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No.1338 『インサイダーズ/内部者たち』
No1338 『インサイダーズ/内部者たち』

2015年制作 韓
監督:ウ・ミンホ

≪キャッチコピー≫
『――最後に笑うのは誰だ』

≪ストーリー≫
大統領選を控え、ミレ自動車のオ会長(キム・ホンパ)は与党新正党のチャン・ピル(イ・ギョンヨン)に大金を投じて政治をも牛耳ろうと画策していた。裏でその糸を引いていたのは祖国日報主幹のイ・ガンヒ(ペク・ユンシク)だ。ある日、彼の裏の仕事を請け負っていたアン・サング(イ・ビョンホン)に、極秘の裏金ファイルを回収するよう指示が下る。

≪感想≫
ひっさしぶりの韓国映画。

しかもドロッドロ、バッキバキのバイオレンス作品。

韓国の腐敗した政治社会を描いた本作。
大手企業の会長、大統領になるであろう政治家、新聞記者、この極悪3羽ガラスが
メチャクチャ悪くって。

無敵感溢れる策略の数々。
権力だけでなく暴力も兼ね備えていて。
終盤まで、どんな事をやられても、決して追い詰められる事なく、
粛々と出る杭を潰していく。

これがもう、いやらしくてすっごい嫌いでした。
あの、夜の会合も卑猥で気持ち悪かったぁ。
えげつなくってどす黒くって、こいつら絶対に不幸になっちまえ!!なんて強く思いましたもん。

とにかく悪代官レベルの高い奴ら。

こいつらが最後の最後で・・・。

やっつけられるのはやっぱりスッキリしました!!

ただねぇ・・・。
このやっつけ方が、ちょっとあっさりしていたかなと。
正直、これまでの事を考えるともっと痛めつけて欲しかったんですよね。
もちろん、全てを失ってこれ以上の事の転落はないと言えるのですが、
もう少し後悔を味あわせるようなやっつけ方をして欲しかったなと。

やっつける側の男たち。
ゴロツキと呼ばれるならず者。
演じたのはイ・ビョンホン。
これがまた渋くってカッコ良かったんですよねぇ・・・。
中盤に喧嘩シーンがあったんですが、決してスマートとは言えない戦い方。
泥臭くって逆にイケていましたよ。

検事のウ・ジャンフン。
こいつは正義の男で、決してオットコ前ではありませんでしたが、その愚直な感じと、
前に挙げた悪党どものクズッぷりもあって応援したくなりました。

ストーリーについて。

政治家たちの汚職を描いた本作。
あまりの悪さにいくらなんでも感がありましたが、実際にあったりするのかな。
劇中でこの国は腐っているんだ的なお話がありましたが、本当なのかなぁ・・・。
あと、韓国ってコネや繋がりを大事にしますよね。
だいぶ前に観た「悪いやつら」を思い出したり・・・。
あの作品も親族の繋がりで裏社会をのし上がったりしてたもんな。
地元の先輩後輩的な部分も大切に思っていたし。
日本にも少なからずあるのでしょうが、そこまで色濃くないような。

バイオレンス描写について。
相変わらずの韓国バイオレンス印。
手をノコギリでグリグリと切りつけるシーンはイタタタタ・・・。
他にもブロックで後頭部をグシャッとか。
手斧でこれまた手首をブシャッとか。
目を背けたくなるほどの痛々しいシーンばっかり。

これぞ韓国映画ですよね!!

総括。
少し長尺でしたが楽しめた本作。
カタルシス度合いは低かったですがスカッとしましたよ!!
悪よ滅びろ!!!!!

≪点数≫
  6点
                                           (17.04.23鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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