2017-08-24 Thu

2015年制作 米
監督:ジョエル・エドガートン
≪キャッチコピー≫
『何度も届く、恐怖(ギフト)。』
≪ストーリー≫
転居先で幸せな生活を送っている夫婦サイモン(ジェイソン・ベイトマン)とロビン(レベッカ・ホール)の前に、サイモンの高校時代の同級生だというゴード(ジョエル・エドガートン)が現れる。再会を祝いゴードは1本のワインをプレゼントし、その後もたびたび二人を訪ねては贈り物をし続ける。次第にその内容がエスカレートしていき、二人が違和感を抱くようになると、周囲で異変が生じ……。
≪感想≫※ネタバレふんだんにあり
なるほど、ぞぞぞとこわぁい復讐劇に仕上がっておりました。
オチを書いてしまうと、カリフォルニアに引っ越してきた夫婦が
偶然、旦那の方の昔の友人と出くわす。
実はその友人が旦那によって人生を狂わせれていて、復讐を受けるっつーお話。
大オチは流石に書きませんが、色々と復讐を受けるこの夫がこれまた
すっご嫌な奴なんですよね。
だから、結構、復讐者を同情的に見ていたり。
だって、この夫。
昔のことなんて1ミリも反省していないし、むしろ、今もその上っ面の性格は
変わってもいない。
奥さんもよくこんなやつと結婚したなぁなんて・・・。
反省するチャンスだっていくらでもあろうに。
ここまで憎たらしいやつもなかなかいないんじゃあ。
だから大オチを知った瞬間、奥さんは完全なる被害者なので、なんとも申し訳ないですが、
旦那の方には
「やっぱりバチが当たったんじゃい!!」
なんて思ったり。
とにかく、いじめはいかん!!
無意識だったのなら気づいた時に謝るべし!!
少なくとも自分がやったことは受け入れ反省すべし!!
なんて強く思いましたよ。
演出について。
この謎々しい雰囲気。
テーマ的にも漫画版の「オールド・ボーイ」を思い出したり。
あと、以前観た謎の訪問者を描いた「ザ・ゲスト」とか。
どちらも良作です。
あと、ところどころの細かい伏線というか、物語のヒントが
結構、ちりばめられていて。
しかもそれが、僕的にいい感じにわかりやすかったので、
よかったなと。
もちろん、それもあってか大オチには途中で気づいてしまって、
そこまで驚きませんでした・・・。
それでも、ぞぞぞっと身震いしましたが(苦笑)
とにもかくにも。
ストーリー、演出ともに一定のクオリティの保った本作。
満足の1作に仕上がっておりました!!
≪点数≫
7点
(17.06.18鑑賞)

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