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No.1119 『007 第11作 ムーンレイカー』
No1119 『007 第11作 ムーンレイカー』

1979年制作 英
監督:ルイス・ギルバート

≪キャッチコピー≫
『遂に宇宙をも制覇した
     史上最大の娯楽巨編!』

≪ストーリー≫
イギリスへ輸送中の、アメリカのスペース・シャトル、ムーンレイカーが何者かによって奪われた。事件の調査に乗り出したボンドは、背後に、人類抹殺を計画する組織があることを突き止める……。

≪感想≫
007シリーズ第11弾。

これまたおバカ映画の登場だ!!
と言いたいところですが・・・。
これは言い方を変えれば娯楽映画という事なんですよね。

3代目ジェームス・ボンド(ロジャー・ムーア)に代わってからは、ひたすらおバカな方向へ転換されていて。
僕のイメージしているスタイリッシュなボンド映画からは遠ざかっているような。
ただ、それはそれで間口を広げて子どもから大人まで楽しめるように方向転換したのかなって。
それが良くも、悪くもに繋がっているのですが・・・。

本作はコント的な演出が盛りだくさん。
細かい所をツッコミ出したらキリがないくらい、設定、お話には粗が目立つ。
ただ、それを無視してしまえばなかなか面白い作品に。
例えば、敵のドラックスの右腕的存在の東洋人チャン。
彼がボンドに闇討ちするシーンがあるのですが・・・。
いきなりの剣道の防具と竹刀をもっての登場(笑)
面をかぶって、竹刀って・・・。
いくらなんでも弱すぎでしょう・・・。
観た時は思わず噴き出してしまいましたよ。
例えば、水陸両用の乗り物。
水上ボートみたいなもので追っかけっこ。
後に岸へ上がって逃げるんですが、これがまたのっろいのろい。
これならすぐに追いつかれるし、何より目立つので逃げれるわけないでしょう(苦笑)
こちらも観ていてぷぷぷって。
細かい所で言えば、そもそも宇宙にフィールドを広げるのはどうよ。
とか。
武器に光線銃が出てくるのも、なんだか違うんじゃないかい?
とか。
中盤、ボンドが敵のアジトで美女に見とれてたら、池にドボンのシーンは、
もうドリフのコントのまんまじゃんか(笑)
とにかく、色々な演出、展開がくだらなく、良い意味でも悪い意味でも笑えましたよ。

極めつけは宿敵ジョーズの取り扱い。
前作で初登場した鋼鉄の歯を持つ男ジョーズ。
前作でかなりアクの強い役どころで、観客の心を一気に鷲掴みしてくれたキャラクター。
僕ももちろん大好きで冒頭で出てきた時は、
「よっ!待ってました!!」
ってな喜びが。
本作では主役級の扱いで大車輪の活躍でした。
なんといっても、この男、無敵なんです(笑)
スカイダイビングでパラシュートなしで落っこちても大丈夫。
ケーブルカーでブレーキ無しで壁に激突しても大丈夫。
ボートで滝に落っこちても大丈夫。
挙句の果てには宇宙に取り残されても大丈夫(笑)
怪我ひとつないその姿はおかしくってしょうがない。
しかも、本作では最愛の恋人と出会うんです。
この出会い方とかやり取りが可笑しくって可笑しくって。
最高の色ものキャラクターでした。
こいつの一挙手一投足に目が離せませんでしたよ(苦笑)

とまぁ、全体的に雑な娯楽作品と言った所。
制作年度が1979年というだけに、やはりルックは物足りない部分も多々ありましたが、
これはこれで良いのかなぁと。
ただ、やっぱり期待しているスタイリッシュなボンド映画も観たいよなぁ。

≪点数≫
  6点
                                           (15.08.09鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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