2016-07-04 Mon

2006年制作 米/英
監督:マーティン・キャンベル
≪キャッチコピー≫
『最初の任務は、自分の愛を殺すこと。』
≪ストーリー≫
英国諜報部MI6のスパイである‘00’の地位に昇格したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、最初のミッションとして国際テロ組織のネットワークを絶つ任務を課される。テロ組織の資金源であるル・シッフルと接触を命じられたボンドは、モンテネグロのカジノでル・シッフルと高額の掛け金のポーカー対決を開始する。
≪感想≫
007シリーズ第21弾。
本作で6代目ジェームズ・ボンドに変更。
ピアース・ブロスナン ⇒ ダニエル・クレイグへ。
率直な感想。
これまた一味も二味も違った007の誕生だ!!!!
キャラクターについて。
これまでのボンド像。
無敵感があってスマートで女好きのジェントルマン。
それが本作のボンドは大違い。
主演のダニエル・クレイグのルックもそうなんですが、ちょっと男臭さがプンプンで、
スマートというよりかは朴訥。
言い方は悪いですがイモっぽいというか(苦笑)
ただ、僕的にはそのルックがメガヒットで。
めちゃくちゃカッコ良かったです!!
性格もこれまでのボンドとは違って、完璧主義的な感じでもなく、人間臭くって
感情もあらわにするし、まだまだ若造感が抜け切れていなくって。
本作は時系列的にはボンドが00の称号を与えられて間もないお話なので、
これから洗練されていくのでしょう。
その成長過程がこれから見る事ができるとおもうとワクワク。
アクションについて。
本作はアクションは少な目。
ただね・・・。
何でしょうこの満足感は。
冒頭のパルクールアクション。
これがすっごいクオリティ高くって緊張感もあって、すっごい良かったんです。
冒頭にこのアクションがある事によって、最後までの期待値がアガリまくり。
本当にこのアクションシーンは良かったです。
あと、何回か書いていますが、本作って男臭がプンプンしていて。
アクションにしてもそう。
これまでのありえないようなスマートな描写やアクションが無くって。
とにかくゴツッとした格闘シーンの数々。
血なまぐさい感じがこれまたカッコいいんですよね。
アクションは少なめでしたが、一つ一つは満足のいく仕上がりになっていました。
演出。
これまたこれまでの007とは違って、リアリティ抜群のハードボイルド作品に。
ボンドがこんなにピンチになったり人間臭い感情をだしたのは、あまりないんじゃないでしょうか。
エンタメなんだけど、少し暗めの感じというか。
バットマンシリーズのリメイクに似ているかもね。
エンタメ風からリアル寄りになった感じが。
とにもかくにも。
結局、本作って、最後は宙ぶらりんで終わっていますよね。
次回作に続くんでしょうか。
それならそれで、初の試みではないでしょうか。
これまでの007シリーズの印象を見事に覆した本作。
お見事!!次回作が楽しみです!!!!
≪点数≫
8点
(16.05.05鑑賞)

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