2016-09-05 Mon

2000年制作 米
監督:ジョン・ウー
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
休暇中のイーサンのもとに、緊急指令が下った。それはテロ集団に奪われた致死細菌“キメラ”の奪回。早速新チームが編成されるが、そこには見知らぬ女盗賊・ナイアの名があった。不審に思いながら、イーサンは彼女に接近を図る。
≪感想≫
「ミッション・インポッシブル」シリーズ第二弾。
スパイ作品として前作はとても楽しめた印象。
さて本作。
前作とはうって変わってゴリッゴリのアクション大作に仕上がっていました。
トム・クルーズのPV的作品といいますか。
とにかくカッコいいトム・クルーズを前面に押し出した作品。
これがもう本当にカッコ良くってね。
冒頭10分ぐらいですでにトム・クルーズ作品に仕上がっている。
敵キャラもイーサンに変装している演出からスタート。
そこからイーサンのロッククライミング。
サングラスにて指令を受けての、サングラスを投げ捨ててのタイトルコール!!みたいな。
ここまでの一連の流れがまずカッコ良かったです。
アクションの数々。
バイクアクション。
クライマックスに繰り広げられるバイクチェイスシーン。
ウイリー走行だけじゃなく、前輪ではなく後輪を浮かしたジャックナイフ的テクニックの数々。
カッコ良かったですねぇ・・・。
格闘アクション。
これまたクライマックスの敵ボスとの肉弾戦。
基本はボカッ、ボカッと愚直な芋臭い喧嘩アクションなんだけど、時折、アクロバティックな
蹴り技等が繰り出される。
これもとてもカッコ良くってね。
あとはスタントシーンもこれまたトム・クルーズ祭り。
前作でも天井から吊るされる緊張感あふれるシーンがありましたが、本作でも
似たようなシチュエーションがありましたね。
ここまで、トム・クルーズ押しでくると
「よっ!!待ってました!!」
なんて事になってしまう訳で。
他のキャラなんて関係ないない。
とにかく主役を盛り上げるのが本作の掟。
そしてその期待に応えるかのごとくトム・クルーズの頑張り。
ここまでいききってくれると好感を持てます。
とまぁここまでは良い所を書きましたが。
基本的にお話はとってもダメダメで。
ツッコミ所が山盛りの粗ばっかりの本作。
本作では、イーサンの影武者みたいなやつが敵ボスなんですが、そもそも影武者って??
だって、イーサン自体がスパイで表に出る事が無いんですよ。
しかもイーサンは変装の達人なのに。
そんな奴の影武者はそもそもいらないでしょうに。
あと、クライマックスでも敵ボスのショーンがバイクでイーサンを追っかけるんですが、これもその必要性を
感じない。
ただ、バイクチェイスシーンを見せたくて無理矢理バイクで追っかけさせた的な。
ヒロインのナイアが、急にイーサンに惚れるのも分からない。
007シリーズのジェームス・ボンドじゃないんだからさ・・・。
感情の移ろいをはしょり過ぎでしょう・・・。
とまぁ、ストーリーについてはダメダメな本作。
ただアクションについてはとてもカッコ良く仕上がっているので、
僕的には十分に堪能させていただきましたよ!!
≪点数≫
7点
(16.07.03鑑賞)

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