2016-03-09 Wed

1992年制作 米
監督:フレッド・デッカー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
未来都市デルタシティ建設のため旧市街の撤去にかかるオムニ社と、地下に潜った住民との戦いが繰り広げられているデトロイト。オムニ社私設部隊リハッブによって傷つけられた所を救われたロボコップは、ゲリラと化した住民と共にオムニの野望に立ち向かう。
≪感想≫
「ロボコップ」シリーズ第三弾。
何じゃこりゃこりゃ!!
1作目からどんどんつまらなくなっているじゃねーか!!
本シリーズの良かった所をドンドン削いで作られたような本作。
てんでダメダメな作品でしたよ。
その1。
バイオレンス描写。
1に比べると2が少なくて、本作はさらに少ない。
確かに前2作品は、そのせいでトラウマになっちまうわ!!っていうくらいの
描写も少なからずありましたが、逆にそれが作品の狂気性みたいなものが映っていて
良かった部分もあったんです。
本作はそれがまったくない。
そのせいでやけにチープに見えたんですよね。
残念。
その2。
お話が粗挽き過ぎる。
前作も多少詰め込み過ぎ感が否めなく、ストーリーはごっちゃごちゃでしたが、
本作もイマイチでしたね。
サクサクと進んでいくストーリーにのめり込む要素がまったくない。
キャラクターも全然立っていない。
例えば、おチビちゃんもコンピューターに詳しいキャラクターなのにそれが全く活かせていない。
ロボコップの修理や改良に活かせるでしょうに。
確かにラストの活躍は素晴らしかったですよ。
ただ、それまでの描き込みが無かったので全く感動する事もなく
「へぇーー・・・あっそ。」
ってなもんですよ。
敵キャラの日本人ロボ。
ルックは「ブラック・レイン」の松田優作さんみたいでカッコ良かったのに扱いが酷過ぎる。
ネタバレしますがこいつが3体出てくるんです。
すっごい強くって無敵感もあってロボコップも真っ青の戦闘力なんですが・・・。
こんなに、あっけなくやられるかぁ・・・。
いくらなんでもかわいそうすぎる・・・。
「ターミネーター2」のT-1000ばりのキャラクターにも仕上がりそうなものなのに、
いくらなんでも酷い!!
こればっかりはちょっとどころかかなり萎えました。
あとねぇ・・・。
僕的に本シリーズでのお気に入りキャラクターである、マーフィーの相棒、ルイス刑事。
少し、「ワイルド・スピード」シリーズのミシェル・ロドリゲス姉さんを彷彿とさせる男前っぷりを
見せていた彼女ですが、
ここで無念の殉職。
これももう少し見せ場を作ってやってくれよぉ・・・。
何でしょう・・・本作って、キャラクターに対する愛情が全然伝わってこなかったんですよね。
かといってアクションにも力を入れている訳でも無かったし。
2番煎じにもなりきれていない駄作でした。
良かった所は少し日本色を取り入れていたところかな。
ただ、それだけにもっと良く描いてくれよなんて思ったりもね。
あぁーあ。
これで一区切りか・・・。
やり切れないままひとまず終了。
次回作はリブート作品という事。
映像技術は格段に上がっているはずなのでどういうロボコップに仕上がっているのか
期待しています!!
≪点数≫
3点
(16.01.01鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト