2015-05-07 Thu

2014年制作 米
監督:アントワン・フークア
≪キャッチコピー≫
『19秒で世の不正を完全抹消する。』
≪ストーリー≫
ホームセンターに勤務するマッコール(デンゼル・ワシントン)は、かつてCIAで名をはせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦(しょうふ)、テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。
≪感想≫
これぞ王道!!
ちょっと古めな感じだけどとても楽しめた傑作。
元CIAらしき男が町に紛れ普通の暮らしをしている。
それがあるきっかけを基にヒーローへと変貌する・・・。
弱そうな親父だけど実は・・・的なお話。
思い出すのが「96時間」シリーズのリーアム・ニーソン。
あれも弱そうな父親が実はメチャクチャ無敵親父だったという気持ちの良いお話。
あと、本作を観て思い出したのはトム・クルーズの「アウトロー」。
あれは少しロートルに差し掛かった男ヒーローものでした。
そして本作。
主役はデンゼル・ワシントン。
デンゼルと言えば「トレーニング・デイ」(こちらは、本作の監督との初タッグ作品ですね。)や
「アメリカン・ギャングスター」「2ガンズ」「アンストッパブル」等々。
いつも思うのは、彼って見た目がすでに強そうで無敵感が漂うんですよね(笑)
「トレーニング・デイ」の悪徳警官なんてメチャクチャでしたもん。
本作のそのキャラクターはいつもに増してさらに無敵!!
これまでに挙げたトム・クルーズやリーアム・ニーソンも無敵感漂っていましたが、
非にならない!!
それがまた、デンゼルに見事にマッチしていて、観ていて気持ちが良かったんですよね。
撮り方や演出にもよるんですけど、とにかく彼の一挙手一投足にはハラハラはなく、
どういう風に敵を始末していくんだというワクワクの方が強かったです。
演出について。
本作、撮り方もカッコ良かったな。
132分と言う長丁場なのに大事な所は意外とスパッと切っていて。
例えば、マッコールが敵のタンカーを攻め落とすシーン。
ここはとっても見せ場としてはいくらでも作れるはずなのに、あえて爆破シーンのみ。
これがまたカッコよくって・・・。
最後の最後もそうでした。
ラスボスとの決着も意外にスパっと端的に終わらせる。
これまた渋いんですよね。
テンション、ガンアガりでしたよ。
裏を返せばもっと、ガンガンアクションを見せたりドッカンドッカン派手にという事も
あるんでしょうが、この抑えた感じがまたデンゼル=マッコールのキャラクターと
合っていたんですよね。
お話の作りも丁寧でした。
色々、セリフで説明するのではなく、伏線をはっては回収する。
あざとい部分もあったりするんだけど、これはこれで不快ではなく気持ちが良かったので◎。
例えば、マッコールの同僚が警備員になるための特訓をするシーンでの会話。
後のマッコールを抱えて助けるシーンに繋がるし。
例えば、マッコールが働く日曜大工販売店。
クライマックスでのバトルシーンに繋がるし。
王道っちゃあ王道なんだけどとっても良い!!
敵キャラも最高でしたね。
今回の敵はロシアンマフィア。
中ボスのテディ。
彼のキャラクターもしっかりと立っていて、どんな奴かをしっかり説明していたので
バトルの結果が気になる気になる。
テディも賢くて残虐でこれ以上ない強者。
マッコールとの知能戦や会話のやりとりはひりつく緊張感で最高でした。
音楽もカッコ良かったな。
暗い中にもちょっとこうスタイリッシュなラップ調の音楽は◎。
エンディングテーマもイケていました。
そして本作、バイオレンス描写も意外とキツく描かれていて。
スタイリッシュなバイオレンス映画「ドライヴ」を思い出したり。
デンゼル・ワシントンのナイフアクションや日曜大工道具を使って敵をやっつけるのは、
エグいんだけど、テンションアガりながら鑑賞してました。
女性・子供を度外視した残虐アクションも好印象でした。
不満はほんとにほんの少し。
大好きクロエ・グレース・モレッツが少ししか出なかったのがなぁ(苦笑)
もうちょっと活躍して欲しかったな。
あと、こんなにも無敵すぎたらもっとできる事があるんじゃないかってふと思ったり(苦笑)
とにもかくにも。
これ以上ないほどの勧善懲悪無敵のヒーロー。
シリーズ物にしてほしいぐらい楽しい作品でしたよ。
10点に限りなく近い9点!!
余談。
本作のCMではマッコールは19秒以内で敵を云々なんて謳っていましたが、
全然そんなことは無い!!
こういうやり口は嫌いです!!
良い作品なのは間違いないので、こういう売り出し方は観終わって嫌いになる原因になるので、
止めてほしいなぁ・・・。
≪点数≫
9点
(15.04.11鑑賞)

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ホームセンターで売ってる道具が役立っていますよね?
デンゼルにとっては、ホームセンターだけに、
“ホームゲーム” になったのでは・・・
ちゃんちゃん、失礼いたしましたー。
デンゼルにとっては、ホームセンターだけに、
“ホームゲーム” になったのでは・・・
ちゃんちゃん、失礼いたしましたー。
2015-05-12 火 00:36:37 |
URL |
つかりこ
[編集]
いつもコメントありがとうございます
> ホームセンターで売ってる道具が役立っていますよね?
そうそう。
色んな道具を使って、意外にグロいやり口もあったりして
テンションあがりました。
> デンゼルにとっては、ホームセンターだけに、
> “ホームゲーム” になったのでは・・・
> ちゃんちゃん、失礼いたしましたー。
ふふふ・・・。
悔しいかな、巧い返しが思いつかない・・・。
僕にとってのホームセンターはいずこに・・・。

> ホームセンターで売ってる道具が役立っていますよね?
そうそう。
色んな道具を使って、意外にグロいやり口もあったりして
テンションあがりました。
> デンゼルにとっては、ホームセンターだけに、
> “ホームゲーム” になったのでは・・・
> ちゃんちゃん、失礼いたしましたー。
ふふふ・・・。
悔しいかな、巧い返しが思いつかない・・・。
僕にとってのホームセンターはいずこに・・・。
2015-05-15 金 21:19:48 |
URL |
ゆず豆
[編集]
女子供を無視した作品、最高ですね(笑)
トレーニングデイのデンゼルが好きなので、イコライザーも観てみます。
トレーニングデイのデンゼルが好きなので、イコライザーも観てみます。
初めまして!!
コメントありがとうございます
トレーニングデイのデンゼルは超悪党。
本作のデンゼルは真逆で超正義の男。
どちらも最高のキャラクターでしたよ。
監督さんも同じなので、トレーニング・デイが好きな方には、
楽しめる作品に仕上がっていると思います。
ぜひぜひ!!
コメントありがとうございます

トレーニングデイのデンゼルは超悪党。
本作のデンゼルは真逆で超正義の男。
どちらも最高のキャラクターでしたよ。
監督さんも同じなので、トレーニング・デイが好きな方には、
楽しめる作品に仕上がっていると思います。
ぜひぜひ!!
2015-05-18 月 21:19:53 |
URL |
ゆず豆
[編集]