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No.1245 『タチャ イカサマ師』
No1245 『タチャ イカサマ師』

2006年制作 韓
監督:チェ・ドンフン

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
勤勉なゴニ(チョ・スンウ)は工場でまじめに働いていたが、花札賭博に参加して3年間貯めたお金を一瞬にしてすってしまう。プロの博徒たちによるイカサマの被害に遭った事実を知ったゴニは、伝説の賭博の達人ピョン(ペク・ユンシク)に弟子入りをし、イカサマ賭博の仕掛け人マダム・チョン(キム・ヘス)と出会うが……。

≪感想≫
賭け花札のイカサマ師のお話。

良かった所。
キャラクター、キャストが魅力的でした。
主役のゴニ。
演じたのはチョ・スンウ。
決してハンサム君ではないのですが、少し色気があって魅力的。
キャラ的にも凄腕なんだけど精神的にはまだ未熟な若者感があって良かったです。
ゴニの相棒、コ。
演じたのはユ・ヘジン。
どこかで見た事あるなと思ったら、最近観た「ベテラン」でアホボンを必死で守っていた男だ!!
こいつは何と言ってもまず顔が良いですよね。
これまたハンサム君ではなくどちらかというとブサイク君。
軽々しいキャラクターと相まって、こちらも魅力的なポジションでした。
ゴニの師匠のピョン・ギョンチャン。
ゴニとのやりとりを見ていると、昔のジャッキー・チェン映画(カンフー系)の師弟がおりなす、
イチャイチャ感を思い出したり。
見ていて微笑ましかったです。
そして僕的メガヒットは、やっぱりキム・ユンソク演じたボスキャラのアグィ。
以前観た「ファイ 悪魔に育てられた少年」「哀しき獣」等々。
この人の狂気感は相変わらずとてつもないです。
大好きな俳優さんです。

さてさて。
ここからは悪かった所。
これは、自分のせいでもあるんですが、まずは名札賭博のルールが分からない。
二枚の持ち札を掛け合わせて
「3点!!」とか「8点!!」とか勝負をしているんですが、イマイチピンとこない。
点数が上の人が勝ちなのは分かるんですが、どの札が何点などの説明が一切ないので
緊張感がまるでなくって。
本作って、全体的に勝負事の描写がとてもあっさりしているんです。
ルールを説明するのが大変なので、そこに重きを置いていないんでしょうが、こちとら見たいのは
勝負の中での緊張感だったりするので、すっごい淡白な作品に感じましたよ。

ストーリーが粗挽き。
調べてみると本作って原作は人気漫画らしいですね。
しかも結構長く続いているのかな。
どおりで、展開が早くって物語がブツ切りだと思いましたよ。
物語の展開が本当に早いのでキャラの心情変化に全然ついていけない。
例えば、ゴニの師匠であるギョンチャンは、なぜ、ゴニに目をつけたのか。
例えば、中盤、ゴニの彼女になるファランが出てくるのですが、なぜ、ゴニに惹かれる事になったのか。
全てが結構、大掴みで進んでいくので乗りきれないまま終わっていった感じ。
全てが中途半端と言うか。
先に書いた賭場での勝負もそうですが、最後の方に電車内でのアクションも、派手に描くわけでもなく、
とりあえず、こんなシーンも作っとけ的ななおざり感がね。
もうちょっと、何かの部分を強調して描いてほしかったです。
正直、キャラが魅力と書きましたが、本質的な部分の描き込みが薄かった為、もったいないなってね。
とほほ・・・。

総括。
全体的には不満足の一作。
原作漫画は4部構成になっていて、本作は1部を描いているようです。
そして、2部まで実写化されており、本作の続編もすでにレンタルされています。
・・・よし!!!観てみよう。
それより、原作漫画も気になるよなぁ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (16.08.06鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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