2017-02-24 Fri

2015年制作 米
監督:アラン・テイラー
≪キャッチコピー≫
『遂にアイツが帰ってくる!』
≪ストーリー≫
2029年、ロサンゼルスでは人類抵抗軍が人工知能による機械軍との戦いに終止符を打とうとしていた。1997年、機械軍による核ミサイルで30億人もの命が奪われた“審判の日”以来の悲願がかなうときが目前に迫る。一方機械軍は、抵抗軍のリーダーであり、驚異的な力を持つ予言者ことジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)を生んだ母サラ・コナーを亡き者にすべく、1984年にターミネーターを送り込み……。
≪感想≫
「ターミネーター」シリーズ第5弾。
現時点では本作が最新作。
本作は巷では1・2作目に続く真の3作目と謳われている作品で。
なるほど納得。
1・2を意識した作品に仕上がっておりました。
序盤は1作目と同じような状況。
未来から若々しいターミネーター登場。
なんと、若き日のシュワちゃんが!!
構成もセリフも殆ど一緒で見た目も同じ。
ただし・・・。
ここから、おじさんシュワちゃんが登場して青年シュワちゃんをとっちめる。
少しずつ少しずつ、1・2作目から変わっていく展開に思わずドキドキ。
そして、次は未来からカイル・リース登場。
このシーンも1作目とほとんど同じ構成。
ただし・・・。
ここから、イ・ビョンホン演じる2作目の敵T-1000が登場。
またもやこれまで観てきた「ターミネーター」とは違っていて。
スンゴイ、楽しく観る事ができました!!
ただね・・。
ちょっとだけ物足りなかったのは、T-1000の怖さ。
2作目のあの不気味さが伝わってこなかったんですよねぇ・・・。
俳優のせいなのか演出のせいなのか。
怖さも殆どなかったし・・・。
そこは残念でした。
キャラクターについて。
本シリーズはシュワちゃんが主役なのでそのカッコよさは安定のクオリティ。
ただ、前作ぐらいからちょっと人間よりなっているんですよね。
本作でも少し感情みたいなものが見え隠れして、2作目の感じが薄れていて。
もう少しメカメカしているシュワちゃんが好きです。
ただ、やっぱりあのブス笑顔には笑っちゃいましたけどね。
そして、ヒロインのサラ・コナー。
僕的にはこれまでのリンダ・ハミルトンより本作のエミリア・クラークが好きだなぁ。
少し、リンダ・ハミルトンに寄せているのか面影もあったしね。
ちょっと、「ワイルド・スピード」のミシェル・ロドリゲスにも似ていたし。
カッコいいし美人だし言う事ないっす!!
性格的にも、以前までの壊れた感じではなくって逞しさを前面に出していて、
少しだけ弱さも見え隠れするキャラがルックとも相まって◎。
素敵なヒロインでした。
未来からサラを救いに来るカイル・リース。
彼は、サラとは逆に1作目の方がカッコ良かったです。
本作のカイルはちょっと二枚目マッチョ感があって少し鼻についたかな。
1作目と違って自分がジョンの父親である事を理解するのも、ちょっとなぁって。
何も知らないままサラを助けるのがカッコいいのになって。
演じた俳優さん(ジェイ・コートニー)も初見だったので特に、という感じです。
と思ったら、ジェイ・コートニーは以前鑑賞した「スーサイド・スクワッド」の
キャプテン・ブーメランなんですって。
全然、見た目が違うじゃん!!!!
ありゃりゃ。
ジョン・コナー。
彼が一番、本シリーズで変貌を遂げたのではないでしょうか。
2作目では美少年。
3作目ではへっぽこ男。
4作目で逞しい戦士になり、本作ではついにターミネーターに(苦笑)!!
かわいそう過ぎる(苦笑)。
しかも本作でジョンを演じたのはジェイソン・クラーク。
なんだ、この悪そうな顔は!!
いかにも悪党っぽいフェイスである意味ハマリ役でした。
ストーリーについてはタイムパラドックス物なので、続けば続く程、矛盾点は生じるし。
正直、訳が分からなくなってきて思考が停止した場面もちらほら(苦笑)
一応、お話はまだ続くのかな。
そもそも、シュワちゃんがなぜ過去に送られてきたのか分かんないまま・・・だったよね??
この調子でいくと、サラの両親のお話でもできるし、その先代、またその
先代を殺せば・・・なんて事も考えられる。
こりゃもう、一生続ける事ができるんじゃん(笑)
とにもかくにも。
これまでシリーズを観てきて、改めて2作目が素晴らしかったと思える今日この頃。
私的順番は2作目>1作目=5作目>3作目>4作目。
といったところでしょうか。
次回作・・・楽しみに待っておりますよ!!!!
≪点数≫
7点
(16.12.01鑑賞)

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