2016-07-07 Thu

2008年制作 英/米
監督:マーク・フォースター
≪キャッチコピー≫
『傷ついた心が、共鳴する。』
≪ストーリー≫
愛する人を失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及するうち、新たな悪の組織の陰謀を知る。それは謎の組織の非情な男、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)が南米のある政府の転覆と同地の天然資源を手にして、世界を支配しようとするものだった。
≪感想≫
007シリーズ第22弾。
前作から6代目ジェームズ・ボンドに変更。
そしてこれまでの007シリーズをガラリと変えてきた印象。
それまでのやれ秘密アイテムやら、やれボンドガールとの情事など全て取っ払う。
骨太アクションシリーズへと変貌を遂げておりました。
さてさて本作。
本作は前作からの完全なる続編なんですね。
この感じも新たな試みではないのでしょうか。
良かった所少々、悪かった所多々と言ったところかなぁ。
まずは良かった所。
ボンド・ガールのオルガ・キュリレンコが良かった!!
前作のエヴァ・グリーンや前々作のロザムンド・パイクも美人で素晴らしかったんですが、
本作のオルガ・キュリレンコもすっごい美人さんでしたね。
キャラクター的にも家族を殺された復讐者としてアクションも頑張っていました。
何より、ボンドに抱かれなかったのが◎。
これまでのボンドガールと言えば、ボンドと会えばすぐ抱かれるというパターンで
そこにはいつも辟易していたんですが、本作はそれが無かったんですよね。
それだけでもう「おぉ、良いですねぇ」と。
ここからは悪かった所。
6代目ジェームズ・ボンドになってから、ボンドの性格もスタイリッシュでスマートから、
朴訥で粗暴な感じへ変更。
僕的には前作はそれがめちゃくちゃカッコ良くって良い感じな印象だったんですが、
本作で観るボンドは、少し無骨すぎやしないかい?って受けつけなかったんですよね。
何でしょう・・・いくらなんでも殺し過ぎだ!!とか、
いくらなんでも自分勝手に動きすぎる!!とか。
とにかくこれまで持っていたボンドに対する好感が少し薄れていったというか・・・。
その流れで言うと、これって見せ方の問題なのかなって。
本作実は、ストーリーや展開がちょっと早足過ぎてよく分かんなかったんです(苦笑)
もちろん、前作からの続きという事で、前作を観ていることはマストなんですが、それでも
敵集団の人物描写とかがイマイチなためピンとこなかったんですよね。
ポンポンポンポンと進んでいく展開に置いて行かれちゃったりして。
これまたその流れで言うと、アクションの見せ方もちょっとなぁ。
本作、アクションシーンも多くてド派手な演出も多々あったのですが、
すっごいガチャガチャしていて訳が分からなかったんです。
先に書いた展開の速さ、アクションの速さが相まって、ドンドン置いて行かれた感が・・・。
残念無念・・・。
とにもかくにも。
前作から新しいパターンを作り出してきたボンドシリーズ。
今の所1勝1敗!!
僕の長かったボンド鑑賞記もそろそろ終焉を迎えようとしています・・・。
≪点数≫
5点
(16.05.06鑑賞)

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