2023-11-27 Mon

2021年制作 邦
監督:関 友太郎
≪キャッチコピー≫
『名もなき誰かを演じ、
名もなき自分を演じる。』
≪ストーリー≫
端役専門の宮松は、エキストラとしてもっぱら殺され役を演じている。ある日は時代劇で矢に撃たれ、ある日は凶弾に倒れるなど、作品の中で繰り返し殺される。そんな宮松には、実は過去の記憶がなく、自分が何者で、何をして、何を好んだのか思い出せずにいて……
≪感想≫※ネタバレあり
記憶喪失になったエキストラの男。
彼は今日も作品の中で殺されていく。
穏やかな日常を過ごしていたある日、彼の過去を知る人物が現れる・・・。
行間を読む映画。
セリフも少なく、物語の展開も少ない。
それでも、宮松の過去や現在、そして彼の想いが浮き彫りになっていく。
最後の最後。
彼は過去の生活に戻ることを拒み、宮松としての生活を選択する。
彼は今何を思う。
彼の妹は??
妹の旦那は??
観る人に解釈をゆだねる終わり方。
なるほどねぇ・・・。
先に書きましたが、本作は空気感で読み取る作品。
その世界観が成り立ったのはやっぱり俳優さんの力。
宮松を演じたのは香川照之さん。
以前観た「ゆれる」を思い出したりしました。
様々な事情で今はなかなか表舞台で拝見することが少なくなってきましたが
やはりすばらしい「顔」ではないでしょうか。
そんな感じで。
とても深みのある作品。
たまにはこんな作品も悪くない。
≪点数≫
6点
(23.09.10鑑賞)

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2023-11-23 Thu

2023年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン
≪キャッチコピー≫
『1955年、忘れられたあの夏の7日間。』
≪ストーリー≫
1955年、アステロイド・シティ。隕石が残したクレーターを観光名所にしている町に、科学省を受賞した5人の天才的な子供とその家族が招待される。それぞれが悩みを抱え、受賞式が開かれようとする中、宇宙人が到来して人々は町に閉じこめられてしまう。
≪感想≫
大好きウェス・アンダーソン監督最新作。
作りこまれた世界観は相変わらずの楽しさ。
ウェス・アンダーソン監督の作品を2作品ぐらい観た方は、もう他の作品を観たら
すぐに監督の作品だとわかるぐらいオリジナリティ溢れる画作り。
本作も相変わらずのウェス印。
ひたすらぼーっと眺めてその世界に浸っておりました。
とにかく観ていて楽しいというかアートに触れている感覚。
それこそウェス・アンダーソンにしか描けない世界観を観ているだけで
大満足。
お話について。
前作の「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」あたりからお話についてはそこまで理解できなくって。
前作は雑誌のお話。
本作は劇中劇のお話。
冒頭からめちゃくちゃ情報量が多くって本音を言うとあまり理解できなかった部分も多くって。
ひたすら映像を楽しむ作品になっちゃいましたよ。
まぁ、それでも所々楽しいお話はあって。
科学者子どもたちのパートは楽しかったし。
本作の劇を描いている劇作家のお話は楽しかったし。
鑑賞後、色々な方の考察を読んでいると映像だけでなくお話もめちゃくちゃ作りこまれている印象。
読解力と考察力を磨かねば・・・。
そんなこんなで。
大好きウェス・アンダーソン監督の世界を十二分に堪能。
豪華キャストも見どころの一つかな。
次回作はどんな作品になるだろう。
僕的には「犬ヶ島」や「ファンタスティック Mr.FOX」のようなアニメーション作品を期待。
≪点数≫
6点
(23.09.09鑑賞)

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2023-11-19 Sun

2021年制作 台湾
監督:ロブ・ジャバズ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
台湾では、長引く風邪に似た症状を引き起こすウイルス“アルヴィン”への注意が薄れていた。しかし、ある日ウイルスが突然変異を起こし人が凶暴化する。残虐行為が横行する街で、離れ離れになった男女は、生きて再会しようと感染者から逃れようとするのだが……
≪感想≫
台湾発ホラー映画。
とても評判が良かったので鑑賞。
さてさて・・・。
なんだこりゃ!!
めちゃくちゃエグくて、グロくて、いききった作品じゃねーか!!
嫌い、嫌い!!
ホラー耐久云々の前にグロ耐久のない私にはちょっと辛かった・・・。
巷で流行りだした謎のウイルス。
それは人間をより凶暴にし変態にし人間の奥底にある僅かな残虐性と
凶暴性を浮き彫りにしていく。
いやぁ・・・気持ちわりぃ・・・。
とにかくいききった映像の連続で。
グロありエロありゲロありの最低最悪な映像ばっかり。
痛くて、気持ち悪くて、ひたすら目を背けながら鑑賞。
人間の凶暴性や変態性が描かれているのですが、そこに至るまでの
部分を描いていないので、単純明快なキモさとイタさ満載。
ルック重視の映像に握りこぶしをぎゅっとしながら鑑賞。
今回、自宅にて鑑賞したのですが、少しだけ、ながら見してた部分もあって。
それが功を奏して最後まで観れた感じ。
これが映画館だったらあまりのゴア描写に耐えられなかったかも(苦笑)
ビジュアルについて。
本作は血みどろドロドロのオンパレード。
あの地下鉄変態おじさんのルックは最高。
血みどろになった、ハゲテカりルックは◎でしたよ。
あとルックで言うと中盤に現れるやんちゃ少年3人組。
あいつらの見た目も最高だったな。
やっていることは痛々しくて最悪でしたが(苦笑)
ここら辺のキャラの見た目は楽しく観る事ができました。
お話について。
終わり方がげんなり。
映画っぽいけどちょっとなぁ・・・。
結局誰にも救いは訪れない感じがさらに嫌な気持ちになりましたよ。
そんな感じで。
評判良いのも分からないこともないが、自分には少し合わなかったな。
鑑賞前、評判が良かったので職場の人に勧めてしまって、
その人の感想が無言だったのもうなずける(苦笑)
明日、謝らなくちゃ。
≪点数≫
3点
(23.09.07鑑賞)

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2023-11-15 Wed

2019年制作 米
監督:アレックス・トンプソン
≪キャッチコピー≫
『夏が終わる頃、私はもっと強くなる』
≪ストーリー≫
レストランで給仕として働くブリジットは、34歳で独身の自分が何をすべきか悩んでいた。夏に子守の仕事を得たブリジットだったが、子供には慣れないうえ、予期せぬ妊娠まで発覚してしまう。両親からのプレッシャーをはじめ、さまざまな厄介事が降りかかり……
≪感想≫
30代半ばのブリジットは定職にもつかずに色々と仕事をしている感じ。
ある日、シッターとして採用されたブリジットはレズビアンカップルの子どもを
シッターとして交流することに・・・。
さてさて。
なるほどとても勉強になる素敵な作品でした。
登場人物それぞれが成長していく。
完璧な人間なんていない。
大人だって悩みはあるし、親だって悩みはある。
女性だって子どもだって不完全な存在だ。
彼女たちはそれぞれこの夏で大きな成長を遂げた。
センシティブな問題を織り交ぜながら少しだけ軽やかに映し出す。
まだまだ成長期の彼女たちはこれからも支えあいながら
成長していくのでしょうね。
とても暖かく素敵な物語でした。
本作では女性の生理や妊娠、女性にしか経験できないようなことが
たくさん描かれていて。
例えば子育てについてもそうで。
産後うつだったり男性には決して経験できないことで。
生理についても分かっているようで全く分かっていない。
ここら辺はとても勉強になりました。
基本的にはコメディチックで楽しいお話。
フランシスがわんぱくでわがまま娘なんだけど、それが愛らしい。
めちゃくちゃ可愛いんだよねぇ・・・。
女性応援映画としても秀作だし、もちろん男性が観てもとても
ためになる作品。
押しつけがましくなく軽やかな作品でしたが、しっかりと
女性の現実をとらえられたとても素敵な作品でした。
≪点数≫
8点
(23.09.03鑑賞)

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2023-11-11 Sat

2021年制作 米
監督:ロブ・サヴェッジ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ラッパーのアニーは、人気の迷惑系ライブ配信者だったが、LAでコロナ禍の規制に嫌気がさして、イギリスに住む音楽仲間を訪ねる。しかし、配達で生計を立てる彼に迷惑がられ、彼の恋人にも拒絶される。頭に来たアニーは、彼の車を盗み配達員になりすますが……
≪感想≫
ホラー映画。
何じゃこりゃ!!
アイディア一発勝負の勢いあるホラー作品。
良くも悪くも主人公の魅力が大爆発!!
主人公のアニーは迷惑系ライブ配信者。
これがまた最低最悪な女性で。
下品な発言・行動のオンパレード。
モラルなんてクソくらえ的な立ち位置は個人的には大嫌い(苦笑)
ただそんな彼女の迷惑行動が物語に面白を追加していく。
なんだかなぁ・・・。
演出について。
本作はPOV方式でひたすらアニーの配信映像を映し出す。
「ブレアウィッチプロジェクト」的な。
他にも以前観た良作「search サーチ」。
あれもPCの画像のみで進んでいくとてもフレッシュな作品でしたが、
本作もあまり類を見ない作風でとてもフレッシュでした。
正直、何が起こっているのか分からない場面もちらほら。
画面がブレッブレでリアリティがあるんだけど、見逃してしまう動きもあったりして。
ただし、それが余計に恐ろしさや緊張感を招きこれはこれで良し!!
あのばばぁが登場するシーンはもれなく不気味で恐ろしかったです。
映像について。
映像もグロさ爆発、めちゃくちゃインパクト大な映像のオンパレード。
血みどろブッシャー。
「静」からの突然の驚かし演出はめちゃくちゃ怖かったっす。
そんなこんなで。
べた褒めっぽい印象ですが、いききった下品さが僕的には少し合わなかったかな。
演出やアイディア、世界観はフレッシュで大好き。
エンドロールのアニーの下品なスタッフの名前を絡めたラップも
素晴らしかったんです。
ただし、やっぱりお下品な歌詞がダメダメでした(苦笑)
やけに印象深い作品でした。
≪点数≫
4点
(23.09.02鑑賞)

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2023-11-07 Tue

2022年制作 ベルギー / オランダ / 仏
監督:ルーカス・ドン
≪キャッチコピー≫
『永遠を壊したのは、僕。』
≪ストーリー≫
花農家のレオと幼なじみのレミは、兄弟のように毎日をともに過ごす親しい仲だった。中学校に進学すると、クラスメイトは彼らに付き合っているのかと質問を投げる。レオは親友だからとむきになるが、からかわれ続け、いつしかレミを避けるようになってしまい……
≪感想≫
ベルギー映画。
ベルギーの田園に住む一組の少年、レオとレミ。
何をするにも一緒だった彼らだがは些細なきっかけを基に溝ができてしまう。
その溝がさらなる不幸を招くことに・・・。
とても繊細な作品。
子どもの純粋さと残酷さ。
自らの子どもの頃を思い出す。
僕にも小さいころからずーっと一緒の友人がいて。
それこそ本作のレオとレミのように毎日毎日ずっと遊びまわっていた親友が。
その親友の家に泊まりに行ったり、逆もしかり泊りに来たり。
ひたすら一緒にいた。
その親友は今でも変わらず親友でもうすでに数十年。
もしかしたら僕らも本作のレオとレミのような歪が生まれていたのかも。
それが起こっていたらと思うととてもゾッとする。
本作の登場人物たちって基本的に悪意がないんですよね。
何気なくいじったり、小ばかにしたりとおふざけの範疇で発言されていく。
それが、小さなきっかけとなり取り返しのつかない事態を招く。
本作はベルギーが舞台という事で風景が美しかったのも印象的。
レオの家では何かの花を育てていて。
収穫までの過程の中で巻き起こる出来事や成長は時折、寂しさや切なさを
併せ持っていて。
子供が持つ繊細な心と成長する過程でぶつかっていく社会との共生が
とても奥深く描かれていた作品。
一方で本作はクィア映画としても優れていたように感じました。
レオとレミはまだ自分の性について意識もしないお年頃。
もしかしたらこれが恋なのか、はたまた友情の延長戦なのかわからない、繊細な時期。
そこで出てくるのがやはり「らしさ」との葛藤。
「男」らしさや「女」らしさ。
社会にはびこる慣習や常識が息苦しさと「自分」らしさを奪っていく。
ふと考える。
レオとレミの結末はとても悲しい結末に。
それならどうすれば良かったのか。
周りの大人はどうすれば良かったのか。
まずはどんな人でも生きやすい環境を整えていかなくちゃいけない。
まずは柔軟な心を持たなくちゃいけない。
その言葉や行動がどう影響していくのか想像しなければいけない。
難しいし、現実的ではないかもしれないけど少しずつ少しずつ。
レオとレミを演じた二人の子役も素晴らしかった。
細身で殴ったら折れてしまいそうな体系と、その体系通りの繊細な心。
二人がふざけながら喧嘩へと発展していくやり取りも、とても切なかったなぁ。
とにもかくにも。
とても胸を締め付けられる作品。
一組の少年たちを通して様々な想いを馳せる。
本作を観て思い出したのはやっぱり今年、上映された日本映画「怪物」。
「怪物」はカンヌ映画祭でクィア・パルム賞を受賞したが、
クィア映画としては本作の方が優れていると感じました。
もちろん「怪物」もとても素晴らしい作品だったのですが、演出等の素晴らしさもあったからね。
と思ったら、本作の監督であるルーカス・ドン監督は前作「Girl/ガール」にて
クィア・パルム賞をとったんですって。
なるほどねぇ・・・。
≪点数≫
9点
(23.08.30鑑賞)

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2023-11-03 Fri

2022年制作 邦
監督:竹林 亮
≪キャッチコピー≫
『また月曜日がやってくる』
≪ストーリー≫
ある月曜日の朝、鳩が窓にぶつかる音で泊まり込んでいた広告代理店の社員は目を覚ます。吉川朱海は次々に来る仕事に余裕はなく、転職もプライベートも後回しで1週間が過ぎる。再びやってきた月曜日、彼女は2名の後輩から時間がループしていると告げられて……
≪感想≫
とある広告代理店。
休みなく働く彼ら彼女たちはある一週間をタイムループしていた。
徐々に気付き始めるメンバーはどうこの場から抜け出していくのか・・・。
いやぁー楽しい作品でした!!
世界観や規模的にとても身近な映画、内容なだけに
「自分だったらこうするのに!!」
だとか
「なんでこの行動になるんだよ!!」
なんてもやもやもさせられる。
そこが楽しかったりもしてね。
最後はしっかりと問題を解決して終了。
無事にタイムループを抜け出した訳ですが・・・。
ふと思う。
彼ら彼女らは今後はめちゃくちゃ実績を上げて会社もデカくなっていくのでは??
だって、彼ら彼女たちは同じ1週間を過ごすことでめちゃくちゃ、スキルもアップしていて。
チームワークも良くなっているし、今後は最高の職場環境を作っていけるのでしょう。
「ドラゴンボール」でいう精神と時の部屋的な、周りよりもたくさんの時間を過ごしてきた的な。
良いですねぇ・・・。
本作はお仕事映画。
僕も社会人として組織に所属している身。
やっぱり色々と思う所もあって。
少しずつ人間関係を構築していく件とか、素敵だなぁと思ったり。
やっぱり僕も「何をやるか」ではなく「誰とやるか」タイプだなぁと身に沁みたり。
部長の立ち位置も泣ける。
みんなにバカにされているんだけど、彼は彼で色々と部下をフォローする気持ちを持っている。
何より彼はめちゃくちゃ人が良い。
終盤、自分に自信がないが故に周りの人を助け続ける。
自分のために力を注がず、周りの人のために働く。
聞こえはいいんだけど、それは自分への自信のなさの表れ。
・・・分かる。
分かるよ・・・。
ただ、ふと思ったのがそういう生き方をしているからこそ今の立場(部長)を築けているんですよね。
やっぱり彼の人間力があってこその立場なのでしょう。
それはそれで素晴らしいなぁ、素敵だなぁと思ったり。
彼が社長という設定でも面白かったかも。
まぁ、部長のような方が頑張っている一方であの主人公の憧れ的な女性敏腕デザイナー
みたいな人もいるのですが(苦笑)
彼女は「誰とやるか」ではなく「何をやるかで」仕事を選んできたのでしょう。
僕のような凡人はこういう人とはやっていけないよ・・・。
とにもかくにも。
ミニマムな作品でしたがお話、設定、キャラクターどれも魅力的でした。
だいぶ前に観た「カメラを止めるな」を思い出したり。
まさに掘り出し物発見!!
≪点数≫
7点
(23.08.27鑑賞)

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2023-11-01 Wed

2023年制作 邦
監督:行定 勲
≪キャッチコピー≫
『未来を救う悪になれ。』
≪ストーリー≫
1924年。関東大震災から復興する東京には、モダンな建物が増え、繁華街は賑わっていた。3年で57人の殺害に関与した元スパイの百合は、銘酒屋の女将をしている。彼女はある日、家族を殺され、父親に託された陸軍資金の鍵を握る少年に助けを求められる。
≪感想≫
時代は「大正」。
謎の組織に属していた伝説の殺し屋リボルバー・リリーが
引退後、陸軍に追われる少年と出会って事件に巻き込まれるっつーお話。
良かったところ。
本作の主演小曾根百合(リリー)を演じるのは綾瀬はるかさん。
彼女の魅力を十二分に描き出した本作。
とにかくこのリリーがとてもクールでカッコ良かったです。
アクションに関しても素晴らしかった。
ガンアクションもそうですが意外に肉弾バトルもカッコ良かったんですよね。
見応えがありました。
あと、脇を固めるキャストも魅力的。
小曾根百合と一緒にバトルする面々。
シシド・カフカさん演じる馬賊のあいつも素敵だったなぁ。
あと、小曾根百合を慕う弁護士先生の長谷川博己演じる〇先生。
どんだけ有能なんだよ、そしてどんだけ無敵なんだよ!!と思うほどの大活躍。
これはこれでいくら何でも感が突き抜けていてちょっと笑っちゃいました。
キャスト的には好印象の本作。
実はあとはダメダメで・・・。
よく分かんなかった部分が多数。
中盤、小曾根百合(リリー)が佐藤二郎演じる組長さんと何やら約束をしていたんだけど、
あれって結局何だったんだろう??
描かれていたっけ??
あと、2,3回白髪のばあちゃんが出てきて呪力みたいなやつで傷を治していましたが
あれもなんだったんだろう??
他にもリリーの暗殺組織の同胞である死神みたいなあいつ。
結局、あいつはなんだったんだ??
何のためにリリーの前に立ちはだかったんだろう・・・。
ここら辺がピンとこなかったです。
あとね・・・。
本作って結構、ブレーキがかかるシーンがちらほらあったんですよね。
例えばリリーたちを追っかけてくる陸軍の中ボス的なあいつ。
いかにもステレオタイプの悪役っぽい悪役でちょっと萎えちゃいました。
芝居がかっている感じがちょっとねぇ・・・。
他にもリリーがめちゃくちゃ強靭過ぎる件とかも作品の世界観と
マッチしていない感じがして・・・。
どうせなら、もっとリリーの無敵感を前面に出して、エンタメに特化したやり方でも
良かったのではと思ったり。
とにもかくにも。
お話とテイスト、キャラクターがイマイチマッチしていないように感じた本作。
出演者の魅力はしっかりと描かれていたのでファンの方は観ても損はないかな。
個人的にはちょっと不完全燃焼に終わってしまいました・・・。
本作は原作小説があるようで。
読んでみようかな。
≪点数≫
5点
(23.08.20鑑賞)

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