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No.1284 『ヒメアノ~ル』
No1284 『ヒメアノ~ル』

2015年制作 邦
監督:吉田 恵輔

≪キャッチコピー≫
『めんどくさいから殺していい?』

≪ストーリー≫
普通の生活に焦燥感を抱くビル清掃会社のパートタイマー岡田(濱田岳)は、同僚からカフェの店員ユカ(佐津川愛美)との恋の橋渡し役を頼まれる。彼女が働くカフェへと足を運んだ岡田は、高校時代の同級生・森田(森田剛)と再会。ユカから森田につけ狙われ、ストーキングに悩まされていると相談された岡田は、森田がかつていじめられていたことを思い出し、不安になるが……。

≪感想≫
古谷実原作漫画の実写版。

私と古谷実。
僕はこの古谷実先生のデビュー作「行け!稲中卓球部」が大好きでありまして。
ギャグマンガなんですがとにかく面白い!!
僕は漫画は山ほど読んできていますが、自分で集めてまで読んでいる作品は少なくって。
その少ない作品の中の一つが「行け!稲中卓球部」なんです。
声を出して笑いながら読む作品は本作が初めて。
とにかく大大大好きな作品。
その古谷先生は、その後似たようなギャグテイストの作品「僕といっしょ」「グリーンヒル」を書いた後、
方向転換をして「ヒミズ」という何ともダークな作品を書きました。
そこからは、これまでのギャグテイストを薄めてバイオレンス、闇を描いた作品に繋がっていて。
本作である「ヒメアノ~ル」もそう。

実は最後までは読んでいないのですが、とにかくエグイという印象を受けたのを覚えています。

そんなこんなで映画版の本作について。

ず・ず・ずーーーーん・・・。
重たくってバイオレンス色濃いめの作品に仕上がっておりました。

良かった所。
キャスティングとキャラクターのマッチがハンパなかった!!
まずは、サイコキラー森田。
こいつのサイコキャラっぷりがとんでもない!!
思考を停止して、めんどくさくなったらとりあえず犯して殺して。
「無」の状態からの暴力はとんでもなくえげつなく、目を背けたくなりましたよ。
岡田くんと初めての会話のシーン。
整合性の取れない会話の連続。
嘘をつきまくっているんだけど、何事もないかのごとく温度も変わることなくしゃべり続けるあの感じ。
本当にゾッとしました。
初登場でこのキャラを描かれてしまったら、もうコイツの狂気から目が離せなくなったというか。
魅力こそ感じませんが、こいつのこのサイコっぷりには本当にシビれあがりました。
演じたのは、V6の森田剛くん。
これがまた、激ハマリですっごい怖いの!!
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、普段のテレビでの姿を見ていてもこの怖さの匂いは
少し感じ取れるんですよね。
この人、本当に何を考えているんだろうって。
良い意味でシブくって陰のある男性なんだけど、悪い意味で少しサイコの香りも
漂っているというか。
本当にこの森田と言うキャラは恐ろしかったです。
他にも主役の岡田君のキャラも良かったですね。
演じたのが濱田岳くんというのも見事なキャスティングだったと思います。
自分にも当てはまりそうなキャラクターで、森田君への贖罪、想いを語るシーンは
心が痛くなりましたよ。
ヒロインのユカちゃんも素敵でした。
男性の夢を具現化させたような子でねぇ・・・。
そしてそして・・・。
僕的ツボは森田君の職場の先輩である安藤さん。
演じたのはムロツヨシさん。
正直、僕的にこのムロツヨシさんが演じるキャラってちょっと苦手だったりもしたんですよね。
例えば先日観た「HK 変態仮面」のキャラとかもそう。
思いっきり笑わせにかかっている所に圧を感じて逆に笑えないというか。
ただ、本作の安藤さんに関しては、その笑わせにかかっている演技が逆にプラスに働いていて。
愛すべき純朴キャラというか、一歩間違えばこいつもストーカー候補だぞと思いながら、
ニヤニヤしながら鑑賞していました。

キャラの充実と同時に演出も素晴らしかった。
本作、バイオレンス描写がいききっていたのも良かった要因の一つ。
本作では、森田が殺人をドンドン犯していくんですが、その一つ一つの殺し方、見せ方がえぐかったんですよね。
包丁を使ってブッサブッサと刺していくんですが、普通のアクション映画なら綺麗に見せがちなんだけど、
本作の殺し方は生々しい。
手をギューーーっと握りながらシーンシーンを鑑賞していました。
クライマックスの刺した一般人を車で轢くところもエグかったなぁ・・・。

序盤はギャグ的シーンも多くってのんびりほのぼのと鑑賞していたのも束の間。
森田が出てくるシーンはとにかく不穏。
そして、森田がついに岡田に近づいてきた瞬間に、タイトルがドンっと出てくる。
そこから方向転換で不穏なサスペンステイストに。
そこら辺の演出もとても巧みですねぇと。

終盤にかけての森田のいききり方は本当に不気味で恐ろしくて目が離せませんでした。

とんでもなくえげつない作品。
万人には勧めませんが、バイオレンスが好きな方、サスペンスが好きな方、
あとはV6の森田君ファン以外の方(苦笑)、おススメです!!

≪点数≫
  8点
                                           (16.11.19鑑賞)


こちら原作漫画。
途中まで読んだ・・・ような。


こちら「行け!稲中卓球部」。
我が青春のバイブル。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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