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No.1220 『フランシス・ハ』
No1220 『フランシス・ハ』

2012年制作 米
監督:ノア・バームバック

≪キャッチコピー≫
『ハンパな
  わたしで
    生きていく。』

≪ストーリー≫
バレエカンパニーの研究生で27歳のフランシス(グレタ・ガーウィグ)は、大学在籍時の親友ソフィー(ミッキー・サムナー)とニューヨークのブルックリンで共同生活をしていた。ある日、彼女は恋人に一緒に暮らそうと誘われるが断り、その後別れることに。ところがソフィーがアパートの契約更新を行わず、引っ越しすると言ったことで……。

≪感想≫
20代後半の独身女性のフランシス。
フラストレーションの溜まる毎日。
何をやっても上手くいかないし、夢へと近づく気配もない。
それでも七転び八起き、フランシスは活き活きと生活していく。

いやぁーなんでしょうこの感覚。
描いている毎日、映っている毎日は痛々しいはずなのにどこか淡白。
とても身近感があって親近感が湧きまくり。
僕は男性なので少し違うんですが、誰だってこういう生活の中、
頑張っているんだよなぁって思ったり。

何をやってもダメダメなフランシス。
アラサーで夢であるダンサーにもなれそうもないし、定住地も見つからない始末。
一緒に住んでいた大親友はどうやら結婚するらしい。
どうするフランシス。

本当に、このフランシスのちょっと痛々しいまでの毎日が映し出される。

ただね。

本作って、演出のせいなのかフランシスの魅力のせいか、それがどこか可愛らしかったり、
頑張れ!!って応援したくなっちゃうんですよね。
ちょっと、うっとおしいくらいの空回りなフランシスをね。
別に何をするでもない。
何かに気付くわけでもない。
それでも生きていく。
根っこではガムシャラに生きているからこそ、応援したくなるのかもしれませんね。

最後に関しても、彼女は成長したかといえば特にそうでも無いような気もしたり。
ただ、日常の経験は生きてくる。
それは観ている僕らだってそういう事なんです。
七転び八起き・・・がんばれフランシス!!

ちょいと演出について。
白黒映画なのでフランス映画っぽいななんて思ったらアメリカ映画でした。
音楽もセンス爆発でオシャレっぽいんですよねぇ。
ラストの終わり方も素敵。
「フランシス・ハ」の「ハ」の意味って??なんて思っていた答えがそこに。
思わず微笑んでしまいましたよ。

とにもかくにも。
女性への素敵な応援賛歌。

アラサー独身女性に観てもらいたいな。
そして感想を聞いてみたいものです。

≪点数≫
  8点
                                           (16.05.08鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
なかなか新鮮な感覚の作品ですよね。
仕事や結婚に悩む時期の女性に、
「ハンパでいいやんかー」って、
エールを送っているんでしょうかね。
2016-07-15 金 12:12:29 | URL | つかりこ [編集]
Re: つかりこさん
いつもコメントありがとうございますv-290

つかりこさんもご覧になられたんですね。
ちょっとこう、「ブリジット・ジョーンズの日記」的な
テイストもする、独身女性のための応援映画って感じでした。

> 仕事や結婚に悩む時期の女性に、
> 「ハンパでいいやんかー」って、
> エールを送っているんでしょうかね。

ですよね。
ラストのタイトルの謎にもかかっていたり(笑)
僕的にはとても好感触の作品に仕上がっていましたよ。
2016-07-18 月 20:37:47 | URL | ゆず豆 [編集]
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