2016-01-22 Fri

2014年制作 米
監督:クリストファー・ノーラン
≪キャッチコピー≫
『必ず、帰ってくる。それは宇宙を超えた父娘の約束――。』
≪ストーリー≫
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。
≪感想≫
「メメント」「インセプション」「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督最新作。
壮大なSF宇宙大作。
良かった所。
ますはキャスティング。
主役はマシュー・マコノヒー。
「ダラス・バイヤーズ・クラブ」で圧倒的な存在感を出していた彼は、本作でも圧巻の演技。
何としても生き抜くための生命力は逞しく痺れあがりましたよ。
しかもその生きる理由が家族のためという所がまたねぇ・・・。
めちゃくちゃカッコ良かったです。
幼少期のマーフを演じた子役のマッケンジー・フォイがまた素晴らしく可愛らしかったですね。
他にもブランド教授(マイケル・ケイン)、アメリア(アン・ハサウェイ)。
クーパーの親父(ジョン・リスゴー)、息子(ケイシー・アフレック)等々。
なんとなく一度は観た事がある方々。
みんな見事にマッチしていて良かったです。
後に少し触れますが、マット・デイモンも出演されていましたね。
結構、嫌な役どころでしたが嬉しいキャスティングでしたよ。
設定、世界観。
ブラックホールやワームホール、相対性理論や5次元等々。
理系出身の僕にはとてもワクワクする世界観で。
オタク心をくすぐるというか、知的好奇心が湧きあがるというか。
とにかく、ふむふむと観入りながら鑑賞していましたよ。
圧倒的な映像。
以前、SF作品で「ゼロ・グラビティ」という大大大傑作がありましたが、
本作の宇宙映像もとても素晴らしくって。
これは映画館で観たかったなぁ・・・。
とにかく素晴らしかったです。
ここからはちょっとなぁという部分。
まずはストーリー。
本作は169分という結構長めの上映時間で。
中盤、マット・デイモン演じるマン博士とのバトルするくだりがあるのですが、
そこはまるごといらなかったかな。
マン博士の行動にイマイチピンとこなかったし、なんだか映画を盛り上げるためだけの
演出のような気がして・・・。
人間の負の部分みたいなものを描いたのでしょうが、もう少し掘り下げてくれないと。
あと、そもそも論なんですが。
本作で起こっている事ってまた解明されていない事ばかりなんですよね。
タイムトラベルの理論にしてもまだ本当の事ではなくって。
なので、やっぱりツッコミ所が多々出てきているのも事実。
想像力を豊かにして、楽しむという利点もあるのですが、一度引っかかってしまうと
ムムムとなっちゃってね。
なんて書いていますが、そんなことはどれも些末な事。
全体的にには楽しく鑑賞することができました。
というか、観終わった後の色々調べたいという知的好奇心の沸き上がりがハンパなくって。
さらに、知識を詰めた後でもう一度観たいかも。
そして、本作の売りはクライマックスの色々な伏線の回収の気持ち良さもあるので、
オチを知ってまた観るのも良いかもしれませんね。
クリストファー・ノーラン。
侮りがたし!!
≪点数≫
8点
(15. 11.14鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト