2018-05-16 Wed

2016年制作 邦
監督:山口 雄大
≪キャッチコピー≫
『絶対に観ろ!バカヤローッ!!!』
≪ストーリー≫
天竺へと旅をしていた僧侶の玄奘(倉科カナ)は、たまたま寄った家の老夫婦から妖力で悪さをする不良息子・山田太郎(ピエール瀧)の更生を頼まれる。玄奘は、宝珠を駆使し妖力を封印することに成功。さらに、玄奘は力を失った太郎(松山ケンイチ)を引き取り、旅に同行させることに。道中さまざまな騒動を巻き起こす太郎は……。
≪感想≫
本作の原作は漫☆画太郎先生の人気漫画。
この原作はその昔、少年ジャンプで連載されていて、僕もめちゃくちゃハマって
読んでいました。
単行本も集めていたくらい。
もっと言うと、僕の携帯のラインスタンプはこの珍遊記を購入して使っていまして。
唯一、お金を使ってゲットしたのはこのスタンプだけと言うくらい好きな作品。
はっきりいって中身も何もあったもんじゃないんだけど、あのくだらなさと
ギャップが半端ないヘタウマな絵が最高なんですよね。
とにかく大好きな作品です。
そんな大好きな作品がまさかの実写化。
このテイストは実写にすることは到底難しいのではと思いつつ、
楽しみにしておりました。
さてさて。
う〜〜〜ん、悪い意味で予想通りのダメ映画でした・・・。
まずは良かったところ。
主役二人は良かったです。
山田太郎に関しては、正直なところもう少し子供だと良かったのになぁと
思いましたが、それでも松山ケンイチさんは違和感なく楽しく演じられていました。
玄奘を演じた倉科カナさんもまぁ、違和感はなかったかな。
良かった所はこのくらい。
あとは、まぁまぁまぁ。
端的に言うとめちゃくちゃつまらなかったです。
まず、ギャグの一つ一つが笑えなかった。
間の問題なのか視覚的な問題なのか、とにかく面白くなかったんですよね。
原作の世界観に合わせているのはわかるので、怒りがこみ上げることはなかったんですが、
遠い目をしながら鑑賞していましたよ(苦笑)
本作は、お話なんてあってないようなもんだし、ギャグが笑えないとどうしようもないんですよねぇ・・・。
中盤、バトルシーンもあったので、そこも見せようによってはカッコよくいけそうだけど、
それをしてしまうと、ちょっと世界観が崩れてしまうのか、少しお笑いに走っていて。
この手の作品で思い出したのが、チャウ・シンチーの「西遊記~はじまりのはじまり~」とか「カンフー・ハッスル」とか。
あれもギャグテイストをふんだんに盛り込んだ作品なんだけど、魅せる所はしっかりとしていて
観ていてメチャクチャ気持ちが良いんですよね。
あんな感じで作っても良かったのになぁって。
中国っぽい世界観も似ているし。
漫画で読むとすっごい楽しいんですけどねぇ。
この作品は実写ではなくアニメ向けなのかも・・・。
とんでもなく好きな作品なのでアニメ化を希望します!!!!
≪点数≫
3点
(18.02.10鑑賞)
こちら原作。
大好きすぎる・・・。

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