fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.1268 『スーサイド・スクワッド』
No1268 『スーサイド・スクワッド』

2016年制作 米
監督:デヴィッド・エアー

≪キャッチコピー≫
『世界はこいつらに託されてしまった!』

≪ストーリー≫
世界崩壊の危機が到来。政府は、最強のスナイパーであるデッドショット(ウィル・スミス)や、ジョーカー(ジャレッド・レトー)に夢中のハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)ら、服役中の悪党たちによる特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成する。命令に背いた者、任務に失敗した者には、自爆装置が作動するという状況で、寄せ集めの悪党たちが戦いに挑む。

≪感想≫
アメコミ映画2大巨頭のマーヴェルとDC。

今回はDCコミックス最新作。

DCと言えばバットマンやスーパーマンシリーズですね。
先日「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」を鑑賞しましたが、本作は
起こっている世界は一緒なので、時系列的にはその後のお話と言ったところでしょうか。

スーパーマンなどの超人や異星人が今後、地球の敵となった場合にどうするのかと
考えた政府は、極悪犯罪者たちを集めて「決死部隊(スーサイド・スクワッド)」を結成するというお話。

実は私、本作がプロモーションが始まった時からすっごい楽しみにしていたんです。
お話的にもメチャクチャ面白そうだし、色んな悪いやつらが集まってどんなお祭りをしてくれるんだろうって。
マーヴェルシリーズで言うと「アベンジャーズ」的なお祭りや「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」的なお祭り。
どれもこれも最高の作品だったので、否が応にも期待値は高まっている訳で。
しかも本作は本作で今まで観てきたキャラクター、例えばバットマンやジョーカーが出てきてくれるとなると
そりゃ期待もしますわな。

そんなこんなで、勇んで映画館へと足を運んできました。

結論から言うと、期待値を大きく下回った作品でしたよ・・・。

キャラクターについて。
うーーーーん、味のあるキャラクター祭りなのになんでしょう、このノレない感じ。
沢山出てくるのはとても嬉しいのですが、やっぱりキャラの描き込みが足りないのかな。
「アベンジャーズ」のようにそれぞれの単体作品があっての本作だったら良かったのに。
少しずつはそれぞれの葛藤や性格を描いているのですが、やっぱり物足りなさは否めません。
好感持てるキャラクターばかりだったのになぁ。
ウィル・スミス演じるデッドショット。
凄腕スナイパーで風貌も少し以前観た「デッドプール」に似ていて最高でした。
ガンアクションもカッコ良かったし腕前も抜群!!
火を操る男、ディアブロ。
めちゃくちゃ無敵感ハンパない能力。
他のメンバーに比べるとちょっと卑怯なくらい強い(苦笑)
彼については一言。
あの終わらせ方は無い!!
ネタバレになりますが、僕は最後、復活すると思ったんです。
それくらいあっさりフェードアウトしていたので。
それが、あのまま戻ってこないなんて。
すっごいぞんざいに扱われている感じでとても可哀そうでしたよ。
ワニ人間のキラー・クロック。
見た目もいかつくって思いっきりイロモノ担当。
うーーん、まぁまぁまぁ。
ブーメラン使いのキャプテン・ブーメラン(そのまんま(笑))
彼はコメディ・リリーフ担当でしょうか。
活躍もあまりせず、何となくいたって感じかな(苦笑)
日本刀使いのカタナ。
彼女も良かったですね!!
欲を言うともっと彼女のアクション(殺陣)を見てみたかったかな。
少しだけでしたがキレもあったし、カッコ良かったんだよなぁ・・・。
そしてそして。
恐らく本作を観てこれだけは満場一致の意見だと思う、最高のキャラクター。
イカれた精神科医、ハーレイ・クイン。
見た目、言動、行動、とにかくキュートでしたね。
彼女だけで1つ作品が作れるんじゃないでしょうか。
めちゃくちゃ素敵キャラでした。
ただ、欲を言えばもう少しサイコなキャラでも良かったかな。
途中、終盤にかけて、序盤のサイコな感じが薄れていたように感じたので・・・。
そこはちょっともったいないない。
そもそもなんですが、これはあまり考えたくないんですが、彼女は
何故、この集団に選ばれたのでしょう(苦笑)
だって、能力的に突出している訳でもないし、性格もサイコなので
扱いにも難しそうですし・・・。
まぁ、可愛いから許しますが(笑)
敵になる魔女のエンチャントレス。
彼女は出てきた瞬間、「こいつは無敵じゃん」なんて思ったら、案の定、
敵になってしまいました。
味方として活躍して欲しかったな。
あとは、どの立ち位置になるのでしょう。
バットマンでも登場のジョーカー。
正直な話、彼は別にいなくても良かった程度の扱い(苦笑)
ルックやキャラ的には魅力的なのにすっごい可哀そうな役どころでしたよ。

とまぁ、こんなにキャラが多いんだからそりゃ描き込み不足にも陥るわけだ・・・。
キャラが多いのは嬉しいんだけど、なんだかなぁとね。

アクション・演出について。
本作に期待していたのがキャラクターの充実とあとは何と言ってもアクション。
それぞれがどういう戦いでバッタバッタと活躍してくれるのか。
そんな高い期待を持ったものの・・・。
うーーーーん、やっぱり物足りない・・・。
それぞれ突出した武器や能力があるにも関わらずそれを活かしきれていない。
というか描き切れていない。
せめてド派手にドッカンバッカンやってほしいのにイマイチ盛り上がりも
しなかったなと言った印象。
ラスボスとのバトルもなんだかノリきれない。
とってもチープに感じてしまったんですよね。
もっと、祭り感を出してほしかったなぁ。
マーヴェル映画はとんでもなくカッコ良くってキマッているのになぁ・・・。
残念無念。

ストーリーについて。
ブツ切り感がハンパなかったです。
先に挙げたお祭り映画もストーリーに齟齬がない訳ではないんです。
ただ、それを補って余りあるほどの勢いやアクションがあったから全然気にならない。
ただし、本作はそれも物足りないので、どうしてもストーリーやキャラの行動、
言動が気になってしまう。
なんで、彼らはめちゃくちゃ仲良くなっているの・・・とか。
そもそも、彼らって悪人っぽくないよなぁ・・・とか。
政府の方がよっぽど悪人で鬼畜じゃん・・・とか。
気になりだしたら止まらない。
こちらもちょっと残念でした。

全体的にダメダメな本作。
良い所や好きなキャラもたくさんいただけに残念。
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」も期待値を上回りませんでしたが、
本作に関しては、さらに期待していたのでショックはこちらの方がデカいかな。
今後もどんどん続いていくであろうDCコミックシリーズ。
変わらず楽しみだけど、もっと頑張ってくれ!!!!!

あっと、そうそう。
本作でメチャクチャ良かったのが、タイトルロールとエンドロール。
あのカラフルなデザインはとってもカッコ良かったですよ!!
それで、さらに期待値が上がったもんなぁ。

≪点数≫
  6点
                                           (16.10.02鑑賞)
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!
スポンサーサイト





映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する