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No.2136 『BLUE GIANT』
No2136 『BLUE GIANT』
2023年制作 邦
監督:立川 譲

≪キャッチコピー≫
『二度とないこの瞬間を
          全力で鳴らせ』

≪ストーリー≫
仙台に暮らす高校生・宮本大。ジャズに魅せられてテナーサックスを始めた彼は、来る日も来る日も河原でテナーサックスを吹き続ける。卒業を機に上京した彼は、ライブハウスで同世代のピアニスト・沢辺雪祈の卓越した演奏を聴いてバンド結成を持ち掛ける。取り合わない沢辺だが、聴く者を圧倒する宮本のサックスに胸を打たれて話に乗り、さらに宮本の熱意に感化されてドラムを始めた高校の同級生・玉田俊二も加わって“JASS”が結成される。日本のジャズシーンを変えようと、彼らはまい進していく。

≪感想≫
人気漫画を映画化した本作。
原作も昔読んだことがあって、音楽が放つ熱量を見事に描いた作品といった印象。
ただ、内容はちょっと忘れちゃっているな。
もう一回読み直さなきゃ。

さてさて。

いやはや、凄い。
圧倒的熱量。

お話自体は結構王道な感じでテンポ良く進んでいく。
ご都合主義にも見える展開は原作をギュッとしているせいか。
引っかかる部分もちらほらあったんです。

ただね・・・。
そんな不満もあまり補うライブシーンの数々。
音楽の素晴らしさ。
そこに映るキャラクターの情熱。
それをしっかりと視覚的に見せてくれる演出の妙。

漫画だけでは描けない部分を映画として描いている。
こりゃあ本当に凄い。

以前「スラムダンク」を観た時もアニメ映画の進化を見せつけられた気がしましたが
本作もそんな印象。

視覚と聴覚をめちゃくちゃ刺激してくる。
とにかく目の前の彼らが凄い演奏をしているんだなとわからせる。
とにかく目の前の彼らから目が離せないし、耳を外せない。
ライブとも少し違う。
これはやっぱり映画でありエンタメである。

クライマックスのライブシーンは本当に凄まじかった。
恐らく所々に出てくるキャラクターが涙するシーンは、
その背景に何かがあったのでしょう。
きっと、そこは漫画で描かれているんでしょうね。
ただ、そんなの関係ないない。
演出と見せ方で、何もわからなくても脊髄反射的に
ボロボロと泣かされる。

正直、音楽的センスなんて皆無の私。
ジャズとは何かもわからない。
それでもそこに映る人たちに。
それでもそこに流れる音楽に。
心が震え滾る。

本作を観て、JAZZを始める人が出るんじゃないかなぁ。
それぐらい観ている人を惹きつける魅力的な傑作。
いやぁ・・・しかし素晴らしい音楽映画。
アニメ映画でした。

とにもかくにも原作を読まなくちゃ。

≪点数≫
  10点
                                           (23.03.20鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)