2017-08-31 Thu

2014年制作 米
監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル
≪キャッチコピー≫
『“それ”は ずっとずっと憑いてくる』
≪ストーリー≫
ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイ(マイカ・モンロー)だったが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をする。それは性行為をすることで、ほかの者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手にうつすことができるというものだった。さらに、その相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるという。信じられないジェイだったが……。
≪感想≫
ホラー映画。
謎の何かに追いかけられるという現象。
その「何か」は人間の形をしていて変幻自在で捕まったら殺されてしまうというルール。
速度はノロノロゾンビ並みなんだけど、どこへ逃げても「何か」は向かってくる。
それから逃れるためには他人と性行為をして移さなければいけない。
なるほど、見たことのない設定でフレッシュなホラー作品でした。
この「何か」は最後まで正体を明かさなかったんですが、この設定がなかなか怖くって。
徐々に近づいてくる感じとか、とても不気味で、拳銃で撃ったり、椅子で殴りかかっても、
当たっている感覚や視覚はあるのに全然ものともしない。
ただただ、不気味に近づいてくる。
ぞぞぞ・・・・って。
あと、本作ってちょっと映像もとても綺麗だったんですよね。
街並みや景色もガチャガチャしていなくて澄んでいるというか。
そこがまた、本作の世界観とマッチしていたのかなと。
さてさて。
気になるのが、つまるところ、この「何か」は一体何だったんだと。
一つ思ったのが、病気のメタファーか?なんて思ったりもしたんだけど・・・。
鑑賞後、いろいろ調べてみると、どうやら監督がその説は違うって
言ってしまったんだってさ。
なるほどねぇ・・・残念。
じゃあ、なんなんでしょう。
終わりかたもスッキリしないといえばスッキリしなかったし。
終わり方と言えば、あのあと彼女たちはどうなったのかな。
僕的には、あのヘナチョコ野郎のポールがすっごい好きだったので、
幸せになってほしいなぁと強く感じたり。
ヘナチョコポール目線で観ると、ちょっとこう、青春映画っぽさもあったかな。
好きな子がなかなか振り向いてくれないあのもどかしさが何ともね。
そう考えると。
ホラーと青春が上手い具合に融合された本作。
怖くって甘酸っぱい良作でしたとさ。
≪点数≫
6点
(17.06.28鑑賞)

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