2017-02-20 Mon

2003年制作 米
監督:ジョナサン・モストウ
≪キャッチコピー≫
『恐れるな。未来は変えられる。』
≪ストーリー≫
コンピュータ“スカイネット”が支配する未来社会から送り込まれたT-1000の襲撃を、T-800の身を挺した活躍で乗り切ったジョン・コナー。それから10年、“審判の日”は回避されたかに思われ、彼は新たな人生の目的を見つけようと放浪の旅を続けていた。そんなある日、突如として新たな刺客“T-X”が送り込まれてくる。女性のボディを有しT-1000をはるかに上回る性能を持つT-Xは、“リスト”にある人間たちを次々に抹殺し始めた。再びマシーンとの戦いに身を投じるジョン。そんな時、彼の前にあのT-800と同じ形状のターミネーターが姿を現わした…。
≪感想≫
「ターミネーター」シリーズ第三弾。
前作が大傑作だった本シリーズ。
実は私、ここからは未見の領域。
巷の話題では、本作は駄作との噂もちらほら。
ワクワクしながら鑑賞させてもらい間ました。
・・・うん、噂に違わぬダメ作品だ!!
ダメだったところ。
キャラがイマイチだった。
本作の主役は大人になったジョン・コナー。
昔、あんなに修羅場を潜り抜けて精神的にタフになったはずなのに、てんでダメダメな奴に。
冒頭、自殺をしようとする始末。
いくらなんでもダメダメ過ぎるでしょ。
最後の最後まで、そこまでの成長も見られなかったしね。
ヒロインである、ケイトもイマイチでしたね。
前作までの戦うヒロイン、サラ・コナーが本作では登場せず。
それならその役目をケイトがしてくれればと期待しましたが、ただ、ワーキャー騒ぐだけの
女性に仕上がっていて、ちと、げんなり。
もったいないですね。
その代わりか、敵キャラであるT-Xが女性モデルに仕上がっていました。
ただねぇ・・・そのT-Xもイマイチ魅力がなかったんですよね。
1作目で言うとシュワちゃん。
前作で言うとT-1000。
あのぐらいの不気味さ怖さが無かったんです。
確かに無敵感がハンパなくって、強さ的には歴代最強だったんですが、見せ場もないせいか、
物足りなかったんですよね。
ここも残念無念。
そしてそして。
本シリーズの実質の主役であるアーノルド・シュワルツェネッガー。
カッコ良さは相変わらずだったんですが、少し、前作のキャラと変わっていたかなと。
少しお喋りが過ぎるというか、人間に近づいて行き過ぎ感がね。
あの感情の無い感じがカッコ良かったのになぁ・・・。
なんでしょう、本作のシュワちゃんは、前作からの続きではなくリセットされていたので、
どうしても前作と比べて物足りなさを感じてしまいましたよ。
次に、物語の着地がちょっとなぁ・・・。
クライマックス。
結局のところ、ジョンたちは「審判の日」を止める事ができなかった訳で・・・。
それでは、前作の意味は何だったんだと。
未来は変える事ができないのかと。
どうしても腑に落ちないんですよねぇ・・・。
まぁ、次回作に繋がるのでしょうが、こんなストーリー、観たくなかったです!!
とまぁ、全体的にダメダメだった本作。
アクションだけは前作よりも凄くて、カーチェイスなんてえげつないほど
ドッカンバッカンやってくれていましたよ。
監督さんもジェームズ・キャメロンから変わっていたみたいですね。
大人の事情ってやつなのかしら・・・。
次回作はどうなるのでしょう。
さらにテンションが下がる事のないようお願いしやす!!
≪点数≫
4点
(16.11.27鑑賞)

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