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No.1231 『幕が上がる』
No1231 『幕が上がる』

2015年制作 邦
監督:本広 克行

≪キャッチコピー≫
『私たちは、
  舞台の上でなら
    どこまでも行ける。』

≪ストーリー≫
地方都市の県立富士ケ丘高等学校2年生の高橋さおり(百田夏菜子)は、部長を務める演劇部最後の1年を迎えようとしていた。それぞれに個性豊かな部員たちと共に年に1度の大会、地区大会突破を目標に稽古に励む中、元学生演劇の女王だという吉岡先生(黒木華)が赴任してくる。吉岡の指導の下、全国大会出場を目指し彼女たちの演劇に打ちこむ日々が始まる。

≪感想≫
いまや誰もが知っている国民的人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」を
主演に据えた青春アイドル映画。

青春最高!!
ひたすらグッとくる作品に仕上がっておりました。

まずは良い所。
とにかくももクロちゃん達、演劇部のメンバーが素敵すぎる!!
これぞ王道の青春時代と言いますか。
健やかに育った彼女たちが壁にぶつかりながらも、どうにか前に進んでいく。
挫折や喧嘩を経験しながら、学校生活という狭い世界の中で育っていく。
これがとても瑞々しくってね。
ニヤニヤしながらもグッときたり。
正直、中盤のメンバーが少しずつ成長していく過程を観ていてひたすらウルッと・・・。
ふと思う。
今となっては戻れない学生生活。
もちろん、学び直しという事で大学やらには通う事は可能ですが、
本作のように高校生活には戻れないんですよね。
その時には気付かないですが、学生生活というものはとても狭い世界で、
社会と繋がっているようで、本人たちにとっては社会なんてどうにも絵空事のような事
だったりもするんですよね。
本当にこの学校の中で起こることが全てのような感じで。
その世界の中で同世代の子たちと、生活し、学び、成長していく。
そして必ず訪れる別れと旅立ち。
本当にかけがえのない時間だったりもしたんだなぁって。

本当にこの作品を観て、いわゆる第一次青春時代っつーのを思い出しました。

少し話がズレましたが、その世界のとても綺麗な部分をももクロちゃん達を通して、
観ることができましたよ。

あと、本作って青春時代のもう一つの醍醐味であろう恋愛要素が無かったのも
好感が持てた理由の一つかな。
私事ですが、自分の青春時代もやれ恋愛だとか甘酸っぱい思い出が無かったものでね(苦笑)
男子校バンザイ!!ってやつです(苦笑苦笑)
とにかく異性感を殆ど排除していた本作。
これはこれで◎でしたよ。

さて。
ここから少し悪い所をば。
それは、彼女たちの顧問である吉岡先生さんの対応というか終盤の流れ。
これまで彼女たちを引っ張ってきた吉岡先生が突然、自分の夢のために
彼女たちを置いて、学校を辞めちゃうくだり。
・・・・んんーーーー、これはいかんぞ!!
なんでしょう、別に自分の夢を諦めずに仕事を辞めるのは別にいいんです。
そりゃ僕だって、同じ状況になれば恐らく辞めてしまうでしょう。
むしろ、そういう事ができる馬力を持つという事はとても素敵な事だなって思いますしね。
ただね・・・。
その辞め方がなんとも冷たいというか。
自分が演劇の道へ引っ張ってきたと言っても過言ではない、部員のみんなと、ああいう別れ方を
するかなぁって。
手紙一枚で辞めてしまうのかって。
もちろん、子供たちは先生に責任なんて求めてもいないのは、劇中でも言っていましたが、
いくらなんでもちょっと無責任すぎるのでは?って少し怒りすら感じましたよ。
せめて、辞めた後も少し関わっていくだとか、もっと言うと、最後の別れぐらいしっかり
面と向かって説明してあげようよだとか、とにかく吉岡先生の対応には納得いきませんでしたよ。
演じていた黒木華さんはとても魅力的に演じてくれていただけに、終盤はしょんぼりしてしまいました・・・。

総括。
僕はアイドル映画というものがどういう物か詳しくはないですが、おそらく本作のような作品を
アイドル映画というのでしょうね。

とにかくももクロちゃん達の魅力が存分に発揮されている本作。
アイドルには無知な私も、ニヤニヤ、うるうるしながら楽しませてもらいました。
エンドロールのイキイキとした彼女達やキャストの皆さんを観ていると
また微笑んでしまっている僕がいたりね。

とても良い作品でした。

あっと、そうそう。
本作、様々な方々がチョイ役で出演されていましたね。
天竜源一郎が出るシーンはもれなく笑わせていただきました!!

≪点数≫
  7点
                                           (16.06.23鑑賞)


こちら原作本。
興味あります。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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