2016-06-27 Mon

2014年制作 米
監督:スコット・フランク
≪キャッチコピー≫
『誘拐犯に告ぐ。殺したら、殺す。』
≪ストーリー≫
ニューヨーク中が連続誘拐殺人事件におびえていた1999年、元刑事のマット(リーアム・ニーソン)のところにある依頼が舞い込む。それは妻を誘拐された夫からの、犯人を見つけ出してほしいというものだった。マットはこれまでの刑事人生で身に付けた全てのスキルを総動員して誘拐犯の捜索に挑むが、相手もなかなか尻尾を出さず……。
≪感想≫
大好きリーアム・ニーソン主演作。
リーアム・ニーソンは本当に精力的に活動されていますね。
最近観た、「ラン・オール・ナイト」でも主演されていました。
僕的にはリーアムと言えばやっぱり「96時間」シリーズの無敵父ちゃんな訳ですが、
本作は少しアクション少な目のいぶし銀ハードボイルドタッチのリーアムを観る事ができました。
さてさて。
元警官で今は私立探偵のスカダーのもとに一つの依頼が。
妻がさらわれて、身代金を支払った挙句に妻を殺されたので犯人を捜し出してくれとの事。
スカダーはいやいやながらも一歩一歩犯人へと近づいていく。
キャラクターについて。
リーアム演じるスカダー。
こいつも闇を抱えていて禁酒セラピーに通っているならず者。
ただ、腕だけは抜群でリーアムのパーソナルイメージも相まって、無敵感がほのかに漂う。
犯人グループとの電話での交渉術はイケイケで押せ押せ。
犯人の気に障りはしないかと思うが、そこはプロフェッショナル、いつの間にかスカダーペースに
持って行っているんですよね。
アクションもさることながら本作では、巧みな犯人を掌握していく術を見せてもらいました。
本作は犯人グループもサイコチックで最恐の奴らでしたね。
基本的に動機や性格もイマイチ教えてくれなかったんです。
ただ、そこで起こった結果やほんの少しの犯行後の名残みたいな物を
巧みに映してくれているせいで、すっごいゾッとしたんですよね。
オープニングの撮り方とか怖かったです。
有無を言わさず、何も感情を持たずにただただ、犯行に及ぶ感じがなんともね・・・。
クライマックスの相棒をあっさり殺っちまうところもゾッとしたり。
とにかく恐怖感と緊迫感を与えてくれるキャラでした。
濃厚なストーリーは原作本があるようで。
ローレンス・ブロック作の「獣たちの墓」という作品。
興味ありますねぇ。
本作って、ストーリーもそうでしたが、演出も濃厚。
エンタメ寄りではなく暗めのハードボイルドタッチ。
こういう作品も悪くないです。
何よりリーアムの作品はやっぱり観てしまいますよねぇ・・・。
≪点数≫
7点
(16.05.04鑑賞)
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