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No.1112 『007 第09作 黄金銃を持つ男』
No1112 『007 第09作 黄金銃を持つ男』

1974年制作 英
監督:ガイ・ハミルトン

≪キャッチコピー≫
『黄金銃の秘密を追ってボンドが見せるウルトラ・アクションの連続!』

≪ストーリー≫
“黄金銃を持つ男”と言われる一流の殺し屋スカラマンガに、英国情報部員ジェームズ・ボンドの暗殺指令が下った。それを察知した英国情報部は、ボンドの安全をはかるため一時的に解任する。だがボンドは、スカラマンガと対決するため、彼のひそむ中国の孤島へと飛ぶ……。

≪感想≫
007シリーズ第9弾。

なんじゃこりゃこりゃ。
やっぱりぐだぐだ、おバカな作品だ!!

まずは良き所。
本作のボスはスカラマンガという男。
こいつのキャラ立ちができていないのは置いといて。
このスカラマンガの従者の小人が良い味出していました。
こいつが影のボスと言っても良い程、大活躍。
チョロチョロと小回りよく動き回って良い感じ。
性格も小悪党感丸出しで◎。
声もまた良い感じの偏屈声だったんですよねぇ。
とにかく、こいつだけは好きなキャラクターでした。

良いところは・・・・このぐらい!!
あとはダメダメ。
というか、良くもなく悪くもなくと言ったところ。

まずボンドの女性に対する扱いが相変わらず苦いんですよね。
中盤、一人の女性(グッドナイト)をクローゼットに閉じ込め、もう一人の女性(ミス・アンダース)と
情事を始めるあたりには
「なんだ、このクズ野郎は!!」
なんて、怒りがこみ上げてきましたよ。
ただ、シリーズが始まってずーーーーーっとこんな流れを見せられると、
だんだん怒るのもなぁとも思ったり。
これがジェームズ・ボンドなんだよと言われれば受け入れるしかないのかなって。

アクションについて。
前作はカーアクションや水上ボートチェイスシーンがふんだんに盛り込まれていて、
「おっ、この時代にしてはなかなか。」
なんて思ったのですが、本作ではそれがあまり見受けられなくって。
確かに頑張っていたのですがちょっと物足りなかったかな。
あと、純粋なる格闘アクションも冴えなかったなぁ。
これは前作にも言える事なんですが、そもそも3代目ボンドのロジャー・ムーアは
アクションが苦手なんじゃないかな。
敵と格闘をボッコボッコやり合うんですが、全然カッコ良くないんです。
撮り方やカット割りでカバーしても良いのでしょうが、この時代での技術では
難しかったのでしょう。
とにかく物足りなかったです。

キャラクターについてもダメダメな部分が。
今回のボンドガールであるグッドナイトが全然魅力的じゃない。
彼女もCIA関係の人間であるはずなのに、仕事がお粗末すぎる。
むしろ邪魔してばっかり。
クライマックスの間違ってお尻で兵器のボタンを押してしまう所には腹が立ったり。

敵役のスカラマンガもダメダメだったなぁ。
人物背景や周りの評価では最強の敵になってもおかしくない程の評判なのに、
イマイチの強さで。
先にも書きましたが、むしろ従者の小人の方が良かったですもん。
これまで敵を倒してきたのも、きっとこの小人のおかげ。
フェイスはアル・パチーノみたいでカッコ良かったのに、ほんとにもったいない。

むむむ・・・・全体的になんだかなぁな作品。
3代目ボンドになって良い作品に巡り合えていないぞ!!
次回作に期待だ!!


≪点数≫
  4点
                                           (15.07.12鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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