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No.1271 『ストレイト・アウタ・コンプトン』
No1271 『ストレイト・アウタ・コンプトン』

2015年制作 米
監督:F・ゲイリー・グレイ

≪キャッチコピー≫
『言葉で世界をぶっ壊す。』

≪ストーリー≫
1986年、カリフォルニアのコンプトン。アメリカ屈指の犯罪多発地域として知られる同地に暮らす、アイス・キューブ(オシェア・ジャクソン・Jr)、ドクター・ドレー(コーリー・ホーキンズ)ら5人の若者はヒップホップグループN.W.A.を結成する。危険と隣り合わせで、先の見えない毎日を強いられている不満や怒りをビートとリリックに乗せて吐き出す彼らのサウンドは、瞬く間に絶大な人気と支持を集める。しかし、名声を得た彼らに社会からの偏見や仲間の裏切りといった苦難が降り掛かる。

≪感想≫
実在したヒップホップグループ「N.W.A.」の伝記映画。

私、その世界、ジャンルの事は良く分からないのですが。

事前に少し調べましたところ、この「N.W.A」というグループはとても人気があり、その時代を象徴するほどの
伝説的ヒップホップグループだったようです。
1980年代後半、まだまだ黒人差別が蔓延るコンプトン地区で、彼らは、ギャングスタラップを唄い、
社会現象にまで発展させる。
彼らの作った歌はFBIにまで目を付けられる事にまでなったんですって。

確かに作品の中では、黒人の彼らが警察に不当な対応をされているシーンが数々ありました。
ただそこにいるだけで、職務質問され、うつ伏せにさせられ、暴言を吐かれる。
これが日常的にあったと思うと、やっぱり腹立たしいですね。
今もそうですが時折この手のニュースは絶えることなく流れています。
この迫害されている姿を見ると何ともやるせない気持ちになりますね。

そんな悔しい気持ちを持った彼らがヒップホップで社会に、警察に反抗していく。
これがまたカッコいいんですよね。

ギャングスタラップってそんなに知らなくって、怖くて野蛮なイメージだったんですが、
彼らは抑圧されてその反骨精神から歌や詩を生みだしていたんですね。

中盤の、ライブで警察に反抗して「Fuck the police」を唄ったところなんてシビれました。
その後、本当に警察に捕まっちゃうんですから。
これが本当にあった事なんですよね。
凄いっす。

メンバーについて。
僕的には、やっぱりアイスキューブがカッコ良かったな。
アイスキューブと言えば、今は俳優さんで「21ジャンプストリート」シリーズにも出ていました。
彼が「N.W.A」のリリックを書いていたようで。
こんなにも才能あふれる方だったんですね。
これまた凄いっす。
そして、このアイスキューブを演じたのが、実の息子であるオシェア・ジャクソン・Jr。
そりゃ、似ている訳だ(笑)
その他のメンバーも写真を見せてもらいましたが、それぞれがとても似ていました。

彼らが成功していき、その彼らを分裂することにさせたのが、やはり「金」。
以前、観た同様の映画「ジャージー・ボーイズ」を思い出したり。
本作、下町のギャングスタあがりの男たちや街並みを描いているせいもあって、周りの奴らが
やっぱり小賢しい悪党だったりもするんですよね。
ドラッグ、暴力、女、なんでもありのチンピラども。
これがまたすげぇ怖かったりもしたんです。

中盤からドクター・ドレと組んで会社を立ち上げるシュグ・ナイトという男。
こいつがまた裏社会の悪いやつ感がハンパなくって。
調べてみると、コイツ、いま、殺人罪で起訴されているみたい。
いやはや・・・。

とにかく、美談風に描いていますが、彼らもならず者には変わりないんですよね。

ただ、やっぱりライブシーンや、内に秘めた怒りみたいな感情を唄にしているのは
とてもカッコ良かったしシビれました。

良作の青春音楽映画でした!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (16.10.16鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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