2018-03-19 Mon

2011年制作 米
監督:ジョージ・ノルフィ
≪キャッチコピー≫
『操作された《運命》に、逆らえ。』
≪ストーリー≫
政治家のデヴィッド(マット・デイモン)は、ある日、バレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と恋に落ちる。しかし、突如現れた男たち、“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”によって拉致されてしまうデヴィッド。彼らの目的は、本来愛し合う予定ではなかったデヴィッドとエリースの運命を操作することだった。
≪感想≫
「ボーン・アイデンティティ」シリーズや「オデッセイ」の
マット・デイモン主演作。
ざっくりお話。
政治家のデビッド(マット・デイモン)がある日、運命の人に出会い、
その女性に会うために決められた運命に抗うと言うお話。
スケールはとんでもなく壮大。
だって、僕たち人類の未来は神様のさじ加減で決められていると言う世界。
人類に好き勝手させると少し悪い方向へ行くから、その度に運命調整人(天使)が
細工をして、いい方向へ向かわせる。
つまるところ、世界の行く末はすでに決まっているっつー話で。
ただね・・・。
本作で描かれているのは、ただの恋愛話で・・・。
めちゃくちゃスケールの小さいお話に収まっていて・・・。
肩透かし感が半端ない。
だってさぁ。
もっと面白くできそうな世界観じゃん。
神様が世界の流れを決めているって言う真実を知った男が起こした行動は
ただ、一人の女性を口説くために抗うってなんだかなぁ・・・。
デビッドは大統領になるはずの男だって言われているんですよ。
なんか、この一人の女性のためだけに動くと言う気持ちがピンとこなかったんです。
この女性(エリース)に惹かれる経緯もあまりピンとこなかったんです。
もっと運命的なら、まだ分かるんですが、偶然出会って、少し会話して、
キスをしたら惹かれてしまったみたいな・・・。
むむむ・・・なんだかなぁ。
あと、この運命を動かす調査員的な天使たちも雑すぎて。
そもそも、こいつらは何のためにこういう行動を起こしているんだろうって。
もっと効率よく行動できないもんかね・・・。
それこそ人間はもっと山ほどいるから、デビッドだけのために、ここまで動く必要があるのかね。
結局、この天の人たちも実はそこまで運命を左右することはできないんじゃないかって。
失敗も結構してたし、人間の予想外の行動に右往左往してたし。
天使の中にも勝手に行動する奴も出てたし。
このシステム自体が結構、ダメダメだったりするんですよね。
ここら辺も、観ていて何だかなぁってね。
正直、ちょっとコメディか!?なんて気分に・・・。
楽しそうな世界観もちょこちょこあったんですよ。
例えば、どこでもドア的なものを使って移動する件とか。
そもそも、天使たちの役割ももう少し上手く使えばもっと楽しくなりそうだったのになぁって。
う〜〜〜ん・・・まぁまぁまぁ。
全体的に不完全燃焼な作品でしたとさ。
≪点数≫
5点
(17.12.27鑑賞)

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