2014-09-10 Wed

2009年制作 スウェーデン/デンマーク/独
監督:ダニエル・アルフレッドソン
≪キャッチコピー≫
『その過去が真実の口を開き、彼女の存在は脅威となる。』
≪ストーリー≫
宿敵と対決したリスベット(ノオミ・ラパス)は相手に重傷を負わせたが、自らも深手を負い病院に収容される。一方、政府公安警察内の秘密組織「特別分析班」は、事件を通じて自分たちの秘密が発覚するのを恐れ、関係者抹殺に動き出す。多くを知りすぎたミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)にも危険が迫るが、仲間を集め巨大な陰謀を解明しようと奔走する。
≪感想≫
北欧の人気小説ミレニアムシリーズ第三弾。
本作で三部作の最終章。
前作、前々作と、いずれもとても良くできたお話だったので続けて鑑賞。
綺麗に着地してくれたシリーズ最終作でした。
本シリーズ、派手さ的には1作目からトーンがダウンしてますね。
もともと落ち着いた作品だったのですが、本作はさらに輪をかけて
落ち着いた作風でしたよ。
大人向けと言うか。
ストーリーについて。
本作は前作の直後からお話が進んでいきます。
前作で重傷を負ったリスベット。
病院にて快復するも、父親への殺人未遂容疑で警察に収容されてしまう。
そして舞台は法廷へ。
リスベットの自由を勝ち取るためにミカエルらは奔走する。
もう、ここまで続けて観ているとリスベットを応援したい具合がハンパない。
彼女の生い立ち、今までされてきた酷い事を思い出したらわなわなと。
そして、その彼女を抑圧してきた男どものクズっぷり、ゲスっぷりには腹が立って腹が立って。
これが少しずつ詰まれていって、ギャフンといわせる流れはやっぱり観ていて
気持ちが良かったです。
決してリスベットも善なる人間とは言えませんが「勧善懲悪」な感じがね。
とりあえずリスベットのお話は綺麗に着地をしてくれましたね。
ミカエルとリスベットの関係もとても良かったです。
心の底では繋がっていて信頼しあっている形が。
キャラクターについて。
本シリーズって意外と登場人物が多いんですよね。
しかも名前が聞いたこと無いような名前ばっかりなので覚えるのに一苦労。
先に書いた、落ち着いた作風という事もあって、さらに覚えるのに一苦労。
こればっかりはちょっと苦労しました(苦笑)
前作で無敵の殺人マシーン、ニーダーマンが登場しましたが、本作でも登場。
もう少し彼を活かしたお話にしてほしかったな。
正直、本作では蛇足的な展開だったので、あまり必要に感じられなかったです。
無痛症というオイシイキャラ付けも、リスベットの兄というキャッチーなキャラ付けも
上手く活かしていなかったかなと。
そこら辺は少しもったいなかったです。
ただ本シリーズの売りは何と言ってもリスベットというヒロイン。
彼女を観る事ができて、また彼女が様々な苦境を自らの力と、周りの助けを借りながら
乗り越えていく姿を観る事が出来ただけでも良かったです。
本シリーズのレビューでいつも書いていますが、2時間ドラマ的な作品でしたが、
お話はしっかりしていて見応えのあるシリーズでした。
ミカエル・リスベットシリーズとして続編が作れそうな気がしますが、
原作の作者さんが本作を書いたのを最後に亡くなられたんですって。
残念ですね。
また新しいリスベットの活躍を観たかったなぁ・・・。
≪点数≫
7点
(14.08.09鑑賞)
こちら原作。

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3本の鑑賞、お疲れ様でした~(^_^)
物語も変化があって楽しめましたが、
リスベットの生き方が心に残るシリーズでしたね。
誰にも頼らず甘えず、肩肘張って強く生きている。
抱きしめてあげたくなる女性なんですよね~
今でもけっこう印象深いキャラです。
ノオミ・ラパスは本作をきっかけにハリウッド進出して、
「シャーロック・ホームズ」「プロメテウス」などに出ましたね。
ミカエルもすぐに「M:I ゴースト・プロトコル」に出てました。
TB、2にも送らせてもらいますね。
お時間のある時にでも目を通して下さったら嬉しいです。
物語も変化があって楽しめましたが、
リスベットの生き方が心に残るシリーズでしたね。
誰にも頼らず甘えず、肩肘張って強く生きている。
抱きしめてあげたくなる女性なんですよね~
今でもけっこう印象深いキャラです。
ノオミ・ラパスは本作をきっかけにハリウッド進出して、
「シャーロック・ホームズ」「プロメテウス」などに出ましたね。
ミカエルもすぐに「M:I ゴースト・プロトコル」に出てました。
TB、2にも送らせてもらいますね。
お時間のある時にでも目を通して下さったら嬉しいです。
こちらもコメントありがとうございます
シリーズものを完走しましたーーー。
少々、地味目ながらも見応えのあるシリーズでした。
僕もやっぱりリスベットのキャラクターが好感持てました。
圧力に負けずに頑張っている姿が、とても応援したくなるんですよね。
ノオミ・ラパスは「シャーロック・ホームズ」に出ていたんですね!!
あらら。きづきませんでした。
ミカエルも「ミッション・~」シリーズに出ているんですね。
未見だなぁ・・・。
2作目ぐらいまでは観たんですが・・・。
久しぶりに観直してみましょうかねぇ。
> TB、2にも送らせてもらいますね。
> お時間のある時にでも目を通して下さったら嬉しいです。
もちろんです!!
まとめて最終作にコメントを残すつもりでしたー(^_^)

シリーズものを完走しましたーーー。
少々、地味目ながらも見応えのあるシリーズでした。
僕もやっぱりリスベットのキャラクターが好感持てました。
圧力に負けずに頑張っている姿が、とても応援したくなるんですよね。
ノオミ・ラパスは「シャーロック・ホームズ」に出ていたんですね!!
あらら。きづきませんでした。
ミカエルも「ミッション・~」シリーズに出ているんですね。
未見だなぁ・・・。
2作目ぐらいまでは観たんですが・・・。
久しぶりに観直してみましょうかねぇ。
> TB、2にも送らせてもらいますね。
> お時間のある時にでも目を通して下さったら嬉しいです。
もちろんです!!
まとめて最終作にコメントを残すつもりでしたー(^_^)
2014-09-10 水 21:24:46 |
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ゆず豆
[編集]
しばらくブログから離れていましたが、今日から再スタート。
自粛という事でも無かったんですが、
気持ちがどうも映画とブログに向かっていかなくて放置してました(^^;
でも、徐々に平常心を取り戻しつつあります。
元気を出していくには、やっぱり映画もブログも必要ですね。
==================
と言う事で、正しいものは勝つ お話。
ミレニアム・シリーズ完結編。
...
2014-09-10 Wed 18:03:11 | RockingChairで映画鑑賞
2014-09-10 Wed 18:03:11 | RockingChairで映画鑑賞