫌な大人が・・・。
一気に萎えちゃいましたよ。
良かったところもあったんです。
基本的に子供たちは良かった。
主役級の四人は置いといて、それ以外の子達。
名前も分かんないあいつらあのこらにもほんの少しだけスポットをあてていて。
そこが、ちょっと
「あぁ、学校ってこんな感じだったなぁ。」
って。
まぁ、僕は男子校出身なのでちょっと雰囲気は違ったので
「羨ましいなぁ・・・」
も入ったり(苦笑)
この子供たちの成長は観ていてとても清々しかったですよ。
そんなこんなで。
上記の良いところも、上記のダメなところで一気にかき消された本作。
残念無念!!
≪点数≫
4点
(18.06.10鑑賞)

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