2012-06-19 Tue

2006年制作 邦
監督:柴田 昌平
≪キャッチコピー≫
『「忘れたいこと」を話してくれてありがとう』
≪ストーリー≫
沖縄戦に動員された222名の「ひめゆり学徒隊」は負傷兵の看護や水くみなどに追われたが、
米軍に追い詰められ、沖縄本島南部で解散命令を受ける。
その後の数日で、米軍が包囲する戦場に投げ出された彼女たちは100名以上が亡くなった。
看護活動をした病院壕や友人を失った海岸で、戦場を生きのびた元学徒たちが当時を振り返る。
≪感想≫
点数をつけてますが基本的に映画としての評価ではありません。
ストーリーや構成、撮り方などに目を向けるような作品ではないからね。
太平洋戦争の沖縄戦で「ひめゆり学徒隊」として動員された人達のインタビュー集。
画面の向うで思わず目を背けたくなるような当時の惨劇、耳を閉ざしてしまいたくなるような
戦争の痛み、きっと思い出したくもないような思い出を語ってくれている。
僕たちはそれを聞いておかなければならない。
そこにあった事実を受け止めなければならない。
紡がれるべき想いはきっとそこにはある。
僕たちは戦争も知らずに生まれ育ち、毎日を慌しくも平和に、そして穏やかに暮らしていて・・・。
この作品で聞いたような想いを日々考えながら生活することは難しくって・・・。
そりゃそうさ、常にそんなことを考えていたら気が滅入っちゃうぜ。
だけど・・・戦争の思い出を語ってくれた方達の想いを胸に「留めておく」事は必要だと思う。
そうすれば次来る偶然や不幸を変えることだって出来るから。
キャッチコピーにもありますが・・・。
作品に出演し忘れたい思い出を語ってくれた人に感謝。
≪点数≫
10点
(08.06.26鑑賞)

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