2017-10-09 Mon

2015年制作 米
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
≪キャッチコピー≫
『復讐の先に、何があるのか。』
≪ストーリー≫
アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死(ひんし)の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。
≪感想≫
「ゼロ・グラビティ」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作。
主演はレオナルド・ディカプリオ。
レオ様は本作でアカデミー主演男優賞を受賞したみたい。
もっと言うと、本作は監督賞と撮影賞も受賞。
ノミネートで言えば12部門もされたんですって。
すっごいですねぇ・・・。
さてさて。
圧倒的映像美。
あぁ・・・やっぱり本作は映画館で観るべき作品でした・・・。
大自然での撮影でアカデミー撮影賞まで受賞した本作。
テーマも生と孤独を描いた作品なので、この映し出される自然が圧倒的なんですよね。
そういや「ゼロ・グラビティ」も圧倒的な宇宙を描き出していましたが、本作では、それの
地球版みたいな。
とにかく素晴らしい景色、そして恐ろしくなる景色でした。
「ゼロ・グラビティ」でもそうだったんですが、宇宙こわいよぉ的な。
本作では自然こわいよぉ・・・みたいな(苦笑)
そして何と言っても、本作の白眉的シーンが。
それは熊とのバトルシーン。
これがまたリアリティたっぷりでめっちゃくちゃ迫力があったんです。
あの無敵感。
文字通り、野獣感。
そして、ディカプリオの事も別に仕留めるまでもない的な、あの動物的な行動も
ありえそうで怖かったです。
本当に熊の恐ろしさ、動物の恐ろしさが存分に描かれたシーンでした。
序盤のグラス達がアリカラ族に襲撃されるシーンも凄かったな。
長回しで緊迫感溢れるシーン。
これまた撮影賞を受賞した所以なのでしょう。
とんでもなく素晴らしかったです。
グラスの人間力について。
この生への執着、渇望、生命力がとてつもない。
熊に襲われても人間に襲われても自然に襲われても決して死ぬことのない強靭な精神力。
正直、いくら何でも感は否めませんが、それでも凄かったです。
サバイバル能力もえげつなかったし。
寒さ対策のために死んだ馬の体内に潜り込むシーンや、火薬を怪我した場所に擦り付け、
火を点けて雑菌するシーンとか気持ち悪かったり痛々しかったりもしましたが、めちゃくちゃ
かっこよかったですよ。
最後のフィッツジェラルドとのバトルも良かったですね。
決してキレが良いわけはもなく文字通り泥臭くって生々しい
肉弾戦がたまらなかったです。
最後の締め方が少しピンとこなかったですが、まぁあれはあれで良いのかなと。
兎にも角にも。
とんでもなく映像が素晴らしいと言う印象の本作。
ストーリー的にも映像的にも、やっぱり本作は映画館で観てこそでしょう!!
くぅ〜〜〜〜・・・もったいないない。
とりあえずは満足させてもらいましたよ。
オススメです。
おっとそうそう。
本作は何と実話を基に作られた作品なんですって!!
へぇ〜・へぇ〜・へぇ〜。
本当かなぁ。
純度何%くらいなのかなぁ。
興味あるなぁ。
≪点数≫
8点
(17.08.16鑑賞)

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