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No.2219 『search/#サーチ2』
No2219 『search/#サーチ2』
2023年制作 米
監督:ウィル・メリック/ニック・ジョンソン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
デジタルネイティブ世代の高校生ジューンの母親が、旅行先のコロンビアで行方不明になる。ジューンは、SNSなど使い慣れたアプリを駆使して母の捜索を試みる。位置情報や監視カメラ、入金記録などのデジタル管理が進み、母は容易に見つかるはずだったが……

≪感想≫
以前観た「search/サーチ」の続編。
全てPCやスマホの画面だけで物語が進んでいくサスペンス作品。

前回は行方不明となった娘を父親が探すというお話でしたが
本作は逆で行方不明になった母親を娘が探すというお話。

とにかくテンポが良くって最後まで目が離せない。
主人公のジューンがとにかく賢いんですよね。
手詰まりになりそうなのに、ちょうどいいタイミングで新しい糸口を見つけ出す。
警察なんかよりよっぽど優秀だよ(笑)。

前作の作りを知っているので、今回は一緒に推理をしながら鑑賞。
こいつが犯人かなの連続に対し期待を裏切られまくって◎。

各キャラクターが好印象なのも良かった。
主人公のジューンや親友のアイツ。
僕的にはコロンビアの何でも屋の親父が良かったよね。

そんなこんなで。
前作と基本的に同じような世界観。
これぞシリーズもの。
続編ができてもおかしくない。
さぁ次回作はどう出る。
楽しみにお待ちしております。

≪点数≫
  7点
                                           (23.12.10鑑賞)
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No.2218 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
No2218 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
2023年制作 邦
監督:古賀 豪

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
鬼太郎と目玉おやじは、廃墟と化した哭倉村を訪れる。70年前の昭和31年、村は日本の政財界を牛耳る龍賀一族が支配していた。水木は亡くなった当主の時貞の弔いを建前に、ある秘密の命令を受けていた。一方、鬼太郎の父は妻を探すために村に足を踏み入れる。

≪感想≫
大好きゲゲゲの鬼太郎シリーズの映画最新作。

僕とゲゲゲの鬼太郎。
小さいころ、僕は妖怪が大好きでそれこそ「ゲゲゲの鬼太郎」の
アニメを観たり本を読みあさっていた。
調べてみると僕がはまっていたのはアニメ第3シリーズっぽい。
水木しげる先生の描く絵も大好きで、大学の頃には島根にある
水木しげるロードにも旅行に行ったくらい。
大人になってからはゲゲゲの鬼太郎も新シリーズが発表されていなかったが、
2008年に「墓場鬼太郎」なる新シリーズが発表。
これがすこぶる評判が良くって。
ただ、僕は未見なんですよねぇ・・・。

今回の映画版はその「墓場鬼太郎」に繋がるような世界観。
とてもダークで子供向けではなく大人向けのお話といった感じ。
人里離れたとある村の一族のお話。
そこでおこる殺人事件。
そこには人ならぬものが関わっていて・・・。
妖怪が登場するんだけど基本的には人間の浅ましさや欲望も渦巻く。

あれ??
あれあれ??
僕が大好きだった世界観とはちと違う。
本作の主人公は後の目玉の親父。
ルックも少しスマートだけどどこかおどろおどろしい。
ぬりかべは?
一反木綿は??
砂かけ婆は???
愛くるしいキャラクターたちはどこへいったんだよ!!
本作の妖怪やキャラクターはとても暗くってどちらかというと大人向けの
ビターな世界観。
それこそ、先日観た「ゴジラ-1.0」とも同じ戦後のお話で。
本作では戦争の悲惨さや生き残った者のトラウマ的な物も描かれる。
これは恐らく作者水木しげるの実体験を基に描かれているのでしょう。
どこか推理小説的な。
どこかミステリ小説的な。
独特な空気と世界観はとても見応えがありました。

そんなこんなで。
大好きゲゲゲの鬼太郎最新作。
僕的には思っていたのと違う世界観でしたが、これはこれで良し!!
ミステリ小説を読んでいるような。
2時間の推理ドラマを観ているような。
色んな人の感想を読んでいると、本作は横溝正史的だとか、京極夏彦的だという感想が
ちらほら見受けられる。
どちらの作家に関しても情弱なので俄然興味が出てきた。
読んでみようかしら。

そうそう。
少し気になったのが本作は劇場で鑑賞したのですが、
いつも観ている映画と比べてお客さんがとても多かったこと。
そして、そのお客さんの層ですが女性が多かったことが特徴的でした。
鬼太郎のファンなのか?
それとも声優さん??
なんだろう・・・。
気になる。

≪点数≫
  6点
                                           (23.12.08鑑賞)
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No.2217 『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』
No2217 『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』
2022年制作 韓
監督:パク・デミン

≪キャッチコピー≫
『私は絶対
   失敗しない
 今度のブツは泣き虫の男の子――。』

≪ストーリー≫
訳ありの荷物を届ける特殊運送会社で、ウナは天才的なドライビングテクニックを駆使して運び屋をしている。ある日、ウナは海外逃亡を図る賭博ブローカーと息子のソウォンを港へ運ぶ依頼を受ける。しかし思わぬアクシデントで悪徳警官と殺し屋に追われる事態に。

≪感想≫
韓国映画。

凄腕ドライバーが悪の組織から少年を助けるっつーお話。
何気に良くありそうな設定ですが、主人公が女性という事と韓国発という事で
鑑賞してみましたよ。

さてさて。

こんなこと書くとめちゃくちゃ怒られそうなんですが、本作で登場する子どもが
ちょっと憎たらしかった・・・(苦笑)。
可愛さを前面に押し出している演出がちょっとなぁ・・・。
すっごい生意気で全然同情できなかったんですよね。
もう少し素直でいてほしいな。
そもそもこの子の父親って悪いことしてたんですよね。
そこにもあまり肩入れできなくって。
もっと共感させてくれる描き方をしてほしかったです。

もちろん良いところもあったんです。
と言うか基本的には好きなキャラクターだらけだったし、何より
アクションが素晴らしかったんですよね。
キャラクターで言うと主人公のウナのクールな感じとか大好きだったし。
ウナの会社の上司とか外国人の同僚とか愛すべきキャラクター。
なので、やっぱりあの上司が単純に巻き込まれで殺されるのは観ていて
イラっとしちゃったり。

アクションについて。
クライマックスのウナのバーサーカーモードは素晴らしかった。
あんなにアサシンスキルがあるなら序盤ももっと活躍できたのでは(苦笑)
序盤中盤はカーアクションが多め。
細い路地をドリフトを駆使して敵から逃げ回る。
ここら辺は観ていてとても気持ちが良かったです。

そんなこんなで。
良いところもたくさんあったのに、先に書いた男の子のノイズのせいで
ひっかかりも多かったかな。
まぁまぁまぁ。

≪点数≫
  4点
                                           (23.11.26鑑賞)
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No.2216 『北極百貨店のコンシェルジュさん』
No2216 『北極百貨店のコンシェルジュさん』
2023年制作 邦
監督:板津 匡覧

≪キャッチコピー≫
『その想いは、ずっと続く。ずっと繋がる。』

≪ストーリー≫
秋乃は新人コンシェルジュとして、動物たちが訪れる“北極百貨店”で働き始める。一人前になるべくフロアマネージャーや、先輩に見守られながら奮闘する彼女の前に日々個性的な客がやって来る。悩みを抱えた客たちの中でも、絶滅危惧種の客は特に個性的で……

≪感想≫
アニメ映画。

お話に関してはベッタベタ。
気持ちが空回りしてドタバタする主人公の秋乃さんの成長譚。
昔、流行ったドラマ「ナースのお仕事」を思い出したり。

とにかく過剰なぐらいキャラクターがいききっていて。
序盤は、
「いくらなんでもなぁ・・・。(苦笑)」
と秋乃の行動がノイズになっていたようにも感じましたが、
慣れてくるとこれがとても暖かく気持ちの良い雰囲気に。

物語のテンポが良かったのも好印象。
絶えず3つぐらいのストーリーが並行していく。
それが巧く、分かりやすく描かれていてね。
基本的には善のキャラクターばかりなので、やっぱり観ていて
とても気持ちが良いんですよね。
そして、その善のキャラクターが成長したり、癒されたりしていくのを
観ていると脊髄反射的にほろりとさせられる。
最後は少し落涙してしまいました。

そんなこんなで。
本作の上映時間はなんと70分!!
テンポよい暖かいお話は恐らく万人に受ける物語。
老若男女、全てにおススメできる良作。
ほっこり。
そうそう。
なにやら本作は漫画が原作のようで。
気になるなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (23.11.23鑑賞)
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No.2215 『シン・ウルトラマン』
No2215 『シン・ウルトラマン』
2022年制作 邦
監督:樋口 真嗣

≪キャッチコピー≫
『空想と浪漫。
そして、
友情。』

≪ストーリー≫
通常の兵器ではまったく歯が立たない、巨大不明生物“禍威獣”が、日常的に現れるようになった日本。これに対し政府は、禍威獣対策の専門家チーム“禍特対”を設立する。そして、任務に当たる、田村たち4名に危機が迫ったある日、空から銀色の巨人が現れ……

≪感想≫
同日に劇場にて「ゴジラ-1.0」を鑑賞。
めちゃくちゃ良かったかと言えばそうではないけど、特撮シリーズを
ちょっと見直してみようかと思い本作を鑑賞。

以前、劇場にて「シン・仮面ライダー」を鑑賞。
まぁまぁまぁ。
子どもの頃、たくさん見ていたウルトラマンを「シン・○○」シリーズとして
庵野監督がプロジェクトを立ち上げる。
今回はウルトラマン。
さてどんな感じでしょうか・・・。

あれ?あれあれ??
アクションやルック、全てにおいてちゃちい印象。
安っぽい感じ。
まぁ昔観たテレビシリーズの印象はそのままだったんだけど・・・。
なんだか動きとかも単調、映像も安っぽい。
同日に映画館で「ゴジラ-1.0」を鑑賞したせいか、
全てにおいて1枚も2枚も劣るといった感じ。
なんだかなぁ・・・。

思い返すと僕とウルトラマン。
そんなに接点がないんだよなぁ・・・。
オリジナルシリーズを観ていた方にはどう映る??
気になります。

カメラ割りとかもクセが強すぎてあまりハマらなかったし。
あえてだと思いますが映像も、所々、チープな映像になっていたような。
違和感だらけの演出でしたよ。

そんなこんなで。
個人的にはとても退屈で楽しめなかった印象。
映画館で観ればさらに楽しめたのかな・・・。
とほほ・・・。

とにかく「ゴジラ-1.0」の評価が上がったので良しとしよう。

≪点数≫
  3点
                                           (23.11.19鑑賞)
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No.2214 『ゴジラ-1.0』
No2214 『ゴジラ-1』
2023年制作 邦
監督:山崎 貴

≪キャッチコピー≫
『戦後、日本。
   無(ゼロ)から負(マイナス)へ。』

≪ストーリー≫
出兵していた敷島浩一は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し、両親は亡くなっていた。人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子に出会う。しかし、これから国を立て直そうとする人々を脅かすように、謎の巨大怪獣が現れて……

≪感想≫
ゴジラ生誕70周年を記念して作られた本作。

ゴジラと私。
子どもの頃、色んなゴジラ映画を観たりガイドブックを読んだりしていた記憶が。
ただその内容は1ミリも覚えてなかったりします(苦笑)。
大人になってからはハリウッド版のゴジラばかり鑑賞。
圧倒的エンタメ作品に大満足していたり・・・。

とにかくゴジラ弱者の私。
なにはともあれ劇場にて鑑賞してまいりました。

さてさて。

なるほどこんな作りなのね。
戦後まもなくの日本に、さらなる絶望が訪れる。

冒頭数分で早速登場のゴジラ。
まだまだ成長過程のゴジラなのでそこまで迫力がない。
それでも、圧倒的な絶望感を与えてくる。
ルック的にも大満足な画。

本作は人間ドラマ的側面も描かれていて。
神木隆之介くん演じる主人公の敷島の贖罪、成長のお話でもあって。
中盤、終盤まではどっちつがずの弱々しい男だったのがクライマックスで一気に成長を遂げる。
それでも、彼の強さはそこまで感じることができなかったのが残念。
なんだかんだで内からの成長ではなく外からの成長と言った印象。
敷島のキャラで引っかかったのが、中盤、整備士のあいつを探し当てる件。
そもそも、仮にも過去にひどいことをしているという自負があるのに、その自負を
さらに上塗りするような嘘八百で探し当てるシーン。
そりゃないぜと思ったり。
なんだか全体的にピンとこない人間ドラマ。

ふと思う。
これは演出のせいなのかもしれないが、全体的に役者さんたちの演技がとても
大げさに見えたかな。
良い意味でとても分かりやすく演じているというか。
そう考えるとお話的にも単純なので、どちらかというと子ども向けの作品に
感じました。

演出についてはもう一つピンとこなかった場面が。
それはラストのゴジラを倒した後の全員の敬礼シーン。
ありゃなんじゃ???
本作では戦争の愚かさや醜さ、反戦的な事を少しは描いていたはずなのに、
最後の敬礼シーンでなんとなく戦争を賛美しているようにも見えて
なんだかなぁと。
こちらもちょっとピンときませんでしたよ。

ルックで言うと。
ゴジラの咆哮はめちゃくちゃアガッたな。
段階的に背びれが突きだしてくるルックが最高。
僕的になんとなくこれまで観てきたゴジラは神格化されているイメージだったので
それも相まってさらに◎。

そんな感じで。
久しぶりのゴジラ作品。
と言うか邦画でのゴジラを劇場で観たのは初めてかも。
ルックやダイナミックなCGは最高に楽しめました。
ただお話は・・・。

そうそう。
先に書きましたが本作は子ども向けに感じた。
その証拠に、本作を鑑賞中、隣で観ていた少年がゴジラの咆哮をみて思わず
「やば・・・。」
とツッコんでいました(笑)
良き映画体験。

≪点数≫
  7点
                                           (23.11.19鑑賞)
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No.2213 『雄獅少年/ライオン少年』
No2213 『雄獅少年/ライオン少年』
2021年制作 中
監督:ソン・ハイポン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
出稼ぎ中の両親を待つ少年チュンは、ある日、獅子舞バトルで男を倒した少女から獅子頭を譲りうける。友人たちを誘い、競技大会への出場を決意した彼は、元獅子舞選手チアンに弟子入りする。チュンたちは猛特訓するが、大会直前に大けがをした父親が帰郷して……

≪感想≫
中国発アニメ作品。

最高の胸アツ映画爆誕!!
これぞ負け犬映画。

序盤、中盤まではテンポよく青春、スポコンドラマとして
とても観やすく仕上がっていて。
良い意味でスタンダードな物語。
いじめられっ子の気弱な少年が獅子舞と出会い成長していく。
そこには同じくダメダメ凸凹コンビの親友や、昔はスーパースターで
今はろくでもない親父師匠との出会い。
既視感バリバリの展開はここまでくると脊髄反射的に心が振るえる。
お師匠さまの奥さんとのやり取りはグッときたなぁ。

終盤から少しだけ変化球。
おぉ、こんな展開になるのね・・・。
チュンの両親が働けなくなり、チュンは出稼ぎのために
獅子舞大会をあきらめることに・・・。
師匠や親友たちはチュンの大会出場をあきらめずに奮闘する。

ラストの終わり方もオシャレで素敵だったなぁ。
これ以上ないような終わり方。
全てを見せないんだけど、ワンカットでその後の姿を想像させる。
きっとチュンたちの未来は明るいぞ!!!!

そんな感じで。
先に書きましたが胸アツ負け犬映画が誕生。
中国のフルCGアニメはなにげに観たこと無かったかも。
キャラクターのルック的にはそんなにカッコ良くはなくったけど、
これはこれで良し!!
フレッシュな良作。

そうそう。
ジャッキーチェン映画やジェット・リー映画を彷彿とさせる
アクションも◎でした。

≪点数≫
  8点
                                           (23.11.17鑑賞)
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No.2212 『マイスモールランド』
No2212 『マイスモールランド』
2022年制作 邦
監督:川和田 恵真

≪キャッチコピー≫
『ここに居たいと
     願うことは
       罪ですか?』

≪ストーリー≫
埼玉で家族と暮らす、クルド人のサーリャ。日本人と変わらぬ学校生活を送っていた彼女の生活は、在留資格を失ったことで一変してしまう。過酷な環境下で、彼女は東京に住む聡太と出会う。彼との出会いをきっかけに、サーリャは葛藤しながらも成長していく。

≪感想≫
日本に住むクルド難民一家の日常を切り取った作品。
日本における難民対策とは。
そこで起こる人権問題。
観ている私たちがあまり触れることのない社会問題を取り上げた良作。

キャストについて。
本作の主人公一家は実際の家族らしくって。
主人公のサーリャを演じた嵐 莉菜さんはモデルさんとの事ですが、その家族は完全に素人さん。
そのたどたどしさやそこに映る本当の家族感はとてもリアリティがあって。
父親はもちろんの事、妹や弟も良かったよなぁ。

本作は社会問題を描いているとはいえ、一人の女子高生の青春物語でもあって。
瑞々しい高校生の姿は重々しい内容とは裏腹にフレッシュさも見え隠れ。
だからこそ、この問題が落とす影に心が苦しくなる。

あと一部を除いて全体的に根っからの悪人がいなかったのも良かった。
最悪だったのはパパ活のあいつぐらいかな。
例えばサーリャの担任やバイト先の店長、ボーイフレンドの聡太くんのお母さんあたりは
恐らく、もっとも観客よりのキャラクターと言うか。
一線を越えない優しさを持ち合わせている感じ。
観ていてドキッとさせられました。
もう一歩、もう一歩、よりよい社会、そして支えあいをするためには行動が必要なんだよなぁと。
その点、サーリャのボーイフレンドの聡太くんは良かった。
無垢なる優しさ。
その行動がどう繋がっていくかまだ分からないが故の優しさ。
本来、あるべき行動は彼のような行動だったりするのかも。
もちろんこの問題をしっかりと理解したうえで。

クルドの歴史や難民問題についてもっと学ばないとなぁと反省。
世界では各地で戦争が起こっていて、難民はどんどん増えていく。
完全に巻き込まれた被害者たちにどのような支援ができるのか。

ラストカットの力強いサーリャの眼差し。
彼女たちの未来はまだまだ途方もない。
それでも彼女には光が見えている。
きっと大丈夫。
いや、きっと大丈夫にしてあげなければ。
やっぱりこれは観ている私たちに投げかける眼差し。

そんなこんなで。
現代社会の不条理を描いた作品。
こういう社会問題を映画にすることで普段見過ごされがちな問題や
誰かの悲しみの存在を知ることになる。
映画で描くことで我々の身近になり、我々が考え動くきっかけになる。
とても良作。

作風的には是枝監督作品を彷彿とさせる。
と思ったら、是枝監督のお弟子さん的な方だったんですね。
へぇーへぇーへぇー。

≪点数≫
  9点
                                           (23.11.16鑑賞)
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No.2211 『マーベルズ』
No2211 『マーベルズ』
2023年制作 米
監督:ニア・ダコスタ

≪キャッチコピー≫
『一人ではたどり着けない、最強へ。』

≪ストーリー≫
星々を守るキャプテン・マーベルの前に、彼女が守るすべてを滅ぼそうとする謎の敵が現れる。ひとりでは太刀打ちできない危機が迫る中、マーベルとエージェントのモニカ、マーベルに憧れる高校生ミズ・マーベルの3人が入れ替わる謎の現象が起こってしまう。

≪感想≫
MCU最新作。

本作は105分ととても短い時間で仕上げていて。
最近、長尺の作品ばかり鑑賞しているのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
ボリュームある作品も見応えがあって素晴らしいのですが、
時間的にはこのぐらいがちょうど良いよ・・・。

さてさて。
お話について。
先に書いた通り、本作はとても短い時間で仕上げていたので、どうしても
薄っぺらさは否めない。
特にヴィランに関してはキャラ的にもあまり深堀りもされていなかったので
あまり魅力を感じなかったかな。

キャラクターについて。
本作は3人のヒーローたちが共闘。
ミズ・マーベルことカマラ・カーンはドラマシリーズを観ていないと分かりませんが、
僕はもちろん鑑賞済みだったのでカマラの家族ともども良い味だしていて、とても
キュートでした。
僕的にはブリー・ラーソンがとても好きなのでキャプテン・マーベルの
活躍はやっぱり素敵だなぁと。
モニカ・ランボーもドラマ「ワンダ・ビジョン」に登場。
すり抜け能力を駆使したバトルアクションは観ていて楽しかったです。
何より、この3人のワイワイキャッキャが観ていてとても微笑ましい。
3者3様素敵なチームでしたよ。

アクションについて。
本作の売りである3人のマーベルたちの共闘。
入れ代わり立ち代わりのアクションは勢いがあって良し!!
特にカマラ・カーンのアクションは観ていてとても楽しい。
ただね・・・。
チームプレー、チームアクションでいうと今年公開された「ガーディアンズ」の
アクションがとにかく素晴らしかったものだから少しだけ見劣りしたのも事実。
本作も楽しめたんですけどね・・・。

そうそう。
本作は猫映画でもありました。
宇宙から脱出するにあたってのあのエイリアン猫の扱い。
思わず笑っちゃいましたよ。

そんなこんなで。
実は本作の白眉は2つのポスクレ。
まずは「X-MEN」シリーズの面々の登場。
そして、これまたドラマシリーズ「ホークアイ」のケイト・ヴィショップが登場。
最高かよ!!
今後が楽しみすぎる。
MCUに関してはフェーズ4に入ってから少しだけ飽きてきたとまでは言わないが、少し
興奮度が落ちてしまっていたのも事実。
特にドラマシリーズを追っていくのが少々億劫でね。
それが、これからはま新しい刺激を加えて進んでいくのかと思うと、やたら楽しみになってきました!!
わくわく。

≪点数≫
  7点
                                           (23.11.10鑑賞)
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No.2210 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
No2210 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
2023年制作 米
監督:マーティン・スコセッシ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
20世紀初頭のアメリカ。先住民のオセージ族は石油を発見し、莫大な富を手に入れる。列車で彼らの土地にやってきた白人たちは、富を奪おうとオセージ族を巧妙に操り、殺人に手を染める。オセージ族のリリーと愛を育んでいたアーネストの家に捜査官が訪れ……

≪感想≫
マーティン・スコセッシ監督最新作。
前作「アイリッシュマン」が209分ととても長尺だったのに対し、
本作はまさかの206分というこれまた長尺に。

前作はめちゃくちゃ見応えあるドラマだったので最後の最後まで緊張感たっぷりで観た記憶が。

さて本作はいかに・・・。
という事でせっかくなので劇場にて鑑賞してまいりました。

さてさて・・・。
実際にあった「オセージ族連続殺人事件」という事件を基に描かれた本作。
事実は小説よりも奇なり。
とんでもなくおぞましく醜いお話。

ロバート・デニーロ演じるキングの悪魔っぷりが最悪でね。
甥っ子のアーネストを支配してオセージ族の人たちを消していく。
もちろん実話なので本当にこんな奴がいたんでしょうが、
こんな事件って本当にありそうだなぁと思えるギリギリのライン。
ありえそうな悪魔っぷりが本当に恐ろしかったですよ。
そしてこのキングに操られるアーネスト・・・。
演じたのはレオナルド・ディカプリオ。
レオ様は最近はこの手のキャラクターが多いですね。
これがまたすっごく似合っていてね(苦笑)
小物感が半端なくって同情したくなるキャラクターでした。
家父長制度が見事に描かれていた本作。
アーネストは加害者であり被害者。
最後は少し空しくも悲しくなりました。

ヒロインのモリ―の凛としたたたずまいが素晴らしかった。
演じたのはリリー・グラッドストーンというお方。
彼女はネイティブ・アメリカンの俳優として見事に演じていました。
きっとアカデミー賞にノミネートされるんじゃないかな。

その他、本作は登場人物がとても多くって。
丁寧に説明するわけでもなかったので最初は戸惑いましたが
徐々に繋がっていく感覚はこれはこれで気持ちが良い。

とにもかくにも。
前作も実話を基に描かれた作品でしたが、本作も実話がベースの作品。
スコセッシ御大は歴史に隠れた悲劇やドラマをしっかりと
映画として昇華させ観客にメッセージを投げかける。
次回はどんな作品を見せてくれるのでしょうか。
楽しみにお待ちしております。

まずは本作の事件である「オセージ族連続殺人事件」をもう少し調べてみよう。

≪点数≫
  8点
                                           (23.11.03鑑賞)
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No.2209 『ナイトメア・アリー』
No2209 『ナイトメア・アリー』
2021年制作 米
監督:ギレルモ・デル・トロ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
奇怪な生き物を見世物にする、ショービジネスの世界に足を踏み入れた詐欺師のスタン。彼は読心術を使い、スターになろうとしていた。ルックスと才能で順調に成功を収めていくスタン。しかし、彼はまだその栄光の先に潜む、底知れぬ闇に気づいていなかった。

≪感想≫
ギレルモ・デル・トロ監督作品。

堕ちるべくして堕ちた欲とプライドにまみれた男の転落劇。

序盤、番頭のクレムが獣人を作る方法をスタンに教えるシーン。
ここで伏線がはられるのだが、正直この時点で後にこのシーンが
活きてくるんだろうなぁと察する。

そこからはスタンの成り上がりからの転落人生が描かれる。
分かりやすいスタンのミス。
オカルトトリックをしだす件。
お酒を飲み始める件。
女にうつつをぬかす件。
諸々がスタンの心の弱さが映し出される。

それもこれもスタンの両親へのコンプレックスからなのかな。
父親との確執や描かれなかった母親の存在。
なるほどねぇ・・・。

演出についても「世にも奇妙な物語」風味の謎々しさやオカルトチックに
人間の業が入り混じる雰囲気はまさにデル・トロ節。
相変わらず楽しませてくれますねぇ・・・。

演者も豪華。
ブラッドリー・クーパーやケイト・ブランシェット。
ウィリアム・デフォー、トニ・コレットにロン・パールマン。
見たことある方ばかりで◎。
僕的にはやっぱりルーニー・マーラが素敵でしたねぇ・・・。

そんな感じで。
ある男の転落人生をデル・トロタッチで描き出す。
ブラッドリー・クーパーとケイト・ブランシェットの演技合戦も見もの。
堪能いたしました。
本作は原作本があって1947年に一度映画化されているんですね。
約80年前・・・。
興味ありますねぇ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (23.10.29鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)