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No.1136 『猿の惑星 6 PLANET OF THE APES 猿の惑星』
No1136 『猿の惑星 6猿の惑星 6 PLANET OF THE APES 猿の惑星』

2001年制作 米
監督:ティム・バートン

≪キャッチコピー≫
『2001年7月28日・惑星支配。』

≪ストーリー≫
西暦2029年。惑星間の偵察を行っていたスペースステーション、オベロン号に乗る宇宙飛行士レオ。ポッドでの偵察行動の際、謎の惑星に墜落。なんとか脱出したレオだったが、彼はそこで猿に人間が支配されている光景を目のあたりにするのだった……。

≪感想≫
「猿の惑星」シリーズ第6作。

第6作と言っても前作で一区切り。
本作はリ・イマジネーション作品という事なので続編ではないみたい。
リ・イマジネーションとは、リメイクとも違って根本だけ残してストーリーを新規に
練り直すというやり方。

なるほど、本作は完全に新作と言ってもいいでしょう。

さて本作。
まずは良かった所。
ルック、猿たちのフォルムがイケていました。
監督はティム・バートン。
コープス・ブライド」や「バットマン」「アリス・イン・ワンダーランド」等々。
特殊メイクがイケている監督さん。
本作もすっごい良くできていました。
それぞれのフォルムが良い感じだったのもあって、猿たちのキャラがそれぞれ立っていたんですよね。
敵ボスのセード将軍の荒くれ感や、主人公のレオに興味をもつアリのメスっぽい表情や動きなど、
各キャラがとても栄えて見えましたよ。
映像がとにかく前シリーズに比べて格段に見応えがありました。
それもそのはず。
前シリーズは1970年代。
本作は2001年制作ですからね。
そりゃ当然か・・・。

良かった所はこのくらいかな。
あとはむむむと言った感じ。
とりあえずストーリーが雑。
もちろんタイムスリップとか猿が人間を支配するなんてありもしないお話なので、
ツッコミ所は多々でるのはしょうがないのですが。
ちょっと引っ掛かるところが多かったです。
もっと言うとストーリーに勢いがなかったからツッコミ所が目立ったというか。
まず、猿の惑星に降り立ったレオ。
いきなり猿たちに襲われ捕まってしまうのですが、そこからの展開がイマイチピンとこない。
やる事なすことに特に意味合いや動機が感じられなかったんですよね。
なんか、無理矢理ストーリーが進んでいっている感じがして。
そのせいで時折訪れる見せ場もあんまり盛り上がらない。
例えば、レオ達が逃げる途中で川越えのシーン。
敵陣をツッコんでいくのですが、もっと他の方法もありそうなのに、敢えてそこを突っ切る。
確かに突っ切ったほうが速いというセリフはあるのですが、その理由付けが
全然できていないのでピンとこない。
しかも、あっさりできてしまう・・・みたいな。
クライマックスの猿たちとの戦いもそう。
いつの間にか人間たちが反乱のためにわんさか出てくるのですが、
「おいおい、こんなにいたのかよ・・・それならもっと早めに反乱起こせよな!!」
みたいな。
これも、確かにレオというリーダーが現れたからこそなのかもしれませんが、
そもそもレオにリーダー的資質、カリスマ性が全然見受けられなかったんですよね。

クライマックスと言えば演出もちょっとなぁ。
猿対人間。
「うおぉーーーー!!」
と盛り上がりのバトルシーン!!のはずなのに・・・。
あの尻すぼみ感・・・。
これまた確かに猿が降り立ったとき、
「なるほどね。」
と感心したのですが、いくらなんでもあの戦いに少し決着をつけてほしかったなと。
特にゴリラのクラル対アター。
熱くなりそうな戦いなのに中途半端で終わらせたりして。
あの決着のつけ方は無いよねぇ・・・。

とにもかくにも。
ルックは良かっただけに残念無念。
本作は、アメリカでもあまり人気が出なかったみたい。
そりゃそうだよ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (15.09.19鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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