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No.1139 『テロ、ライブ』
No1139 『テロ、ライブ』

2013年制作 韓
監督:キム・ビョンウ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
国民的アナウンサーとして活躍していたが、ある不祥事でテレビ局からラジオ局へ飛ばされてしまったユン・ヨンファ(ハ・ジョンウ)。ある朝、生放送中の彼の番組に脅迫電話がかかってくる。イタズラと思って電話を切るが、その瞬間に漢江に架かるマポ大橋が爆破される。やがて、連続する爆破テロの犯人が脅迫電話の相手だと判断したヨンファは、彼との通話をテレビで独占生中継する。その後、大統領の謝罪と21億ウォンの現金を要求した犯人は、ヨンファの耳に付けられたイヤホンにも爆弾を仕込んだことを告げる。

≪感想≫
大好きハ・ジョンウ主演最新作。

私、このハ・ジョンウさんという俳優さんが大好きで。
彼が出ている作品。
哀しき獣」「ベルリンファイル」「ノーボーイズ,ノークライ」等々。
どれも好きな作品で。
特に上に挙げていませんが「悪いやつら」と言う作品の渋さがメチャクチャカッコよくって。
イケメンかと言えばそうでもないんですが、その出で立ちや佇まいが素敵なんですよね。
とにかく出ている作品はチェックしようと思っている俳優さんの一人です。

さて本作。
本作は殆んどワンシチュエーションで織りなされるサスペンス劇。
テンポの良い展開と、あっと驚くストーリー。
正直、途中あまりにも展開と会話がグチャッとしたせいでよく分からなくなったり、
「んん??」
って思ったりもしたんです。
ツッコミ所もたくさんあるんだけど、先に書いたテンポと大好きハ・ジョンウ力で
グッと押し切ってくれたって感じでしょうか。
最後の最後まで飽きずに観る事ができましたよ。

たださぁ・・・。
本作のストーリーや着地がちょっと倫理的に受け入れる事ができなかったんですよね。
例えば、本作はテロ行為が行われた訳で・・・。
それを一ニュースキャスターが解決のために奔走する訳ですが・・・。
こんな国家的大事件になっているのに、周りの奴らがクズ過ぎる。
まず、途中で警察長官みたいな人が出てくるんですが、コイツがすっごいクズ野郎で・・・。
国民の安全を気にせず犯人に向かって罵詈雑言を浴びせ倒すんです。
「おいおい、いくらなんでも無計画すぎるでしょ!!」
「だってこれもテレビで放映されているんだよ・・・。国民が見たらどう思うか・・・。」
とまぁ、とにかく彼の末路を見た時、思わず
「そりゃ、そうだ・・・。」
なんて思ったり。
次に、TV局のお偉いさん。
こいつもまたクズ野郎で。
ビックリするぐらいの私利私欲野郎。
コイツの行動にもワナワナと怒りが込み上げてきて・・・。
しかもコイツって最後の最後まで罰が当たる事は無かったんです。
それが余計に鑑賞後にモヤモヤと・・・。
主役のユン・ヨンファの失墜っぷりもハンパない。
確かにユン・ヨンファも欲にまみれた小悪党だったんだけど、いくらなんでもドンドン堕ちていくのは、
見ていて辛かったですよ。
彼は彼なりに信頼を取り戻そうともしてたようにも見えたのになって。

あと、警察や国家の対応の杜撰さにも違和感が。
もっと要領良く捜査を進める事も出来たんじゃないのかなって。
だって、最初の方ですでに犯人の名前は割り出されているんですよ。
そこまでの情報があるのに、なんか後手後手に回っている感じがして、ここら辺もちょっと
「んんーーー・・・??」
でした。
最後の犯人に対する行為もちょっとねぇ・・・。
あの場面で撃つかね!?
これもちょっと不満。

とにかく全体的にスッキリしない物語でしたよ。

さてさて。
設定や主演のハ・ジョンウには大満足の本作。
観て損はしませんでしたが、ちょっとモヤッとした作品でした。

余談。
本作を観て「フォーン・ブース」や「ニック・オブ・タイム」を思い出したな。
前者はワンシチュエーション的な作劇。
後者はリアルタイム的な作劇。
どちらもなかなか楽しめた作品だったような・・・。

≪点数≫
  4点
                                           (15.09.21鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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