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No.1023 『ベルリンファイル』
No1023 『ベルリンファイル』

2013年制作 韓
監督:リュ・スンワン

≪キャッチコピー≫
『敵は南か、北か、世界か――』

≪ストーリー≫
韓国国家情報院のすご腕エージェントであるジンス(ハン・ソッキュ)は、ベルリン市内で行われるアラブ系組織と北朝鮮諜報(ちょうほう)員ジョンソン(ハ・ジョンウ)の武器取引の情報をキャッチ。ジョンソンはホテルから脱出して難を逃れるものの、韓国側に情報が漏れていることに不安を抱く。さらに、北朝鮮大使館の通訳官を務める妻ジョンヒ(チョン・ジヒョン)の二重スパイ疑惑を知らされてがく然とする。韓国国家情報院の追撃を懸命にかわす中、ジョンソンは自分と妻、さらには宿敵ジンスまでもが巨大な陰謀に飲み込まれていることに気付く。

≪感想≫
いやはや、やっぱり凄いぞ韓国映画!!
とても見応えのある良作でした。

まずアクション。
なんとなく韓国映画と言えば重々しい陰鬱どっぷりの暗い作品。
本作も少し落ち着いた暗いトーンの作品でしたが、アクションがメチャクチャカッコ良かった。
銃撃戦もスタイリッシュでイケていたし、何と言っても格闘アクション。
カンフーアクションばりの格闘技を駆使したラストのバトルは必見です!!
キレがあってスピーディーでド派手。
「おぉーー・・・。」
と思わず唸るばかり。
あとフレッシュに感じた戦い方が一点。
弾の無くなった拳銃を鈍器として使う格闘は初めて見ました。
とにかく周りの物を武器にして戦うアクションは、とっても新鮮でした。
格闘術も優れていて◎。
アクションだけでも何度でもいけるな。

次に俳優さん達。
主役のジョンソンを演じたハ・ジョンウ。
やっぱり大好きこの俳優さん。
以前観た「悪いやつら」でも絶賛させていただきましたが、本作でさらに好きになりました。
佇まいと言うか、この暗い雰囲気がメチャクチャ渋いんですよね。
男前って感じではないんですけど、憧れますねぇ・・・。
とにかくカッコ良かったです。
そして本作で知り、目を奪われたキャラがまた一人。
それは敵役のミョンス演じるリュ・スンボム(この方、本作監督の実の弟さんなんですって)。
こいつがまた嫌な奴なんだけど、冷静でこれぞ悪役って感じがいい味出していたんです。
先に書きましたが、クライマックスのジョンソンとの格闘シーンは何度観ても、血が滾る。
すっげー、カッコ良かったですよ。
韓国映画を観ているといつも思うのが、脇を固めるキャラクター達もしっかりと立っていて、
魅力的で、作品にさらに面白さを足してくれているんですよね。
僕が韓国人俳優さん達をあまり知らないから、新鮮に感じるという部分もあるのでしょう。
これが邦画なら、何となく俳優さん達のイメージが知らず知らずについているでしょうから。
ただ、それだけじゃなく、韓国映画はこういうキャラ付けみたいなものが上手なんじゃないかなって。
本作はストーリー云々よりキャラクターやアクションに持っていかれたかな。

実は肝心のストーリーは、正直「???」の部分もあったり。
冒頭は、結構入り組んでいて、韓国チーム、北朝鮮チーム、ドイツチーム、
アメリカチーム、イスラムチーム。
様々な、思惑が入り組んでいて難解でした。
もう少しスッキリ描いてくれたら良かったのですが。
ちょっと最初は理解に苦しみました。
ここは唯一のマイナスポイントだったかな。

とにもかくにも。
やっぱり凄いぞ韓国映画。
今年も何本か観てきましたが、あまりハズレがない。
今後も楽しみです。


≪点数≫
  8点
                                           (14.11.15鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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