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No.1066 『下妻物語』
No1066 『下妻物語』

2004年制作 邦
監督:中島 哲也

≪キャッチコピー≫
『わたし根性ねじまがってまーす』

≪ストーリー≫
田園風景が広がる美しい茨城県下妻市。青空の下フリフリのロリータ・ファッションで闊歩する少女・桃子(深田恭子)の生きがいはお洋服。ロリータ一直線で他人を必要としない桃子の前に、真っピンクの改造原付きに乗った地元のヤンキー少女(土屋アンナ)が現れる。

≪感想≫
告白」「嫌われ松子の一生」」「パコと魔法の絵本」の中島哲也監督作。
何かのレビューの時に書いたのですが、この監督さん。
とにかく見せ方にこだわった方のようで。
中島監督はもともとCMディレクターさんで。
あの有名なサッポロ黒ラベルのCMを撮ったお方。
youtubeはこちら。

めっちゃスタイリッシュでオシャレな感じ。
その作風が先に書いた3作品にも顕著に表れていたんですよね。
画作りや演出、語り口もとにかくこだわっていて。
僕的にはそれが結構ハマっていたんですよね。
「告白」に関しては、ちょっと物語に合っていなくって違和感アリアリだったんですが、
他の2作は好印象の記憶が。

そんなこんなで本作。
「・・・あれ、こんなにつまんなかったっけ?というか何だか腹立たしいぞ!!」
先に書いたこだわりの演出、画作りは健在。
むしろ本作が監督デビュー作なのでこちらの方がより特化した作りになっていて。
それがとにかくザラザラと違和感アリアリな演出で。
もうねぇ・・・変わった語り口の演出のせいでとにかくお話が入ってこないんですよね。
わざとらしいエンタメ的演出や、主人公の面白げなナレーション。
アニメを差し込む演出。
寺の鐘がオチの音として使われる演出。
時折、カメラ目線で観客に語りかける演出等々・・・。
ちょっとダッサイなぁって。
肩すかしを喰らった感がハンパない。
思い出すと「パコと~」や「嫌われ~」でも同じような演出があったような。
なぜでしょう、この演出が好印象だったはずなのに、今回に関しては
到底受け入れる事ができなかったんです。
なれるまでの1時間ぐらいは本当に苦痛でした(苦笑)
恐らく・・・恐らくですが、本作をリアルタイムで観ていたら結構衝撃を受けたのでは。
この中島監督の撮り方に慣れてしまった僕は、免疫力がついて飽きが来て、
噛み砕いてみる事で自分の好みに合っていないという事に気付いたのでは・・・なんて。

お話自体は別に嫌いではなかったんですけどね。
ベッタベタの王道友情物語。
キャラクターも結構立っていたし、魅力的でしたし。
爽やかで良かった所も多々あったんですよ。
少しぶっ飛んだお話なのでマンガとかにしたら面白いかもって思ったら、こちら小説が
原作なんですね。
なるほどねぇ・・・。
物語自体は面白いので、そのスタイリッシュな撮り口に慣れてきたと思ったら、また萎えさせられる。
冒頭とクライマックス前の原付で轢かれるシーン。
あそこは一番萎えちゃったなぁ・・・。

とにかく残念無念の本作。
好きな部分もあっただけにもったいない。

中島監督の作品は結構好印象だっただけに残念。
僕、この監督と相性が悪いのかも!!


≪点数≫
  5点
                                           (15.02.22鑑賞)



こちら原作本。
未読です。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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