2015-11-18 Wed

1972年制作 米
監督:J・リー・トンプソン
≪キャッチコピー≫
『今!あばかれる恐怖の謎! わが地球はかくして 〈猿の惑星〉と化した!』
≪ストーリー≫
前作より20年が経ち成人したマイロはサーカス団長だったアーマンドに助けられていたが、初めてメガロポリスを訪れた際に虐待を受けている猿たちを見て大声を上げてしまう。マイロはなんとか逃げ出せたものの、警察に捕らえられたアーマンドは真実を語った上、命を落とす。彼の死を知ったマイロは奴隷と化している仲間の猿に呼びかけ、人間への反乱を企てるのだった……。
≪感想≫
「猿の惑星」シリーズ第4弾。
本作でついに猿たちがどのように地球を支配していくかの過程が描かれます。
本シリーズの本質について。
本シリーズは猿たちの虐待や人間の思い上がりっぷりを描いていまして。
結局、それって黒人差別や人種差別の事を描いていたりもするんですよね。
本作ではそれが色濃く描かれています。
例えば本作で、猿たちの味方になる男、マクドナルド。
この男は黒人で、差別に対して一過言持つ男。
クライマックス。
マクドナルドと猿の王となるシーザーとの激論が交わされます。
暴力で制圧しようとするシーザー。
非暴力で差別に対し戦うマクドナルド。
これは、かの有名なマルコムXとキング牧師の対立と同じですよね。
シーザー=マルコムX
マクドナルド=キング牧師
そこら辺は観ていてなるほどねぇと・・・。
前作のレビューで人間達の行動に色々突っ込んだりもしたんですが、本作でも
そういう事が多々ありまして。
例えば。
これは根本的な事なんですが、前作であれだけ猿の事で盛り上がっているのに、
数年後?の本作ではいきなり猿がペット化しているのもどうよと。
だって、猿が地球を征服しかねないなんて騒いでいたんですよ。
それなのに、猿をペット化して・・・。
いくらなんでも浅はか過ぎる。
まぁ、それも人間のおごりなんでしょうが・・・(苦笑)
そして、これは人間の行動ではなく設定へのツッコミなんですが・・・。
これを言いだしたら、さすがに意地悪になっちゃうのかもしれませんが、そもそも、
ゴリラはもっと腕力があるっつーーの(笑)
巷では動物の中ではゴリラ最強説が流れているくらいですもん。
握力とかハンパないんですってよ。
だから、ゴリラがあんなに動けて、ボッカンボッカン殴っていたら
人間なんてひとたまりもないんだから。
なぁーんて、これは屁理屈ツッコミかな(笑)
いよいよ次回が最終作。
猿たちはどのように後始末をつけてくれるのでしょうか。
これまで、ラストのインパクトに力を入れていたであろう本シリーズ。
本作ではそれがなくなり、あくまでも次回作への助走と言った所。
むむむ・・・何やら楽しみですなぁ。
≪点数≫
5点
(15.09.06鑑賞)

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私も他にペットがいないとはいえ、未来の歴史を知っていながらのお猿さんのペット化はないだろう…って思ってしまいました。(^^;
それにしても、起こるべくして起こったお猿さんたちの反乱でしたね。
実際、ゴリラは非常に繊細である反面、力は凄いですよね。(^^)
トラックバックさせていただきました。
それにしても、起こるべくして起こったお猿さんたちの反乱でしたね。
実際、ゴリラは非常に繊細である反面、力は凄いですよね。(^^)
トラックバックさせていただきました。
こちらにもコメントありがとうございます
そうですよ!!
ゴリラは本当はメチャクチャ強いんですから。
一発殴られるだけで首の骨が折れるんじゃないかな。
それが本作ではポコポコと殴る感じで・・・(苦笑)
まぁ、そこはご愛嬌ですね。

そうですよ!!
ゴリラは本当はメチャクチャ強いんですから。
一発殴られるだけで首の骨が折れるんじゃないかな。
それが本作ではポコポコと殴る感じで・・・(苦笑)
まぁ、そこはご愛嬌ですね。
2015-11-23 月 21:22:59 |
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ゆず豆
[編集]
1972年(Conquest of the Planet of the Apes) 監督:ジョン・リー・トンプソン 地球時間1983年…病原菌が襲った。 亡くなったコーネリアスが語ったとおり、宇宙パイロットが持ち帰った病原菌は猫や犬たちだけに感染し全滅させてしまいました。そして代わりのペットを求め…
2015-11-18 Wed 19:03:16 | MOVIE-DIC
2015-11-18 Wed 19:03:16 | MOVIE-DIC