2015-10-12 Mon

2014年制作 米
監督:スコット・デリクソン
≪キャッチコピー≫
『“戦慄の実話”を完全映画化。』
≪ストーリー≫
ニューヨーク市警のラルフ(エリック・バナ)は、何かにとりつかれたかのように不可解な事件を起こした男女を逮捕する。全く別物に思われた複数の事件の捜査を通し、彼は自分にしか見えない、自分にしか聞こえない何者かの存在を感じていた。それぞれの現場に残された謎の言葉を見つけ事件が悪霊の仕業であると気付いたとき、ラルフの家族にも魔の手が迫り……。
≪感想≫
むむむ・・・おもてたのとちがーーーう!!
前情報など一切入れず鑑賞。
タイトルだけで、「ゴーストバスターズ」からコメディタッチを抜いたシリアスホラー版かなと思いきや・・・。
ちょっとピンとこなかったです。
悪魔祓い的な作品。
そういわれるとあまり観たことないかも。
「エクソシスト」的な?
「オーメン」的な??
やっぱり、ちょっとピンとこないや。
さて本作。
良かった所。
ホラー映画の王道的演出は健在。
シーンから急にドンッ!!
シーンから急にギャーッ!!
こりゃ、本能的に驚いちゃいますよね。
しかも本作はPG-15なので映像もグロっとしていて見応えも抜群。
映画館で観ていたらさらに驚いたことでしょう。
音楽の使い方も良かったです。
ストーリーの中に音楽を使ったお話があって。
クライマックス。
主人公の頭の中にロックな曲が鳴り響く。
これが結構カッコ良くって。
鑑賞後調べてみるとこの曲は、
ドアーズの「ブレイク・オン・スルー」と言う曲らしいです。
あと、先に書いたクライマックスは映像、演出共に良かったです。
実は、序盤、中盤とイマイチ盛り上がりに欠けていて。
もちろん、見せ場もあったんですが、想像していた作品じゃなかったという事もあって、
イマイチノリきれなかったんですよね。
ただ、クライマックスの悪魔祓いのシーンは良かった。
少しド派手な演出。
バチバチっと決めた映像は◎。
非リアリティでしたがとても見応えがありましたよ。
悪い所。
少し書きましたが、全体的に、も一つノリきれなかったんです。
そもそも。僕はこの霊的現象がイマイチピンとこなくって、
僕が理系出身という事もあるのかもしれませんが、この世に起こる超常現象等は
全て何か根拠があるのではと思ったり。
もちろん、解明できてない部分も多々あって、それを幽霊とか超能力だとかに
収まっているのではと思ったり。
テレビの中の誰かのように頭ごなしに否定するつもりはないし、楽しく生きるためにはこういう考え方も
アリだよねって思ったりもするんですが、本作のようなお話はいくらなんでも盛りすぎだろって。
冒頭とラストに本作は実話です的なテロップを出されたのは、逆に
「んんっ!?」
ってなっちゃったんですよね。
あとは、少し触れましたが、本作はPG-15作品なのでグロ描写が結構ありまして。
確かにそれが見応えに繋がっていたのですが、逆にリアリティが失われて、ただの
びっくりさせるためだけの画に感じたんです。
そこら辺も少しもったいないなって。
この実話を参考にって言う部分を少し前面に出されたせいで、全体的にちょっとねぇ・・・。
うーーーん・・・。
そもそものイメージと違うのは、僕の勝手な思い込みが生んだ悲劇。
作品を観る時にはある程度、前情報を入れていた方が良いのかな。
残念無念。
≪点数≫
4点
(15.08.13鑑賞)

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