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No.1242 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』
No1242 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

2015年制作 邦
監督:樋口 真嗣

≪キャッチコピー≫
『世界は、残酷だ。』

≪ストーリー≫
100年以上前、人間を捕食する巨人が現れ、人類のほとんどが食べられてしまった。生き残った者たちは巨人の侵攻を阻止すべく巨大な壁を3重に作り上げ、壁の内側で暮らしていた。エレン(三浦春馬)やミカサ(水原希子)もそんな中の一人だった。そんなある日、100年壊されなかった壁が巨人によって破壊されてしまう。

≪感想≫
同名人気漫画の実写版。

私、もちろん原作も読んでおります。
未完なのですが、始まった当初はとても楽しみに拝読させていただいておりました。
ただ、話が進むにつれて少し複雑になった印象があるので、終わるのを待って
一気読みしようかなぁと。
とにかく、人気なのはうなずける作品です。

そんな人気漫画が実写化!?
しかも、この実写化の話が出た時の監督が「告白」や「パコと魔法の絵本」の中島哲也監督。
この方の画作りって、とってもファンタジックと言うか色の使い方とか、とてもマンガチックな部分が
印象的な方だったので、とても楽しみにしていたんですよね。
ただ、この監督のお話も大人の事情なのか頓挫してしまって・・・。

代わりに樋口真嗣監督が撮る事に。
僕が観た作品では「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」があるかな。
まぁ、特に印象はないですが、特撮畑の人みたいですね。

そんなこんなで楽しみにしていた本作。

・・・・うーーーーーん、期待を下回った作品に仕上がっていましたよ・・・。

まず期待していたことの一つに挙げられるのがアクション。
本作、全体的にアクションが少なめだったような。
巨人とのバトルシーンもそこまで凄いなと思う事もなく、まぁまぁまぁといった感じ。
もうちょっとキレのあるアクションを見せてほしかったなと。
特に、本作の場合、立体機動装置なるカッコいい装置があるのだから、
それを使ったアクションをもっと見たかったです。
スパイダーマンの手首から糸を出して街中をスイスイっと移動するような、
カッコいいシーンを期待していたんだけど肩すかしを喰らってしまいました。
武器も二刀流でカッコいいんだけどそれを活用したアクションもあまりなかったしね。
とにかくアクションについては物足りなかったですよ。
役者さんが動けないというのもあるのかもしれませんが、それなら見せ方で
工夫して欲しかった。
残念無念。

次に特撮について。
先に書いたアクションにも繋がるんですが、立体起動装置を使いながら戦うシーンが
やっぱりカッコ良くなくって。
これはお金のせいなのか技術のせいなのか。
例えば、「アベンジャーズ」とかを観てきているせいか、どうも安っぽく感じてしまったんですよね。
もっとド派手な画を見せてほしかったなぁと。
あとは本作の肝である巨人描写。
これが良くも悪くもメチャクチャキモかったんです!!
「気持ち悪い」ではなく「キモい」。
これが良い意味で巨人の不気味さとか怖さをあらわしていました。
逆に悪い意味であまりにも不快なルックにテンションが萎えてしまいました(苦笑)。
隣で観ていた母と姉が「気持ち悪い・・・」って不快な言葉を発していたもの(苦苦笑)
まぁ、これは良い効果もあったので良しとしましょう。

とにかく。
特撮とアクションについてはちょっと期待はずれでしたよ。

そしてそして。
キャラクターやお話について。
どっちもイマイチでしたねぇ・・・。
僕は原作とかけ離れているからどうこういう訳ではないんです。
マンガは未完なので、やっぱり違う形で描かないといけないと思うし、そもそも、
原作から改変しますよ的な宣伝は聞いた事があったので、そこまで原作の面白さを
忠実にという期待も持っていませんでした。
ただ、それにしても、全くキャラクターに共感できないしノリきれないし、
お話にもピンとこなかったかなと。

まず主人公のエレンら若手新兵達。
けっこうたくさんのキャラが出てくるのですが、とても単調と言うか浅いというか。
カップルのような奴らがいたり、家族を残して戦っている的な奴がいたり、
お坊ちゃん的な扱いの奴がいたりするんですが。
それぞれ、うすぅーーーくしか描いていないので、イマイチピンとこない。
巨人に喰われたりしていても、観ているこっちにそこまで痛みが伝わらなかったんですよね。
もっと主要な人物を深く描いていればもう少しノリきれたのになぁ。
キャラの行動にもイマイチピンとこない部分もあったり。
例えば、ヒロインのミカサ。
こいつは何故にエレンにあんな対応を??
急にあそこまで冷たくなるか??
次に最強の戦士と謳われるシキシマという男。
こいつはいったいなんなんだ??
何がしたいのか全く分からない。
この世界観とこの男のキャラクターが全然マッチしていない感じ。
こういう世界でこんな男が百歩譲っているにしても、こういうポジションには
いないと思うんですよね。
こいつの一挙手一投足に「???」が出ていました。
ミカサとの関係もピンとこなかったしね。
本音を言わせてもらうと、巨人と同様、この人も気持ちが悪かったですよ(苦笑)
愚痴愚痴と書いていますが好きなキャラも何人か。
一人は芋ばっかり食っているサシャ。
この子は武器が弓を使っていて、ちょっと「アベンジャーズ」のホークアイを思い出したり・・・。
ルックもキュートで好感が持てました。
もう一人は、ハンジ。
この子も、なんとなく発言に一貫性があってとても良かったです。
巨人への偏愛っぷりは最高でしたよ。

総括。
全体的に不満だらけの本作。
2部構成になっているので、本作は続編への助走と言ったところなのでしょうか。
一応、本作の最後に続編のPV的なものが流れていました。
これがまた、良さそうに見えたんだよなぁ・・・。
楽しみちょっと、怖さたくさんと言ったところでしょうか。
こわいよぉーーーー・・・。

≪点数≫
  3点
                                           (16.07.26鑑賞)


こちら原作漫画。
もちろん読んでおります。
先が気になるよぉ・・・。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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