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No.2146 『ロストブレット -窮地のカーチェイス-』
No2146 『ロストブレット -窮地のカーチェイス-』
2020年制作 仏
監督:ギヨーム・ピエレ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
整備士リノは、借金で苦しむ弟分カンタンを手助けしようと、改造車を使った強盗を計画するも失敗に終わり、刑務所に収監されることになった。

≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。

フランス産バリッバリのカーアクション映画。

主人公のリノはまるでジェイソン・ステイサム。
を、少しガリガリにした感じ。

内容もなんとなくですがジェイソン・ステイサム主演の
トランス・ポーター」シリーズを彷彿とさせる。

ドライビングテクニックやアクションについても動けるし楽しい。
バトルアクションはスマートではなくガムシャラな印象。
彼のルックに合っていてとても満足。

お話しについては汚職警官の裏切りや陰謀ってな感じで、
どこかで観たことのある内容。
あるあるってな感じ。

90分程度ととても観やすい上映時間。
お暇な時に、頭からっぽで観れる内容。
良いですねぇ・・・。

そんなこんなで。
ルックも内容も既視感バリバリだけど、一定のクオリティと
キャラクターの魅力も相まってとても楽しめました。
驚きはありませんでしたが、これはこれで良し。

最後の着地は続編を匂わせる終わり方。
調べてみると案の定、2作目がありました。
ちょいと観てみるか・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (23.04.21鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2145 『ザ・ビッグ4』
No2145 『ザ・ビッグ4』
2022年制作 インドネシア
監督:ティモ・ジャイアント

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
4人の殺し屋は裏稼業から足を洗い、平穏な日々を過ごしていた。 だが、野放しの殺人犯を追い続ける生真面目な警察官との出会いをきっかけに、4人は殺るか殺られるかの世界に舞い戻る。

≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。

インドネシア発大バカアクション映画。

いやぁー楽しかったです。

いききった大バカアクションの連続。
見ていてとても気持ちが良かったですよ。

とにかくバイオレンスたっぷりの大バカアクション。
敵の死に方が最高なんですよね。
顔面が吹っ飛んだりして血みどろブッシャーな演出。
ありえない演出の数々に
「これこれ!!」
感が否めない(笑)
アクションはとにかく見応えがあって大満足でした。

キャラクターも立っていて良かった。
僕的にはやっぱり戦う女性が好きなのでイカれたバトルクイーンのアルファが
カッコ良かったな。
敵の女性秘書のアロも良かった。
主人公的役割のトパン。
彼もめちゃくちゃ動けるし、クライマックスのスコーピオンとのアクションシーンは
めちゃくちゃ見応えがあった。
正直、このアクションシーンだけは何度でも観たくなるぐらいフレッシュで
素晴らしかったです。

ここからは少しダメダメなところ。
単純に長かった(苦笑)
2時間20分程度の上映時間。
この手の作品なら90分程度がベスト。
アクションや演出の勢いが凄かったので突っ走ってほしかった。

おバカなコメディーについては少しハマらなかったかな。
まぁまぁまぁ。

そんな感じで。
インドネシア映画で思いつくのは「ザ・レイド」シリーズ。
あれも素晴らしいアクション映画でしたね。
ザ・レイドほど凄くなかったですが、一定の楽しさを堪能できた
大バカアクション映画でしたとさ。

終わり方的に続編がありそうな終わり方。
楽しみに待っております。

≪点数≫
  7点
                                           (23.04.17鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2144 『AIR/エア』
No2144 『AIRエア』
2023年制作 米
監督:ベン・アフレック

≪キャッチコピー≫
『伝説のシューズを誕生させた負け犬チーム、一発逆転の実話』

≪ストーリー≫
1984年。経営難に陥ったナイキで、ソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)はCEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)にバスケットボール部門の立て直しを命じられる。マイケル・ジョーダンというまだNBAデビュー前の新人選手に目を付けたソニーは、周りに反対されながらも彼に社運を賭けた依頼をする。

≪感想≫
大好きな「グッド・ウィル・ハンティング」の名コンビ。
マット・デイモンとベン・アフレックの共作。
ベン・アフレックと言えば「アルゴ」も素晴らしい作品でしたね。

今回は誰もが知るバスケの神様、マイケル・ジョーダン。
そんなジョーダンが履くバッシュ、エア・ジョーダン誕生のお話。

さてさて。
当時、バスケットシューズ業界では弱小企業であったナイキ社。
次年度の契約選手を探している中で担当のソニーはマイケル・ジョーダンに目をつける。
資金難にも己の情熱でどんどん周りを巻き込んでいく。
これがエンタメチックではなく淡々と少しづつ周りに火が灯っていく流れが
素晴らしかった。
時に影を見せつつ、最後には契約をゲットする件はやっぱりグッときましたよ。

そうそう。
本作ってコメディな部分もけっこうあって。
例えば、ジョーダン家族にナイキ社がプレゼンするシーン。
CEOフィルのセリフ口調のやり取りとか最高。
これぞダメなプレゼンのオンパレードで思わず苦笑い。
それがあってのソニーの熱いセリフが生きてきてこれまた胸アツ。

ソニーが契約を勝ち取るまでの過程は、自分も仕事をしていくうえで
とても大切な要素がたくさん詰まっているように思えました。
ちょっとモチベーションが上がったり。

一人よがりのプロジェクトも実は周りの人たちも関わっていて、それぞれの将来に
繋がっているんですよね。
それが組織ってなもんで。

ソニーとロブのやり取りも良かったなぁ。
ソニーとフィルのやり取りも良かったなぁ。
お仕事映画としてグッときましたよ。

クライマックス。
この作品の本質が浮き彫りになる。
スポーツ選手(個人)としての商品価値。
というかビジネスにおける個人の価値についてのお話でした。
それまでの、スポーツ選手の契約としては最初に大きな契約金をもらって終了。
というシステムだったが、ジョーダン以後においては、売り上げの一部も
報酬としてもらうという契約に。
最初、ジョーダンママとソニーとの電話のやり取りを観ていて、
「なんて銭ゲバなお母さんだ・・・。」
と思ったりもしたんですが。
実はそれは当然の権利であって。
ジョーダンは今後も自分で研鑽を高めて、メジャーになって、伝説となる。
そこには本人の努力がもちろん積み重なっていく。
そこに対しても報酬が得られるのは当然なんですよね。
逆にビジネスにおける個人価値が高まったというか。
これはこれで素晴らしいことだと思いましたよ。

そんなこんなで。
終盤までは激熱のお仕事映画。
クライマックスからは現代に繋がるビジネスモデル誕生のお話。
堪能いたしました!!
マット・デイモン&ベン・アフレック。
次はどんな作品を観せてくれるのでしょうか・・・。
楽しみです!!!!

≪点数≫
  8点
                                           (23.04.15鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2143 『レッスンプラン』
No2143 『レッスンプラン』
2022年制作 ポーランド
監督:ダニエル・マルコヴィッツ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ひとりの教師が謎の死を遂げた。後任に就いた彼の親友である元警官は、友人の死に関与していると思われるギャングに立ち向かうべく動き出す。

≪感想≫※大ネタバレあり
Netfrixオリジナル映画。

ポーランド産アクション映画。
潜入刑事が高校内に蔓延するドラック事情を解き明かすために
奮闘するっつーお話。

お話は置いといて・・・。

アクションが生っぽくて良かったです。
カメラワークや演出技術も成熟しすぎていない感じが
頑張っている感がでていてこれはこれで良かったです。
アクションの「型」を観ている感じ。
スタンダードなアクション映画をしっかりと見せてもらいました。

お話はまぁまぁまぁ。
大ネタバレですが、ドラッグを扱っているのが実は校長先生だったというオチは
ちょっとだけワクワクしました。

そんなこんなで。
B級臭たっぷりのアクション作品。
短めの時間なのでちょっと時間が空いた時にでも。
これまた短めの感想でこれにて御免!!

≪点数≫
  6点
                                           (23.04.08鑑賞)
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No.2142 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』
No2142 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』
2023年制作 米
監督:ジョナサン・ゴールドスタイン/ジョン・フランシス・デイリー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
さまざまな種族やモンスターが共存する世界、フォーゴトン・レルム。盗賊のエドガン(クリス・パイン)は相棒の戦士ホルガ(ミシェル・ロドリゲス)と共に、ある目的のための旅を始める。魔法使いのサイモン(ジャスティス・スミス)らも加わり、世界を脅かす悪の勢力を倒すべく、彼らは立ち上がる。

≪感想≫
いやぁとにかく楽しかった。

世界初のTRPGの「ダンジョン&ドラゴンズ」を映画化。

ゲームが基となるので、とにかくファンタジー感、冒険感が溢れていて
王道の娯楽大作に仕上がっておりました。

各キャラクターも見事に立っていて。
RPGに出てきそうなルックのキャラ達。
それぞれが克服すべき悩みを抱えていて、一つ一つ気持ちよく
乗り越えていくシーンは胸アツ。

僕はもちろんミシェル・ロドリゲス演じるホルガ推し!!
ルック、性格から強さまで何も言うことない。
ひたすら見てられるカッコ良さ。
最高でした。
主人公のエドガンとのバディ感も素晴らしかったし。
エドガンの娘キーラとの関係性も素晴らしかったし。
愛すべき完璧なキャラクター。

他にもダメダメ魔法使いサイモンも実は凄腕魔法使いだった的な展開も
楽しかったし。
ドルイドのドリックの色んな生物にトランスフォームしてのバトルや
アクションも観ていて楽しかった。
最後のドルイドがラスボス・ソフィーナをボッコボコにやっつけるシーンは
アベンジャーズ」のハルクがロキをやっつけるシーンを彷彿とさせて
笑っちゃった。

笑っちゃうと言えば、本作の世界観やテイストはとても軽くって観やすい。
バカバカしいギャグも楽しく観てられる。
僕が観ていた劇場では海外の方もたくさん鑑賞していたので、ゲラゲラと
笑い声がひびき渡っていました。

そうそう。
キャストでふと思ったのですが、ホルガの元旦那を演じていたのはブラッドリー・クーパーかな。
似てたんだよなぁ・・・。
ヒュー・グラントも出ていたしキャストは何気に豪華でした。

思い返すと本当にゲームをやっているような感覚。
良い意味でベタな展開とベタなアクション。
七転び八起き的なお話は観ていてとても気持ち良い。
お約束的なクライマックスもなんだかんだで泣かされる。
最高ですね。

一つだけ不満点。
最後の最後まで楽しく鑑賞。
余韻に浸っていると、エンドロールで急に日本語の歌が・・・。
ありゃ、なんだ????
一気に冷めちゃいましたよ。
大人の事情でごり押しされた歌を入れ込むのは誰も得しないと思うんだけどなぁ・・・。
残念。

そんなこんなで。
これを劇場で観なきゃそんそん。
肩ひじ張らずにポップコーン片手に鑑賞できる娯楽大作。
また彼らに会えるかな。
またホルガに会いたいな。
続編希望。

基となるTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)の「ダンジョンズ&ドラゴンズ」。
ネットフリックスの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」でも登場していたし、
以前から興味があるのですが・・・。
めちゃくちゃやってみたい・・・。
誰か教えてくれないでしょうか。

≪点数≫
  9点
                                           (23.04.07鑑賞)
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No.2141 『キル・ボクスン』
No2141 『キル・ボクスン』
2023年制作 韓
監督:ピョン・ソンヒョン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
暗殺請負業者・MKエンターテインメント所属の殺し屋であるキル・ボクスン(チョン・ドヨン)は、思春期の娘を持つ母親でもある。子育てに悩む彼女は娘との関係修復を最優先に考え、契約更新のタイミングでこの業界から足を洗うことを決意する。だが、引退の意思を示す前にある任務が彼女に舞い込んできて、それにはある秘密が隠されていることが発覚する。

≪感想≫
Netfrixオリジナル映画。

今回は韓国産アクション映画。

凄腕カリスマ殺し屋のボクスン女史は
思春期を迎える一人娘の取り扱いに困っていた。
殺し屋稼業の引退を考えていた矢先に・・・。

とにかくアクションがカッコいい。
殺し屋アクションと言えば思いついたのがキアヌ・リーブス主演の
ジョン・ウィック」シリーズ。
あそこまでキレッキレではありませんでしたが、撮り方も相まって
結構、アガりましたよ。
中盤の居酒屋での身内内バトルは最高でした。

ただねぇ。
あそこのバトルに至る過程が唐突過ぎて少しげんなり。
だってさぁ・・・あんなに仲の良さそうな殺し屋同士が本当に
あっさり殺し合いを始めるなんてねぇ・・・。
都合良すぎでしょう。
新人殺し屋だけ味方になるけど、普通、逆でしょ。
ベテランの方が先読みできるっしょ。
特にあのじじぃ殺し屋の最期は最高に笑っちゃいましたよ。

そんなこんなで。
戦う女性はやっぱり素敵です。
キル・ビル」も思い出したかな。

主演のチョン・ドヨンさん。
なんと御年50歳。
カッコ良い!!

そうだ、ファン・ジョンミンも出ていました。
たどたどしい日本語が良き。

≪点数≫
  6点
                                           (23.04.02鑑賞)
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No.2140 『別れる決心』
No2140 『別れる決心』
2022年制作 韓
監督:パク・チャヌク

≪キャッチコピー≫
『疑惑がふたりを
     惹き寄せ
 愛がふたりを
     引き裂いた』

≪ストーリー≫
生真面目な刑事ヘジュン(パク・ヘイル)は、ある男性が山で転落死した事件を捜査することになる。取り調べを進める中、彼は被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)に疑念を抱くようになるが、謎めいた彼女に惹(ひ)かれる気持ちを抑えることができずにいた。一方のソレもまた、ヘジュンに特別な感情を抱く。

≪感想≫
とにかく情報量の多い作品。
セリフで説明もなくお話やシチュエーション、カメラワークも
ガンガン変わっていくので正直、ついていけない部分もちらほら。

最後はこんな着地なのかな・・・と思っていたら展開が。
それならこんな着地なのかな・・・と思っていたら展開が。
最後の最後まで読めない展開。

お話的にも食い入るように鑑賞できたサスペンス映画。

鑑賞後、色々な人の感想を読んでお勉強。
なるほど!!
そういう事なのね。
もやがかった自分の感想にはっきりと輪郭が現れる。

ソレの言動。
ソレの行動。
ラストの選択。
彼女は永遠にヘジュンの心に残り続ける。

とても切ない純愛映画。

カメラワークや演出も特徴的でした。
ヘジュンがソレを監視するシーン。
ソレの横に座って覗いているような演出。
ヘジュンがソレを尋問するシーン。
第三者の目的なカメラワーク。

一つ一つの演出にこだわりや意味が垣間見える。

本作の監督はパク・チャヌク。
以前観た「オールド・ボーイ」や「お嬢さん」の監督さん。
なるほどねぇ・・・。

そうそう。
主演のソレを演じたタン・ウェイさん。
とても美しい方でしたねぇ。
素晴らしかったです。
キャストで言うと、ヘジュンが2番目の町の相棒の女性刑事の顔。
良い「顔」していたなぁ。

何度も書きますが、恐らくパク・チャヌクの一つ一つのこだわりが
つまった良作。

くっそー・・・。
一回観ただけでは分からなかった・・・。
とりあえずもう一回観たい。

良作なのは間違いない。
観た人、好事家からネタバレ解説を聞いて語り合いたい。

≪点数≫
  7点
                                           (23.04.02鑑賞)
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No.2139 『ガンパウダー・ミルクシェイク』
No2139 『ガンパウダー・ミルクシェイク』
2021年制作 仏/独/米
監督:ナヴォット・パプシャド

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
クライム・シティの暗殺組織に所属する女殺し屋サム(カレン・ギラン)は、ある夜標的の娘であるエミリー(クロエ・コールマン)を保護したことで、組織から追われる身となってしまう。襲い掛かってくる刺客たちをかわし夜の街を疾走する二人は、元殺し屋の3人の女たちが運営する図書館に駆け込む。そこは本だけでなく、数多くの銃火器が隠されている武器庫でもあった。

≪感想≫
良かったところ。
とにかく戦う女性たちがカッコ良かった。
キャストが良い塩梅だったんですよね。
例えば今や飛ぶ鳥を落とす勢いのミシェル・ヨーのアクションは言わずもがな。
僕的にはサムの母親スカーレットがカッコ良かったな。
演じたのはレナ・ヘディ。
どこかで見たことあるなぁと思ったら傑作ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の
逞しい王女サーセイ・ラニスターだ!!
彼女たちがスタイリッシュにバッチバチに決まったアクションを繰り広げるのは
やっぱり観ていて痛快、爽快で。
とても気持ち良かったですよ。

図書館を舞台にバトルするシーンがあったんですが、そこで色んなアイテムが
隠されている本たち。
本のタイトルにちなんだアイテムが隠されていて、これも何となく洒落た
演出でワクワクしながら観ることができました。

全体的にはスカッとスタンダードな気持ちの良い作品。

ただね。
ちょっと納得がいかない部分があって。
大まかなお話の流れがなぁ・・・。
結局、みんなが主人公のミスに巻き込まれた感があって。
そもそも、彼女もさらに上の奴らに命令されて
行動していたのは分かるんです。
それにしても例えばエミリーの父親を殺してしまってエミリーと普通に
仲良くなる件とかちょっとなぁ。
例えば、マデリンの死とかも。
どうしてもここら辺が引っかかったかな。

恐らく大きなテーマは「女性の自立」なんでしょう。
分かるんですがちょっと無理矢理っぽくて腑に落ちませんでしたよ。

そんなこんなで。
アクション的には最高の作品。
キャラ的にも素敵な作品。
お話がちょっとダメダメな作品。
でしたとさ。

≪点数≫
  6点
                                           (23.04.01鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2138 『シン・仮面ライダー』
No2138 『シン・仮面ライダー』
2023年制作 邦
監督:庵野 秀明

≪キャッチコピー≫
『変わるモノ。
  変わらないモノ。
    そして、変えたくないモノ。』

≪ストーリー≫
“人類を幸福に導く”と謳う組織〈SHOCKER〉によってバッタオーグに改造された本郷猛は、緑川弘博士とその娘、緑川ルリ子とともに組織を裏切り、逃亡する。追ってくる敵を“プラーナ”によって得た力で殺してしまったことに苦悩する本郷。しかし、緑川弘が殺され、死に際にルリ子を託されたことで、『仮面ライダー』を名乗りルリ子と共に〈SHOCKER〉と戦うことを決意する。

≪感想≫
庵野英明監督の「シン・〇〇」シリーズ。
エヴァンゲリオン、ゴジラ、ウルトラマン。
実はわたくし未見で。

基となる仮面ライダーシリーズは仮面ライダーBLACK世代の私。
そんなにライダーについても情弱な私。

そんな色々と弱者な私ですが今回、いざ劇場にて観てまいりました。

さてさて。
これぞ庵野印!!・・・なのか???

とにかくクセがスゴいといった印象。
例えばカメラ割りやカメラワークのクセ。
人物のアップが多かったり、カット割りが細かかったり、
ルックもなんだか変。
敢えてなのか、画質が粗い映像があったり。

例えば演出、キャラクターのクセ。
全体的にセリフが棒読みのキャラクター達。
これもクセが凄い。
セリフも嘘っぽくてクセが凄い。

例えばアクションシーンのクセ。
冒頭数分で血みどろブッシャー的なバイオレンス描写。
アクションシーンについてもカメラワークのクセのせいか、凄い特徴的な
ルックに仕上がっていたように感じましたよ。

とにかく全体的に変ではないんですが突飛な印象。
なるほどねぇ・・・。

そうだ。
ライダーが乗るサイクロン号。
良い塩梅でカッコ良かったなぁ。
良い意味でメカメカしていて素敵でした。
あと、カメラワークで言うと恐らく原作リスペクト演出なのでしょうが
ライダーキックの決まり過ぎるカット!!
めちゃくちゃカッコ良かったです!!

そうそう。
エンドロールで知ったのですが結構豪華キャストだったんですね。
中村トオルさんとかどこに出てたんだろう。
松坂桃李くんとかどこに出てたんだろう。
大森南朋さんとか・・・。

これまた良い意味でキャストも立たせ過ぎていない感じがクセスゴでしたね。

お話について。
これは純度何%ぐらいだろう。
ライダー2号との関係性や、1号の最期。
どこまで原作とマッチしているのか。
気になるなぁ・・・。

もひとつ。
エンドロールのテーマソング3曲がめちゃくちゃ良かった。
エモくってテンションがじわじわ上がる感じ。
これぞ王道の特撮ヒーローソング!!ってな感じがね。
ちょっとサントラ買いたくなっちゃった。

そんなこんなで。
大クセ庵野監督シン・シリーズ映画最新作。
ゴジラ、ウルトラマンも観なきゃなぁ。

≪点数≫
  8点
                                           (23.03.28鑑賞)
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No.2137 『ケイコ 目を澄ませて』
No2137 『ケイコ 目を澄ませて』
2022年制作 邦
監督:三宅 唱

≪キャッチコピー≫
『逃げ出したい、でも諦めたくない』

≪ストーリー≫
生まれつきの聴覚障害により両耳とも聞こえないケイコ(岸井ゆきの)は、下町の小さなボクシングジムで日々練習に励んでいた。彼女はプロボクサーとしてリングに立ち続けながらも、心中は不安や迷いだらけで、言葉にできない葛藤を募らせていた。「一度、お休みしたいです」とジムの会長(三浦友和)宛てにつづった手紙を渡せずにいたある日、彼女はジムが閉鎖されることを知る。

≪感想≫
一人の人間の日常を描いた作品。
誰の日常でも、それぞれの環境やそれぞれの生い立ち、キャラクターで
変わってくるもので。
そこに映る女性(ケイコ)がたまたま聾者であって。
たまたまボクシングをしている女性であって。
本当にフラットに描かれている印象。
特別視せず脚色せず、平等に映し出される彼女の生活。
だからこそ社会における彼女の立ち位置がよくわかるというか。
それは女性として。
それは障がい者として。
それは一人の若者として。
彼女の表情がとても刺さる。
ちょっとドキュメンタリー作品っぽいような。
いや、やっぱりドラマ、映画としてもとても素晴らしいか。

しっかりと現代社会を反映させているのも良かった。
コロナ禍のマスク生活とか。
老舗のボクシングジムが新しい波に飲み込まれていく様とか。

静かに描かれる日常。
そこには痛みや苦しみ。
だけではなく、周りの人たちの優しさも。
じんわりくる穏やかな映像。

ビジュアル的にも「美し」かったなぁ・・・。

あとは何といっても。
主演の岸井ゆいのさんがとにかく素晴らしかった。
三浦友和さんも素晴らしかった。
ジムの先輩トレーナーコンビも素晴らしかった。

とても穏やかだけど震える良作。

とにもかくにも。
上映当時から巷ではとても評判になっていた本作。
噂に違わぬ良作でした。

調べてみると、本作のケイコにはモデルがいるんですってね。
小笠原恵子さんというお方。
実際に聾者でプロボクサーになっているみたい。
なるほどねぇ・・・。

本作はボクシング映画とは違ったけど、女性を主人公にしたボクシング映画
百円の恋」あたりを思い出しました。
ありゃあ良い作品だったなぁ。
あと、クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」あたりも。
あれも良い作品だったなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (23.03.26鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2136 『BLUE GIANT』
No2136 『BLUE GIANT』
2023年制作 邦
監督:立川 譲

≪キャッチコピー≫
『二度とないこの瞬間を
          全力で鳴らせ』

≪ストーリー≫
仙台に暮らす高校生・宮本大。ジャズに魅せられてテナーサックスを始めた彼は、来る日も来る日も河原でテナーサックスを吹き続ける。卒業を機に上京した彼は、ライブハウスで同世代のピアニスト・沢辺雪祈の卓越した演奏を聴いてバンド結成を持ち掛ける。取り合わない沢辺だが、聴く者を圧倒する宮本のサックスに胸を打たれて話に乗り、さらに宮本の熱意に感化されてドラムを始めた高校の同級生・玉田俊二も加わって“JASS”が結成される。日本のジャズシーンを変えようと、彼らはまい進していく。

≪感想≫
人気漫画を映画化した本作。
原作も昔読んだことがあって、音楽が放つ熱量を見事に描いた作品といった印象。
ただ、内容はちょっと忘れちゃっているな。
もう一回読み直さなきゃ。

さてさて。

いやはや、凄い。
圧倒的熱量。

お話自体は結構王道な感じでテンポ良く進んでいく。
ご都合主義にも見える展開は原作をギュッとしているせいか。
引っかかる部分もちらほらあったんです。

ただね・・・。
そんな不満もあまり補うライブシーンの数々。
音楽の素晴らしさ。
そこに映るキャラクターの情熱。
それをしっかりと視覚的に見せてくれる演出の妙。

漫画だけでは描けない部分を映画として描いている。
こりゃあ本当に凄い。

以前「スラムダンク」を観た時もアニメ映画の進化を見せつけられた気がしましたが
本作もそんな印象。

視覚と聴覚をめちゃくちゃ刺激してくる。
とにかく目の前の彼らが凄い演奏をしているんだなとわからせる。
とにかく目の前の彼らから目が離せないし、耳を外せない。
ライブとも少し違う。
これはやっぱり映画でありエンタメである。

クライマックスのライブシーンは本当に凄まじかった。
恐らく所々に出てくるキャラクターが涙するシーンは、
その背景に何かがあったのでしょう。
きっと、そこは漫画で描かれているんでしょうね。
ただ、そんなの関係ないない。
演出と見せ方で、何もわからなくても脊髄反射的に
ボロボロと泣かされる。

正直、音楽的センスなんて皆無の私。
ジャズとは何かもわからない。
それでもそこに映る人たちに。
それでもそこに流れる音楽に。
心が震え滾る。

本作を観て、JAZZを始める人が出るんじゃないかなぁ。
それぐらい観ている人を惹きつける魅力的な傑作。
いやぁ・・・しかし素晴らしい音楽映画。
アニメ映画でした。

とにもかくにも原作を読まなくちゃ。

≪点数≫
  10点
                                           (23.03.20鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)