2014-08-11 Mon

2007年制作 米/仏/邦
監督:ゾエ・カサヴェテス
≪キャッチコピー≫
『もう、魔法なんて起きないと思ってた。』
≪ストーリー≫
ニューヨークのホテルでVIP対応係を務める30代独身のキャリアウーマン、ノラ(パーカー・ポージー)。
母親のヴィヴィアン(ジーナ・ローランズ)からは結婚のことを心配されるものの、男性と付き合えば失敗ばかり。
日に日に人生の不安を膨らませていくノラは、ある日、フランス人男性のジュリアン(メルヴィル・プポー)と出会う。
≪感想≫
以前観た良作「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ。
あのシリーズは結構好きで、30代未婚の女性が奮闘する姿がとても魅力的。
主演のレネー・ゼルウィガーを一生懸命応援しました(笑)
30代未婚の女性・・・。
そんな共通点で、こちらも似た作品なのかななんて思って鑑賞したら・・・。
うーーーん・・・ちょっと違ったかな。
確かに恋愛下手で男運の無いノラさんですが、ちょっと応援したいとは感じなかったんです。
ブリジット・ジョーンズに比べて少しスマートな感じ。
ブリジットは少し泥臭い感じで、それこそもがいてもがいて頑張って頑張ってというスタンス。
本作のノラは、男運が悪かったりするんだけど少し自分が悪いのかなって思う行動も多々あって。
例えば、一晩限りの関係を持って後悔をしたりしますが・・・。
結局、自分で酒をガブガブ飲んでたりしたからで・・・。
例えば、フランスでジュリアンと出会えない時にシクシクと泣いてたりしていましたが・・・。
結局、ジュリアンからもらった電話番号のメモをなくしてしまったからで・・・。
さすがにメモをなくすのはどうかと思うぞ!!
だって、目的はそれなんだもん!!
いくらなんでもねぇ・・・。
等々・・・。
あまり共感を覚える事が無かったんですよねぇ・・・。
30代の独身女性あるあるなのかもしれません。
ある程度社会で確立された場所を持っていて、あとは愛する人だけ。
ある程度性格も理性も伴ってきたからこそプライドやモラルが備わる。
良くも悪くも。
物語の中で、
「自分で動かなきゃ何も始まらないんだよ」
的な誰かの助言はまさにそうなんですよねぇ。
やっぱりノラも、もがき頑張っている人なのかもしれません。
とにもかくにも。
同じ30代独身、ただし男性の僕には少しピンとこなかったかな。
女性が観たらどうなんでしょう。
気になりますね。
なんてちょっと苦言を呈しましたが。
物語の締め方はとても好きでした。
リアリティのある作りのなかにほんの少しだけ非リアルを足しこむ。
人はそれを奇跡と呼ぶ。
ハッピーエンドで満足満足。
≪点数≫
4点
(14.07.05鑑賞)

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