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No.1111 『007 第08作 死ぬのは奴らだ』
No1111 『007 第08作 死ぬのは奴らだ』

1973年制作 英
監督:ガイ・ハミルトン

≪キャッチコピー≫
『21世紀に翔ける007シリーズ第8弾!
 アイデアも面白さもグーンとパワー・アップ! 
   ポール・マッカートニーのラブ・テーマに乗って ニュー・ボンド華麗に登場!』

≪ストーリー≫
麻薬事件を追うボンドは、麻薬を無料で配り社会の壊滅を図るミスター・ビッグという男に行き当たる……。

≪感想≫
007シリーズ第8弾。

本作からジェームズボンドは3代目ロジャー・ムーアへ。
まだピンと来ていませんが徐々に慣れていくのかな。

さて作品について。
うーーーん、惜しい!!
そして、何気にバカ映画!!

良かった所。
物語や作りは今までより面白みが増えたかな。
謎ときというか、作りもしっかりしていて、観ていて興味の持続が続いていたんです。
例えば、冒頭、ボンドが敵をつけていくシーン。
実は、そのボンドの行動も的に見透かされていて、さらに敵がボンドをつけていく所など、
敵は敵で、一味違うなと。
今までの作品は、ボンドもさることながら敵がメチャクチャ弱っちかったんです。
弱っちいというか、無能というか。
ボンドを捕まえてもすぐに逃がしてしまうし、追いかけっこでも、勝手に死んでいっちゃうしみたいな。
とにかく、これらのやり取りがお遊戯レベルで観てられなかったりもしたんです。
本作は、「幾分」か(あくまでも少しだけね)は良くなっていたかなと。

突飛な演出。
これは良かった所に挙げて良いのかな。
先に書きましたがバカ映画と思っても良い程の演出。
例えば、ボンドが人食いワニに囲まれるシーン。
逃げ方がワニの背中をピョンピョンピョンピョン・・・(小笑)
例えば、ボンドの新スパイグッズの磁力腕時計。
強力な磁力を発生させ周りの鉄類を手繰り寄せると言うグッズなのだが。
使い勝手があまりにも都合良すぎ!!
ラストに使用した際の、ピンポイントで物を引き寄せるあたりはいくらなんでもズル過ぎる(中笑)
極めつけはラストのあの武器。
弾丸に圧縮ガスみたいなものが入っていて、のみ込んだら体が風船のように膨らんで・・・。
人間がパーンってはじけるんです(大笑)
これには声に出して笑っちゃいましたよ。
他にも本作における占いの立ち位置とか、ブードゥー教の祭りや信仰的な演出などには、
正直笑わせてもらいました。

あとアクションも意外に凄かったな。
クライマックスのボートでの水上チェイスシーンは、あの時代にしては
とても頑張っている方ではないでしょうか。
最近、「マッド・マックス」なんて凄まじいカーアクションを観てしまったせいか、
見劣りはしましたが、考えると、やっぱり本作もなかなか派手だったなって。
二階建てバスの二階だけ吹っ飛ぶ所とか、ボートがパトカーに突っ込む所とか。
良い感じでしたよ。

さてここからは悪い部分。
先に、バカ映画的な演出が良かったと書きましたが、実はそこが悪かった部分でもあって。
興味の持続が続くようなミステリタッチの演出とこのギャグ的演出のバランスが上手く取れていなかったんです。
ギャグ的演出は狙っていなかったのかな。
どうせならもっといききっても楽しかったかもしれません。

次に、これまでの作品でのレビューでも度々触れていますが、ボンドの好色家っぷり。
本作はいつもに増してひどすぎる!!!!!!
モテるのは分かるんですが、いくらなんでも好きものすぎるでしょう(苦笑)
今までは、もう少しモラル的な部分も残っていたように感じましたが、本作はただ女性を、
食い散らかしているだけのように見えて。
ぜんっぜんカッコ良くないんですよねぇ。
・・・・モテない男のひがみなのかなぁ・・・(涙)。
とにかく、本作のボンドの女性に対する扱いは好きじゃなかったです。

とにもかくにも。
全体的に良くも悪くもと言ったところ。
新ジェームス・ボンドのロジャー・ムーアもそれほど悪くなかったしね。
あと、主題歌がめちゃくちゃ良かったです・・・と思っていると、
歌手はポール・マッカートニーだったんですね。
なるほどねぇ・・・。

とにもかくにも、次回作も楽しみです。

≪点数≫
  5点
                                           (15.07.10鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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