2017-11-09 Thu

2016年制作 米/スペイン
監督:カルレス・トレンス
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
動物保護センター勤務のセス(ドミニク・モナハン)は、同級生のホリーを見掛け声をかけるが冷たくあしらわれ、SNSで彼女のことを調べ上げて執拗(しつよう)に追い回す。その後セスは帰宅した彼女をさらい、自分が働く動物保護センター地下のおりに監禁する。下着1枚でとらわれたホリーの姿を見て、飼い主気分に浸るセスだったが……。
≪感想≫
先日、「エミリー 悪夢のベビーシッター」を勧めてくれた、
職場の方よりまたもやヘンテコな作品を紹介。
今回の作品も、ジャケットでもなんだかB級感が漂う、サスペンス作品。
内容は、ストーカー男が久しぶりに会った高校時代の後輩女性を
拉致監禁するっつーお話。
うーーーん、同僚の方はどうしてこれを鑑賞しようと思ったのでしょうか(笑)
この方と映画のお話をする際は、なかなか僕の目の届かない作品を
鑑賞しているのでとっても新鮮です。
さてさて。
冒頭、見るからにオタク気質なもやし男のセスがヒロインのホリーに出会い、
付きまとっていく過程が描かれる。
これがまぁ、気持ち悪くって。
言動もそうだし思考もそう。
とにかく身勝手な考え方でホリーの思いはお構いなし。
ちょっと不快になりました。
僕も見た目的にはこのセスのようなもやし君なので、日頃の行動には
気をつけなくちゃなぁと自分に照らし合わせてみたりして(苦笑)
そんなこんなで、セスの気持ち悪い行動に辟易しだしたころ。
新たな展開が!!
ホリーが監禁されてセスと会話をしていくうちに新たな真実が明らかにされます。
思いっきりネタバレしちゃいますが、実はホリーの方もサイコパスで
連続殺人犯だったんです。
それを知っているセスが、止めようとして監禁したっつーカラクリ。
この事実が、明らかになったとき、観ているこっちは
「おっと!!なんだこの展開!!」
なんてググイと引きつけられてしまいました。
ただねぇ・・・。
そっからが、ちょっと中途半端。
そこからホリーがセスを操りだすのですが、これまでの言動、行動と
イマイチマッチしていなくって、ピンと来なかったなと。
セスもあっさり、ホリーの言うことを聞きはじめるしさ。
クライマックスまでの疾走感は良かったのですが、
無理やり終わりにしようとしていないかいってね。
終わり方も、まぁ嫌いじゃないんですが、物足りなかったかな。
演出について。
R15作品なのでグロテスクシーンはたくさんありました。
セスの同僚のおデブガードマンを殺す件とか、その死体を保護している
犬に与えて処理をする件とか。
ホリーが、自分の彼氏を寝取った親友に対する制裁もエグかったな。
ここら辺は、一定の見応えがありましたね。
総括。
なんだかんだで、楽しめた部分もあった本作。
ストーリー的にもう少しヒネリを加えても良かったかな。
もうひと押しの作品でした!!
さて、同僚は次にどんな作品を紹介してくれるのでしょうか。
ワックワクです。
≪点数≫
5点
(17.09.12鑑賞)

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