2015-07-02 Thu

1967年制作 英
監督:ルイス・ギルバート
≪キャッチコピー≫
『地下300メートルの大要塞爆破から大宇宙のロケット戦へ』
≪ストーリー≫
米ソの宇宙ロケットが、次々と行方不明になるという事件が発生した。事件の背後にスペクターの影を見いだした英国情報部は、真相究明のため、ジェームズ・ボンドを日本に派遣する。日本の情報部局長、タナカの助けを得て、ボンドはスペクターの秘密基地に潜入するが……。
≪感想≫
007シリーズ第5弾。
本作の舞台は日本。
とんでもない日本描写が多々出てきます。
時代設定はいつなんでしょうか。
冒頭、ボンドが日本に降り立ったら着物を着た女性と人力車。
いくらなんでも、戦後間もなくどころじゃないでしょう(苦笑)
あとは忍者やら相撲やら海女さんやら。
とにかく日本文化が盛りだくさん。
相撲についてツッコミ一つ。
相撲取りにスパイの仲間はいくらなんでも。
あと、土俵の狭さがハンパない。
ちょっと笑ってしまいましたよ。
どこかのお城で忍者養成所があって特訓しているんだけど、忍者感がまるでない。
普通に剣術や空手の特訓をしているだけ。
忍び感がまるでないんですよね・・・。
とほほ・・・。
ただね・・・。
これはこれで描き方の問題だけであって、こんなに日本の文化の事を伝えようとしている
作品はこの時代にはなかなかなかったのでは。
そんなことを思うとありがたいなぁって許せちゃうんですよね。
いつもツッコミ所が満載の本シリーズも今作は許せました。
ジェームズ・ボンドについて。
本作でも女好きは言わずもがな。
色んな所で女性を抱きまくるのはやっぱりいただけないなぁ。
けど、これぞジェームズ・ボンドなんですよね。
ショーン・コネリーもカッコイイからしょうがないか。
おっとそうそう。
本作ではボンドが日本人に変身します。
黒髪坊ちゃんヘアのボンド。
あまりの仕上がりに、めちゃくちゃ笑わせてもらいましたよ。
キャラクターについて。
本作でスペクターのボスが出てきましたね。
もう少し活躍して欲しかったな。
これからなのかな。
あと、本作では日本人キャストもたくさん出るし、たくさん活躍していました。
タイガー役の丹波哲郎さんがけっこう重要なポストで出ていたのが嬉しかったです。
メカについて。
本作でも少しスパイグッズが出てきましたね。
僕的にはミニヘリコプターとタバコにプチミサイルが仕掛けられている武器は◎でした。
まだまだいろんなグッズを出してもらいたいです。
とにもかくにも。
内容はともかく日本文化を間違っているとはいえ、ここまで紹介してくれた本作。
ありがたく鑑賞させていただきました。
≪点数≫
5点
(15.05.10鑑賞)

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