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No.1330 『英国王のスピーチ』
No1330 『英国王のスピーチ』

2010年制作 英/オーストラリア
監督:トム・フーパー

≪キャッチコピー≫
『英国史上、
もっとも内気な王。』

≪ストーリー≫
幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……。

≪感想≫
実話に基づいたお話。

吃音に悩まされた英国王が、専門家や家族の支えでそれを
克服するというストーリー。

万人受けしそうな良作映画。

本作は2010年度年アカデミー作品賞を受賞したそうです。

なるほどねぇ・・・。

さてさて。

努力や友情、家族の支え、史実。
安定のストーリー展開にうんうんと唸りながらの鑑賞。
特にジョージとライオネルの特訓シーン。
ジョージとライオネルがぶつかりながらも許しあうシーン。
クライマックスの二人きりのスピーチシーン。
しっかりと積み上げられた物語が最後に覚醒するあの感じ。

視覚的にはバッキバキのアクションではなく語りという落ち着いたテーマなのに
この高揚感。

アクションを観た感じと似ていてとても良くってね。

演出が巧みだったのかな。

例えば、ヒトラーの演説シーンも差し込まれていて。

これは、実際の映像を流しているんですが、このスピーチがとんでもなく
迫力があって、それを見るドイツ軍隊の統率された感じとか、
とっても凄くって。
言葉の力の大きさをここでガツンと見せてくれた事で、
ジョージが行う事の大きさを再認識。

そして、それは戦争に直結している事も再認識。

クライマックスのカタルシスに繋がる訳です。

本当に良くできているなぁと。

吃音について。
僕の姪っ子も吃音に悩まされている時期があって。
今は完全に治ったのですが、本作を観ていると、吃音は精神的な
部分の原因が大きいのでしょうか。
本作では、子供の頃の虐待やいじめによるものが大きかったのですが、
例えば、急激な環境の変化などにもよることもあるのでしょう。
それだけに、やはり心の成長、そこに焦点をあてた本作の作風は
とても見ごたえがあったのかなって。

総括。
先にも書きましたが、万人受けしそうな本作。
キャストも素晴らしく、主演のコリン・ファースは本作でアカデミー主演男優賞を
受賞されました。

ライオネル役のジェフリー・ラッシュも素晴らしかったし、王妃役の
ヘレナ・ボナム・カーターも良かった。

いろんなところで見ごたえのある良作に仕上がっていました。
一見の価値ありです!!

≪点数≫
  7点
                                           (17.03.26鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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