2016-05-02 Mon

1995年制作 英/米
監督:マーティン・キャンベル
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
モナコに現われた国際犯罪組織ヤヌスの女性メンバー、オナトップを追っていたボンド。しかしオナトップはロシアのウルモフ将軍と結託し、NATOの最新鋭ヘリコプターを奪い去ってしまう。ヘリコプターでロシアの秘密基地を襲撃したオナトップらは、そこでソ連時代の秘密兵器「ゴールデンアイ」を強奪。ボンドは事件の真相を探るべくロシアへと向かう。
≪感想≫
007シリーズ第17弾。
本作からジェームズボンドは5代目ピアース・ブロスナンへ。
僕にとっての007はショーン・コネリーと彼の印象が強いかな。
制作年度も1995年と比較的新しくなってきましたね。
この辺からは何となく記憶があります。
さてさて。
007シリーズと言えばおバカな作品も多かったりするのですが、
ここ数作はよりリアル寄りになってきています。
本作ももれなくそうで。
キャラクターや演出がリアル寄りになっていました。
良かった所。
まずはキャラがとても立っていた。
僕的メガヒットは敵キャラ達。
ボスのアレック。
冒頭、006として登場した彼は、ロシア軍に撃ち殺されてしまいますが、
何と実は裏切り者だったんですねぇ・・・。
自らの生い立ちにコンプレックスを抱え闇を抱えた男。
演じたのはショーン・ビーン。
いかにも悪党フェイスで◎。
女性の敵キャラのオナトップも狂っていて良かった。
彼女はちょっとリアルではなくいききったキャラクターで、これがまた良かったです。
「第14作目 美しき獲物たち」の黒人女性のメイ・デイを彷彿とさせるインパクトで
良い感じ。
彼女の殺され方も思わずプププって。
演じたのはファムケ・ヤンセン。
どこかで見た事あるなと思ったら、「X-MEN」のジーン・グレイではありませんか!!
ちょっと驚き!!
敵キャラでもう一人。
プログラマーのボリス。
オタクな感じのフェイスと性格。
彼も印象に残るキャラクターでした。
死に方もGood!!
本作は敵キャラ達がとにかく良かったです。
あと新ボンドに移行してMI6のボスであるMも変わりましたね。
演じたのは名女優ジュディ・デンチ。
彼女がMになって一気にキャラに彩が付いたように思います。
新ボンドのピアース・ブロスナンはシュッとしていてアクションも良い感じ。
少し動きにスマートさが足りないかなと思いましたが、そこはこれからといったところでしょう。
演出について。
本作もアクションは多め。
お得意のスカイアクションもありました。
あの冒頭の墜落する飛行機に飛び乗って立て直すシーンは、フレッシュで良かったです。
ガンアクションは、ボンドの撃ったマシンガンだけ敵に命中しまくるという、
ご都合主義的な演出もありましたが、そこは大目に見て(苦笑)
全体的にも悪くないアクションばかりでした。
とにかもくにも。
新ジェームズ・ボンド1作目。
リアル志向にひた走る本シリーズ。
なんだかんだで楽しめました。
≪点数≫
6点
(16.03.20鑑賞)

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