2018-02-05 Mon

1982年制作 米/香港
監督:リドリー・スコット
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
植民惑星から4体の人造人間=レプリカントが脱走した。彼らの捕獲を依頼された“ブレードランナー”デッカードは、地球に潜入したレプリカントたちを追うが……。
≪感想≫
SF映画の金字塔とも言える本作。
最近、新作が発表されたと言うこともあって初鑑賞。
本作はSF映画のその後を変えた作品と謳われており、本作の公開前の
SF映画と公開後のSF映画として分類されるくらい。
上映年は1982年で時代設定は2019年の近未来。
この近未来のビジュアルがとってもキマっていて。
それらの映像はのちのSF作品に多大なる影響を与え、その後の
近未来的映画のビジュアルは本作のような、いかにも未来的な世界観になるか、
「マッドマックス」的、退廃した世界観になるかになったんですって。
ふぅ〜〜〜〜ん、なるほどねぇ・・・。
確かに、本作の世界観はどこか観たことのあるような映像だったもんなぁ。
なんかこう、虚無的で切ない世界観とかね。
お話もそうだったんですが、この闇に紛れた映像は何とも切なくさせるんですよねぇ。
絶えず続くどんよりとした夜空にきらびやかなイルミネーション。
そして降り止まない雨。
視覚的には◎。
その時代に、そして映画館で観ていたらさぞかし心に刺さったのではないでしょうか。
ストーリーについて。
レプリカントと言われる人造人間。
人間はレプリカントを使って色々なことに従事させていたが、長い間過ごして行くと、
レプリカントにも感情が。
そのため、反乱分子も生まれてくると言うことで、レプリカントを排除する職業、
ブレードランナー。
そのブレードランナーが数名のレプリカントと戦うっつーお話。
お話だけ読んでいるとわかりやすいんですが、実際は、その淡い世界観も相まって、
複雑でぼんやりとしたお話に感じました。
余韻が半端ない系と言いますか。
例えば、レプリカントたちが生まれるきっかけは??
ブレードランナーが生まれるきっかけは??
この世界では、どう言う法律があって、そう言う社会となっているのか??
反乱分子のレプリカントたち以外の奴らの状況は??
セリフの一つ一つ、行動の一つ一つがぼんやりしていて、少し夢を
見ているような感覚になりました。
世界のルックもそうですが、キャラのルックも幻想的でした。
反乱分子とされるレプリカントの面々。
素晴らしくキャラが立っていてとても素晴らしかったです。
特にボスキャラ的存在のアイツはセリフもそうですが、存在感がまず
半端なかったです。
ちょっと惚れ惚れするほど・・・。
最期もしっとりとカッコよかったですねぇ・・・。
いちいち思うんですが、やっぱこれは上映当時に観ていたら、めちゃくちゃ
衝撃を受けたんじゃないでしょうか。
衝撃を受けると言うか、ぼんやりとひたすら心に残って、何度も観てしまう。
そんな作品になったんじゃないかなぁって。
とても素晴らしい作品でした。
さて、本作の続編となる「ブレードランナー2049」が現在、絶賛上映中。
観に行こっと!!!!
≪点数≫
7点
(17.11.23鑑賞)

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