2017-12-08 Fri

2008年制作 邦
監督:佐藤 嗣麻子
≪キャッチコピー≫
『怪人二十面相は誰だ!?』
≪ストーリー≫
極端な格差社会の架空の都市“帝都”では、富裕層のみを狙い、美術品や骨董品を鮮やかに盗み出す“K-20”こと怪人二十面相が世間を騒がせていた。ある日、サーカスの曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、財閥令嬢・葉子(松たか子)と名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結納の儀に潜入して写真を撮ってくる依頼を引き受ける。
≪感想≫
江戸川乱歩原作の「名探偵 明智小五郎」シリーズ。
それを北村 想がリブートして発刊。
それを映画化した本作。
僕と「怪人二十面相」。
僕は子どもの頃、このシリーズをめちゃくちゃ読んでおりまして。
図書館から借りてきては読みふけっていました。
この明智小五郎と怪人二十面相の知力を活かしたバトルがとても楽しくってね。
しかも、そこまで誰も不幸にならない感じもとても良くって。
本当に好きなシリーズでした。
さてさて。
本作について。
う〜〜ん・・・ちょっとなぁ・・・。
まず、キャラ設定があまり好きじゃないかも。
怪人二十面相。
こいつが、結構危険思想の持ち主で。
日本を兵器でぶっ壊す的な考えを持っていて。
原作の二十面相は、人を直接的に傷つける事はなかったような。
もっと紳士的なやつだったような。
本作では、あまりにも悪くってちょっと違和感アリアリで乗れなかったんですよね。
そこはちょっとなぁ。
明智小五郎もスマートさが足りないように感じました。
ふと思ったんですが、結局、明智も二十面相だったと言うオチだったんですよね。
これもちょっとなぁって。
明智は明智。
二十面相は二十面相。
そこの戦いが見たいのにそりゃないぜって。
それは置いといて、本作の主役である平吉。
演じたのは金城武さん。
金城武さんの芝居ってすっごいふわっとしていると言うか、締まりがないと言うか。
なんでしょうねぇ、言い方がとっても悪いですが、へたっぴに見えるんですよね。
日本語があっていないのかなぁ・・・。
とにかくダサく見えたんです。
とほほ・・・。
以前観た、金城武の作品「捜査官X」は好きなんだけどなぁ。
ストーリーや演出もツッコミどころ満載。
一個一個挙げたらキリがないくらい。
全体的に小学生ぐらいの子供向けの作風に仕上がっていたので、
そこは引っかかってもしょうがないってところなのかな。
もちろん、良かったところもありました。
僕的には、平吉が修行でパルクールアクションを駆使するところ。
恐らくスタントマンがやっているのでしょうが、ピョンピョンサッサと飛び跳ねながら
繰り広げられる移動術は、見ていて気持ちよかったです。
・・・このぐらいかな(苦笑)
とにもかくにも。
原作が大好きな僕に取っては満足できなかった本作。
別物と考えても満足できなかった本作。
子どもの頃に観ておけば、まだ楽しめたのかな。
≪点数≫
4点
(17.10.08鑑賞)
こちら原作本。
むむむ・・・。

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