2016-03-18 Fri

2014年制作 米/英/仏/スウェーデン
監督:ローワン・ジョフィ
≪キャッチコピー≫
『眠ると消えてしまう記憶
“機能の私”からのビデオメッセージ
――その犯人を知るのは私だけ』
≪ストーリー≫
目覚めると前日までの記憶が全てリセットされてしまう特殊な障害があるものの、献身的な夫(コリン・ファース)に支えられ日々を送っているクリスティーン(ニコール・キッドマン)。ある日、医師だという人物から電話がかかってくる。それを受けたクリスティーンは、夫に黙って彼のもとで診察を受けていると聞かされ、数週間前から自分が毎日の出来事を映像で記録していることも教えられる。その映像を捜し出して再生する彼女だったが、そこには信じられない光景が収められていた。
≪感想≫※ネタバレあり
サスペンス作品。
記憶障害により朝、目覚めると前日の記憶が全くない女性のお話。
んんーーー、どこかで観た事あるなぁと思ったら「メメント」という作品も
確かこういう設定でしたよね。
あれは記憶が10分程度しか持たないお話でしたね。
めちゃくちゃ良作でした。
さて本作。
設定がまずキャッチーで見応え抜群。
出てくる役者さんも少なく、かつベテランの俳優さん達なので、グットのめりこんで
見る事ができました。
ニコール・キッドマンの作品を観るのは意外と初めてかも。
本当に綺麗な女優さんですねぇ・・・。
そしてコリン・ファース。
昨年観た傑作「キングスマン」では素敵な英国紳士スパイを演じていたのに、
本作ではこういう役どころ・・・。
ネタバレですが、あの狂気性は観ていてゾッとしましたよ。
この二人の演技のぶつかり合いがとても良かったです。
キャラクターについては、余談ですがラストにスリスティーンの身内が病院に
訪れるのですが、この男のルックがまたすっごい悪そうな顔で・・・。
「おっと、コイツの方がよっぽど怪しい面構えじゃん(苦笑)」
なんて思ったり。
演出もなかなか。
冒頭のシーンで少し設定の説明をした後に、2週間前に遡る。
そして、いろいろ謎が解き明かされつつ冒頭のシーンへと繋がる。
冒頭のシーンの意味合いがまた違ったものに・・・。
なるほどねぇと。
演出、出演者と素晴らしかった本作。
だけどねぇ・・・。
お話がちょっとなぁ・・・。
ここから思いっきりネタバレ。
つまるところ彼女は浮気をしてしまったからこの状況に陥ったんですよね。
それなのに、なんだか彼女は被害者っぽい扱いになって、最後にはすべて許されて
ハッピーエンドみたいな。
この着地がちょっとピンとこなかったんですよね。
彼女に少しも同情的になれなかった感じ。
ニコール・キッドマンの美貌に騙されそうだけど、そうや問屋が卸さないっつーもんよ。
少し不快でしたよ。
あと、コリン・ファース演じるベンの行動にも違和感が。
彼もクリスティーンの旦那をずーーっと演じていた訳ですが、彼女の記憶障害があるなら、
最初っから旦那を演じずに、自らを旦那さんという方向に持っていけばいいのになぁと。
なぜ、むしろ難しい方向に設定したんだろうって。
記憶が戻るのが怖かったにしても、こちらの行動にも少しピンときませんでした。
とまぁ、ストーリーや登場人物のキャラクターに難ありの本作。
作り的には楽しめたし、設定も楽しかったので良しとしよう。
≪点数≫
6点
(16.01.10鑑賞)

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これは、僕もけっこういいなと思いました。
ただ、どっかででっかい驚きとか感動とかがあると
もっともっとおもしろかったのになあ、と思いました。
じわじわと不気味ですが、食い足りないというか
フィニッシュ感に欠けた印象が残念でした。
ただ、どっかででっかい驚きとか感動とかがあると
もっともっとおもしろかったのになあ、と思いました。
じわじわと不気味ですが、食い足りないというか
フィニッシュ感に欠けた印象が残念でした。
2016-03-19 土 15:20:37 |
URL |
つかりこ
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こちらもコメントありがとうございます
フィニッシュ感。
なるほど、確かにもっとパンチ力があっても良かったかもしれませんね。
僕的には、無敵のリーアム御大が観れたので満足しました。
レビューにも書きましたが、エド・ハリスも良かったですねぇ。
二人のブロマンス感が◎。
ラストはこの二人の戦いで決着をつけてほしかったです。

フィニッシュ感。
なるほど、確かにもっとパンチ力があっても良かったかもしれませんね。
僕的には、無敵のリーアム御大が観れたので満足しました。
レビューにも書きましたが、エド・ハリスも良かったですねぇ。
二人のブロマンス感が◎。
ラストはこの二人の戦いで決着をつけてほしかったです。
2016-03-24 木 21:51:25 |
URL |
ゆず豆
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