2014-12-03 Wed

1997年制作 米
監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
≪キャッチコピー≫
『毒には、毒を』
≪ストーリー≫
ロシア・マフィアの一員がFBIの手入れで死亡。激怒したボスは、ジャッカルを雇い米国要人の暗殺を依頼する。一方、その動きを察知したFBIのプレストンは、ジャッカルを詳しく知る元IRAの囚人デクランに協力を要請。だが、ジャッカルの標的はデクランの思いもよらぬ人物だった。
≪感想≫
ブルース・ウィリス&リチャード・ギア。
二大俳優の共演作。
悪対悪。
「毒を以て毒を制す」なんて言葉がありますが、FBIは凄腕殺し屋のジャッカルを
捕まえるために、牢獄に入っている、同じく悪のデクランを雇う事に。
さて、勝つのはどちらの悪か・・・。
どうです、この面白そうなプロット。
二大俳優の共演作と言えば思い出すのが「フェイス/オフ」。
ニコラス・ケイジ対ジョン・トラボルタ。
とても良い作品でしたね。
さてさて本作。
・・・・うーーーん、期待を越える事のない作品でした。
まず、最大の見所であるはずの二大俳優のキャラクターがうまく立っていなかったかな。
ジャッカルはとってもクールで氷のような殺し屋風。
マンガ「ゴルゴ13」のようなね。
「ダイ・ハード」的な熱い男ではないブルース・ウィリスは新鮮でカッコ良かったですよ。
ただ、それも最初の方だけ。
行動の一つ一つやクライマックスの展開などをみても、イマイチその凄腕さが伝わらない。
もうちょっと巧く見せてほしかったなぁ。
一方のデクランはさらにひどい。
デクランも凄腕の悪のはずなのに、ただのお人好しの善人にしか見えない。
冒頭、FBIとの交渉の際もイマイチその凄さが伝わらない。
本当にこいつに任せていいのか??
みたいな・・・。
悪対悪の構図が上手くできていないんですよね。
とても中途半端と言うか。
このキャラ付けがイマイチだったので面白さが半減。
ノリきれないとはこの事か。
そして演出について。
本作に期待したのは豪華競演のド派手なアクションや演出。
本作は、アクションもイマイチ薄味でしたね。
ド派手な爆破等もなく抑えめの演出で、少し地味目な印象。
これまたノリきれないなぁと・・・。
・・・むむむ。
良くも悪くもインパクトが弱く、いずれ内容を忘れてしまいそうな本作。
ただ、主演2人の豪華競演。
このうたい文句に騙されてまた手に取ってしまいそうだなぁ・・・。
≪点数≫
5点
(14.10.25鑑賞)
こちら「ゴルゴ13」。
実写化されているって知ってました!?
しかも高倉健さん主演!!

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