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No.1126 『記憶探偵と鍵のかかった少女』
No1126 『記憶探偵と鍵のかかった少女』

2013年制作 米
監督:ホルヘ・ドラド

≪キャッチコピー≫
『記憶は嘘をつく――』

≪ストーリー≫
人の記憶に入れる特別な能力を駆使して、いくつもの難事件を解決に導いてきた記憶探偵ジョン(マーク・ストロング)。問題を抱えた16歳の少女アナ(タイッサ・ファーミガ)の記憶を探る依頼が舞い込み、彼女の記憶に潜入したジョンはショッキングな出来事の数々を目撃する。その記憶に隠された謎に迫るため事件の関係者たちを訪ねるが、どの証言もアナの記憶とは異なるものばかりで……。

≪感想≫※思いっきりネタバレあります
記憶探偵。
人の記憶に入り込み、過去を知り、事件や問題を解決してしまおうという輩。
いわゆる特殊能力、超能力的な事ですかね。
昔観た「インセプション」は夢の中に入り込むという設定でしたが本作は記憶。
んんーーー、何とも興味深い設定。
面白そうな香りがぷんぷん。

さて本作。
面白かったんですがハードルを越える事は無かったかな。
先に思いっきりネタバレしますが、本作のオチは患者のアナは天才少女で、
ジョンの記憶探偵の能力を利用し、彼を陥れるというお話。
このオチまでに至る流れが、ちょっと謎々しすぎて少し読めてしまったんですよね。
ミスリードではなくって、敢えてアナが怪しいように見せているせいか、
オチを知ってしまっても、
「でしょうね・・・。」
で止まってしまって。
そこは残念無念。

こんなにも美味しい設定。
アナの天才少女っぷりだとか、見た目も超絶的な透明感で純粋無垢な感じも、
とっても良かっただけにもったいないなって。
たとえばこれが、中盤ぐらいでアナの正体をばらしてしまって、
記憶探偵(特殊能力)VSアナ(サイコパス)の構図でグイッと持って行っても
良かったんじゃないかな。
そして、これまた記憶探偵という設定をもっと上手く活かしてくれても良かったのに。
あんまり、記憶の中に入ってどうこうのくだりがあんまり活かされていなかったのかなって。
序盤に一人二人、この記憶探偵が問題を解決するシーンがあったりとかね。
正直、これが最良の演出ではないように感じました。

あとね・・・。
これは結構、本作の肝なんですが。
ヒロインであるアナの性格。
これがイマイチ好感が持てなくって。
つまるところジョンは何も悪くなかったんですよ。
たまたま、アナの担当になったってだけで、ここまで貶められるか!?
いくらなんでも可愛そうすぎる・・・。
もちろん、最後にはそれなりのフォローはあったのですが、何だか腑に落ちないんですよね。
彼女の能力ならば、もっとサイコチックにもっと天才的に目的を遂行できたはず。
それこそ、大好きなサイコパスキャラ「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター博士のように。
もっともっと天才的に描いてほしかったなと。

設定、終盤まではなかなか楽しめたのに少し残念な本作。
ただ、この手の作品はなんだかんだで手に取ってしまうので今後も期待。

≪点数≫
  6点
                                           (15.08.24鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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