fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.2130 『THE MOLE ザ・モール』
No2130 『ザ・モール』
2020年制作 ノルウェー/デンマーク/英/スウェーデン
監督:マッツ・ブリュガー

≪キャッチコピー≫
『この男、
ヤバすぎる――。』

≪ストーリー≫
デンマークの元料理人ウルリク・ラーセンさんはコペンハーゲン出身の元麻薬密売人と組み、彼を架空の石油王に仕立てて北朝鮮に潜入する。武器や麻薬を製造し、各地へ密輸する北朝鮮の犯罪組織の中核へと、二人は長い時間をかけて近づいていく。組織の関係者らと商談を重ね、徐々に信頼を得ていった彼らは、ひそかに進められる兵器と麻薬の密造工場建設計画に深く関わっていく。

≪感想≫
久しぶりのドキュメンタリー映画。

謎の国、北朝鮮へ10年間スパイ活動したデンマーク人のお話。

いやぁ~、とても映画的なお話。
事実は小説より奇なりなんて言葉がありますがまさに。

ほとばしる緊張感。
恐らくこの主人公のウルリクさんってド素人なんですよね。
そんな一般ピーポーのウルリクさんが地元の北朝鮮団体に入会してどんどん北朝鮮色に染まっていく。

中盤の北朝鮮の2人組とのホテルでの会合シーンはしびれました。
その後の、能面の男が加わっての会合もやばかった。
恐らくバレたら一発アウトの状況。
ヘタな映画やドラマなんかよりもよっぽど緊張感のあるシーンでしたよ。

最後のネタバラシのシーン。
これまで仲間と思っていたウルリク氏がアレハンドロに真実を告げる。
あのアレハンドロの表情の変化からの通信を切る件。
こわっ!!!!

ふと思う。
彼は今後どういう生活を送っていくのだろう。
10年間も緊張感の中、生き続けていてアドレナリンが出っぱなし。
しかも家族にそのスパイ活動をしていたことを言っていいなかったんですよね。
案の定、奥さんはめちゃくちゃ呆れてキレて。
そりゃそうだよなぁ・・・。
変な話、彼はこの後、北朝鮮関連の奴らに命を狙われても良いような事を
やらかしたんじゃないかなぁ。
恐ろしや・・・。
例えば本人的にもスリルのある生活から抜け出せなくなるんじゃないか・・・。
例えば本人が本当に北朝鮮に魅力を感じてしまっていたら・・・。
恐ろしや・・・。

あと、ウルリクの相棒的ポジションのジェームス!!
こいつもまた食わせもんで凄かったなぁ。
こいつに関しては、前科持ちなので肝が据わっていて最高なやつ。

そんなこんなで。
これ本当のお話なんだよなぁ・・・。
色々考えると結構穴だらけのお話で。
いつバレてもおかしくないスパイ活動は緊張感たっぷりでハラハラドキドキ。

しっかし、北朝鮮という国は本当にどういう国なんだろう。
そこに住む人たちはどういう思想でどういう生活をしているんだろう。
ネット上に流れている情報はどこまで本当なのだろう。
俄然興味が湧いてきた。

≪点数≫
  8点
                                           (23.02.26鑑賞)
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!

スポンサーサイト



映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)